アロエの育て方と栽培方法|土づくりと肥料の与え方、増やし方も
1.挿し木
アロエを挿し木で増やすなら、仕立て直しと併用するとよいでしょう。仕立て直しはアロエの草丈が伸び、下の葉が落ちたときに草姿のバランスを取るために行います。株を上から30cmほど切り落とし、挿し木に利用しましょう。残った下の株はそのままにしておくと、やがて新芽を出します。
挿し木の適期は5〜9月です。仕立て直しで切り取った株は日陰に2〜3日置き、切り口が腐ってしまわないよう十分に乾かしましょう。その後土を入れた鉢に株をしっかりと挿し、倒れないように支柱を立てて支えてあげます。
2.株分け
アロエの株分けは、植え替えと同時にするのがよいでしょう。株を土ごと鉢から抜いたら、根を切らないように親株の周りにある子株を手ではずします。
子株についた古い土をやさしく落とし、根を乾かさないようにすぐに別の鉢に植え付けましょう。水やりは、株分けの1週間後くらいを目安にします。
アロエを育てるときの注意点
アロエの生育期間である春〜秋にかけては、カイガラムシとアブラムシに気をつけましょう。お世話のときには葉の裏までチェックし、見つけ次第駆除します。
アロエは病気には比較的強い植物ですが、害虫を媒介してウイルスやボトリチス菌におかされることも。鉢は日当たりと風通しの良い環境に置いてやり、病気を防ぎましょう。
アロエと相性のよい寄せ植えの植物
アロエは、ほかの多肉植物との寄せ植えも楽しめる植物です。アロエと同じ夏型の多肉植物であるサボテンやカランコエ、ユーフォルビア、セダムやユーフォルビアなどが向いています。
小型種の寄せ植えをガラス鉢や陶器につくったり、小さな鉢を複数トレイに並べたりするとおしゃれなディスプレイにもなります。
まとめ
アロエは丈夫で育てやすく、園芸初心者にも向いている植物です。ちゃんと手入れしてやれば、長い間きれいな緑色の葉を楽しめ、挿し木や株分けで増やすこともできます。アロエは適切に肥料を与えるとより丈夫に育つので、やり過ぎに気をつけつつ追肥するとよいでしょう。