ひまわりの種まきの仕方を解説。手順や栽培ポイントを理解しよう

2020 11/18
ひまわりの種まきの仕方を解説。手順や栽培ポイントを理解しよう

ひまわりの種まきはどのようなタイミングで行うとよいのでしょうか?夏にぴったりのひまわりを、元気に咲かせるポイントについて紹介します。ひまわりの基礎知識をはじめ、種まきに必要な道具や種まきのコツ、管理の仕方などを見ていきましょう。

目次

ひまわりの種まきの基礎知識

ひまわりの種まきの基礎知識

ひまわりの花をきれいに咲かせるためには、種まきの基礎知識や正しい方法を知ることが大切です。ぜひポイントを押さて、自宅の庭にも植えてみましょう。

種まきは4~6月

ひまわりの種まきは、春になり暖かくなった4~6月ごろが適期です。気温が『20~25℃』くらいになると芽が出始め、夏には大きな花を咲かせます。

温暖な地域では4月下旬ごろに、寒い地域では5月ごろにまき、遅くとも7月までには種まきをします。

開花までは2~3カ月、満開は8月ごろが多い

ひまわりは7月ごろから咲き始め、8月に見頃を迎え、9月中旬ぐらいまでは花の鑑賞を楽しめます。このように、種まきから開花までは『2~3カ月ぐらいかかる』ということを覚えておきましょう。

また、温暖な地域ほど開花期間が長い傾向にあります。そのため、沖縄や九州といった温暖な地域では、種まきの時期をずらしながら11月ぐらいまでひまわりを楽しむことも可能です。

反対に、北海道や東北など寒いの地域では開花期間が短く、8月いっぱいぐらいまでで見頃が終了します。

ひまわりを育てる準備

ひまわりを育てる準備

夏に向けてひまわりを育てるなら、春前までに準備が必要です。育てるひまわりの種類を決定し、種類に合わせた道具を用意しましょう。事前に用意することで、スムーズな種まきや管理が可能です。

鉢植えにするならミニひまわり

ひまわりはさまざまな種類があるので、成長後の大きさを参考にして選びましょう。花壇の主役にしたいなら、大きな品種がおすすめです。高さ2mに達するものもあり、地植えならではの存在感が出ます。

鉢植えで育てたいと計画しているなら、高さ30cmほどの『ミニひまわり』がぴったりです。寄せ植えもできるタイプなので、コンパクトに育てられます。

花の色は、定番の黄色の他、黒・茶・白などがあり、好みや庭のテイストに合わせて選択可能です。また、咲き方のバリエーションも、シンプルな一重のものから、ボリューム感のある八重咲きまでいろいろあります。

プランターや土など準備するもの

育てる種類が決まったら、必要なものを準備します。大きなひまわりを育てる場合は、庭や花壇のスペースをあけて用意しましょう。ミニひまわりの場合は、好みの『プランター』や『鉢』が必要です。直径30~40cmぐらいあれば、ほとんどの種類が栽培可能です。

鉢で育てるなら、水はけを良くするために『鉢底ネット』と『鉢底石』も用意します。また、土を入れるための『スコップ』や、植え付けるための『土』を用意すれば準備完了です。

種から育てる手順

種から育てる手順

ひまわりは、種からでも比較的簡単に育てられます。ここでは種のまき方から開花後の手入れまで、順を追って見ていきましょう。

種まきは直まきがおすすめ

根が真っすぐに地中に伸びていくひまわりは、『根の傷に弱い』という性質があります。中心の太い根が傷つくと、成長できなくなることもあるのです。

そのため、植え替えをするのではなく、花壇や鉢に直接種をまく『直まき』という方法が向いています。深さ1~2cmの穴をあけて種をまき、そのまま育てる形です。穴には2~3粒の種を入れます。

また、ひまわりの種は光が直接当たっていると発芽しない『嫌光性』というタイプです。発芽が成功しやすくなるように、しっかりと土をかぶせましょう。種まきが終わったら、たっぷり水やりをします。

育苗から定植

苗を育てて植え付ける方法もあります。まずは、直まきと同じようにビニールポットに種まきをして、苗を育てましょう。発芽までの約1週間は、常に土が湿った状態をキープします。

本葉が出始めたら、1週間に1度のペースで液肥を与えましょう。葉が開いたら、元気な芽を1ポットにつき1本残して間引きます。3週間ほどかけて苗を育て、ポット全体に根が回ったら植え付けの時期です。

根が傷つくと生育不良の原因になるため、植え付けるときには根に触れないようにします。このとき、水はけが良い土を使用すると育ちやすいでしょう。地植えの場合には地面をよく耕すこともポイントです。

開花後の手入れ

ひまわりは、上部に大きな花を咲かせます。特に大きな種類の場合、花が重く倒れることもあるため、支柱による支えが必要です。

また、ミニひまわりのようにたくさんの花が咲く品種は、咲き終わった花をそのままにしておくと株が弱る原因になります。終わった花はカットして、株が弱るのを防ぎましょう。

梅雨が終わり、花が開き始める時期には、雨が少なく乾燥がひどくなることもあります。乾燥が続くと下葉が落ちる原因になるため、水やりに加えて地面を覆うマルチングで乾燥を防ぐことも大切です。

管理のポイント

管理のポイント

ひまわりを元気に育てるには、日当たりや温度の管理も重要です。丈夫な花ではありますが、環境を整えることで色鮮やかな花がきれいに咲きやすくなります。

置き場所と日当たり

ひまわりは『太陽の光』が大好きな花です。日光をたっぷり浴びることで成長する植物なので、日当たりの良い場所で育てましょう。日当たりが悪い場所で育てると、茎が細くなったり、葉が黄色く変色したりすることがあります。

ただし、日当たりの良い場所では乾燥にも注意が必要です。土の表面が乾いたら、たっぷりの水を与えて乾燥を防ぎましょう。

水や肥料の与え方

水やりの基本は、土の表面が乾いたらたっぷりの水を与えることです。

特に、開花期の夏は日差しが強く乾燥しやすい季節のため、朝晩の水やりをしっかり行いましょう。水切れしないように管理することで、夏の間中元気に咲き続けます。

肥料の与え方は、『化成肥料を月1回』が目安ですが、与え過ぎには注意しましょう。ひまわりは土からぐんぐん養分を吸収するため、肥料焼けを起こしやすいです。

また、花を付け始める季節には、肥料を切り替えます。窒素の多い肥料からリン酸の多い肥料にすることで、花付きが良くなるでしょう。

病害虫の対策

梅雨時期に発生しやすい病気は、葉が黄色く変色して枯れる『ベト病』です。葉脈の部分に菌が付着して起こるベト病は、風通しの良い場所で栽培することで繁殖を防げます。

梅雨時期には害虫の『ナメクジ』が多く発生し、葉・茎・つぼみなどに被害を及ぼすかもしれません。予防にはコーヒー殻や木酢液が効果的です。発生した場合には、ピンセットや割り箸でつまんで駆除しましょう。

葉の裏に寄生して植物を弱らせる、『ハダニ』の発生にも注意が必要です。水に弱い害虫なので、水やりで予防できます。株元だけでなく、葉にも水がかかるようにすると効果的です。

まとめ

ひまわりは種まきでも育てやすい花です。4~6月を目安に、発芽に適した20~25℃の気温で種まきをしましょう。光が当たると発芽しない性質があるため、種をまいたらしっかりと土をかぶせるのがポイントです。

苗を育ててから植え付けるときには、根を傷つけないように注意します。根の傷は発育に悪影響を及ぼすことがあるため、触れないように慎重に植え付けましょう。

日当たりと風通しの良い場所を選んで栽培すると、病害虫の影響を受けずに育てやすくなります。開花期にはたっぷりの水を与えて、元気な花を咲かせましょう。

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