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観葉植物の適切な水やり方法。季節別のタイミングなどをご紹介

観葉植物を預かってくれるショップも

「海外に長期出張がある」「マンションの大規模修繕工事でベランダに観葉植物が置けない」というときは、専門業者の助けを借りましょう。

『観葉植物の預かりサービス』は、店舗で鉢を引き取り、品種に合わせた環境のもとで保管します。

水やりの不安が解消するだけでなく、湿度・温度・光量もしっかりと管理してもらえるので、「弱っていた植物が元気になった」というケースもあるようです。

業者を選ぶときは、豊富な知識や経験があるのはもちろん、温室施設や屋外圃場など、設備が充実しているところを選びましょう。

水やり不要の観葉植物はある?

観葉植物を枯らせてしまうのが心配な人や、長期不在が多い人は、どんな観葉植物を選べばいいのでしょうか。

残念ながら『水やりが不要の植物』は存在しません。しかし、水やりを頻繁にしなくてもよい観葉植物は存在します。諸事情により水やりができない場合は『フェイクグリーン』を使うのも手です。

乾燥に強い観葉植物が存在

観葉植物の多くは、亜熱帯~熱帯が原産で、ある程度の耐乾性があります。しかし、中には乾燥により強い植物や乾燥気味にした方がトラブルが少ない植物が存在します。

その代表格が多肉植物やサボテンですが、葉の美しさを楽しみたいという人は、以下のような品種を選んでみましょう。

パキラ

『パキラ』は中南米原産のアオイ科の植物で、丈夫で乾燥に強いのが特長です。手を広げたような掌状の葉からはイキイキとした生命力を感じるでしょう。幹は三つ編みや五つ編みなどの幹編みが楽しめるので、インテリアとしても人気があります。

水やりは土が完全に乾いてからたっぷりと水を与え、冬は根腐れを防ぎ、耐寒性を高めるためにも水やりを少し控えましょう。

パキラの葉が黄色くなってきたり、葉が落ちたりする現象が見られたら、日照不足や根腐れ、葉焼けの可能性があります。寒さには弱いので、冬は部屋の中で管理してください。

オーガスタ

バナナの葉に似た大きな葉に、しなやかで長い茎を持つ『オーガスタ』は、マダガスカルや南アフリカが原産です。

植物には根から水を吸い上げ、葉から蒸散させる『蒸散作用』がありますが、大きな葉を持つオーガスタは特にその作用が大きく『天然の加湿器』ともいわれています。

乾燥に強く、耐陰性もあるため、初心者でも育てやすい植物として人気です。水は土が完全に乾いてからたっぷりと与え、時々葉水をするとハダニが防げます。

注意する点は『葉焼け』です。直射日光に当てたり、日照時間が長すぎたりすると、大きな葉の先が割れてくるので、レースカーテンごしの明るい日陰で育てましょう。

クオリティの高いフェイクグリーン

『フェイクグリーン(造花)』は、水やりや手入れが不要で、枯れることも虫が発生することもありません。1人暮らしの小さな部屋や病院、サロンなどさまざまな場所で用いられています。

中でもおすすめなのが『光触媒加工(光触媒塗料)』がほどこされたフェイクグリーンです。光触媒塗料の『酸化チタン』は、太陽光や蛍光灯の光が当たると化学反応を起こし、空気中の有害物質を分解します。

臭いや室内汚染の原因となるウイルスや雑菌、ホルムアルデヒドも分解することから、小さい子どもや年配者のいる家庭でも重宝するでしょう。

生きた植物が置けないシチュエーションでは、目にも環境にも優しいフェイクグリーンを活用してはいかがでしょうか。

こちらの記事では乾燥に強いエアプランツなどの植物も紹介しています。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

まとめ

観葉植物の普段のお世話はほとんどが『水やり』です。タイミングを見計らなければならないので、最初は難しいと感じるかもしれませんが、毎日お世話をしていると状態が分かるようになってきます。

「手をかける時間がない」という人は、最小限の手入れでも育つ丈夫な植物を選ぶか、フェイクグリーンを取り入れることをおすすめします。

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