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人気の観葉植物5つの育て方を解説。基本をおさえて長く楽しもう

観葉植物を部屋に置きたいと思っても、育て方がわからないので一歩を踏み出せない人も多いのではないでしょうか。観葉植物の育て方は、それほど難しいものではありません。コツを知れば、健康に育てられます。育て方の基本について見ていきましょう。

観葉植物の基本の育て方は?

基本的に室内で育ちやすい観葉植物は、お世話がしやすいことでも知られています。しかし、まったくお世話をせずに放っておくだけでは、当然弱ってしまうこともあります。

そこで、観葉植物を育てるうえで、押さえておくべきポイントにはどんなことがあるのかを見ていきましょう。

適度な水やりを覚える

観葉植物の水やりは、あげすぎても、あげなさすぎてもいけません。水やりをする目安として、『土の表面がカラカラに乾いたら水を与える』と言われています。

しかし、実際に鉢の土を見ても、それが乾いている状態なのかどうかを判別することは、はじめは難しいものです。

まずは、鉢底からあふれる程度の水やりをし、1週間程度置いておいておきましょう。種類にもよりますが、一般的な観葉植物は1週間程度水やりをせずに放置しても、枯れることはまずありません。

1週間たってから土の状態を再度確認してみると、水やり直後に黒っぽかった土が白っぽい茶色に変化します。これが土が乾いてきている証拠です。指で触ってみて、ぱらぱらと土が落ちてくるようなら、また水やりをしましょう。

日当たりや温度など環境の管理

観葉植物は室内で元気に育つ品種も多いですが、『植物』である以上は光が必要です。日光が不足すると、光合成ができず栄養を作り出せません。そうすると元気がなくなってきてしまい、そのうち枯れてしまうのです。

しかし、直射日光には注意しましょう。日差しの強い場所に置いておくと、葉の色が変わってしまう『葉焼け』を起こしてしまいます。直射日光を避けた、明るい日陰が理想的です。

また、観葉植物を管理するには、温度も重要です。原産地が高温多湿な熱帯のものが多いため、日本の夏の暑さにはある程度耐えられます。一方で、冬の寒さには弱い品種が多いようです。目安となる気温は15℃と覚えておくと良いでしょう。

風通しを良くする

健康に育てるポイントとして、『風通しを良くする』ということがあります。風通しを良くしたいタイミングは、とくに水やりをした後です。

風通しが良くない場所では、湿った土がなかなか乾きません。多湿になり根腐れの原因となってしまうこともあります。水やりをした直後だけでも、部屋に風を通して、観葉植物を外気に触れさせると良いでしょう。

また、小型や中型なら風通しの良い場所に移動させられますが、大型だと移動させるのがなかなか大変です。大型は日光の当てやすい窓際か、室内でも風通しの良い場所に置いてください。

観葉植物を枯らさないための選び方

観葉植物を枯らさない育て方についてわかったところで、次は枯らさない観葉植物の選び方を確認していきましょう。

気に入ったものを一目惚れのように購入するのも楽しいですが、じっくりと特性なども考えて購入すると、長く育てられます。愛着もわきますので、お世話がより楽しくなるでしょう。

置く場所から種類を選ぶ

観葉植物を元気に長く育てるには、どこに置くかを決めてから選ぶのも1つの方法です。置き場の環境をお店の人に相談したうえで、環境に合った観葉植物を選ぶのも良いかもしれません。

置き場所としてまず選びたいのは、日当たりの良い窓際です。窓際で広めのスペースを確保できたなら、大型観葉植物を選ぶことも可能でしょう。

しかし室内で、日光があまり当たらない場所に置きたいというケースもあります。その場合は、日陰に強い品種を選ぶようにします。

テーブルなどにしか置けないということであれば、大きくならない品種を選んでください。多肉植物や小さなサボテンなどが置きやすいでしょう。

丈夫で育てやすい種類を選ぶ

良い環境に置くスペースがないという場合は、丈夫で育てやすい品種を選ぶというのも1つの手です。なかには、比較的寒さや暗さに強い観葉植物もあります。シダ類のように少しの光でも元気に育つことのできる品種も存在するのです。

お世話がしやすい観葉植物とは、『耐陰性がある』『耐寒性がある』『適度な水やり』でも元気に育つことができる品種と言えます。そういった丈夫な品種を選べば、どんな環境でも枯らす可能性は低いでしょう。

モンステラの育て方

大胆に切れ込みが入った大きな葉が特徴の『モンステラ』は、空間をたちまちトロピカルムードにしてくれることで人気の観葉植物です。ハワイのアイコンとして、その葉が使われるのを目にしたことがある人もいるのではないでしょうか。

葉のインパクトが強いことから、シンプルモダンなテイストの部屋によく似合います。そんなモンステラの基本的な育て方について見ていきましょう。

暑さに強く寒さにはやや弱い

南米が原産のモンステラは、春から夏の暑い時期は元気に成長しますが、冬の寒さには弱いという特徴をもちます。屋外で育てている場合は、気温が15℃くらいになったら、室内に移動させましょう。

しかし、暖房で急に部屋の温度をあげるのは、急激な寒暖差が苦手な観葉植物にとってダメージになります。エアコンの風は、部屋を乾燥させてしまうことも多いため、温度管理と共に湿度管理もすると良いでしょう。

また、耐陰性があるため、あまり日光が当たらない場所でもたくましく育ちます。とはいえ、時折、日光に当てた方が大きく成長します。適度な日光浴がおすすめです。

水やりが簡単で育てやすい

モンステラは、比較的乾燥に強く、頻繁に水やりをしなくても育ちます。

春から秋の成長期では土の表面が乾燥したら、鉢底から水があふれるくらいにたっぷりと水を与えてください。冬は成長がゆるやかになるので、水やりの頻度を減らすようにします。

通常の水やりのほか『葉水』もすると良いでしょう。葉に水を吹きかける葉水は、葉をいきいきと元気にしてくれます。

乾燥に注意

乾燥に強い品種ですが、あまりにも乾燥しすぎると『ハダニ』という害虫が、葉の裏などに住み着いてしまう場合があります。真夏や暖房の効いた部屋など、乾燥しやすい環境に注意しましょう。

ハダニは水に弱いという特徴をもつため、霧吹きで水を吹きかけて退治できます。また、ピンセットで駆除するのもおすすめです。あまりにも数が多い場合は、殺虫剤を使いましょう。乾燥予防としては、葉水が有効です。

パキラの育て方

初めて観葉植物を育てる人にもぴったりの、丈夫で育てやすい品種が『パキラ』です。手のひらのような、美しい緑の葉のパキラは、金運アップの『発財樹』として風水的にも人気があります。

大きさも豊富で、大型のものからテーブルに飾れるものまであり、飾る場所を選ばないのも人気の理由でしょう。そんなパキラの育て方を、詳しくご紹介します。

日陰に強く初心者におすすめ

パキラは観葉植物のなかでも、とくに丈夫な品種として知られています。育てやすい理由として、日陰や寒さ、そして乾燥に強いという特徴をもつことが挙げられます。

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