オリーブの特徴まとめ|目的別のおすすめ品種9選と選び方・育て方
また、鉢カバーを利用すれば、よりインテリア性を高められます。
実を収穫したい
オリーブの実は観賞用としても見応えがある上、食用にもできるので用途の幅が広いです。実を収穫する楽しみは、オリーブを育てたくなる理由の一つでしょう。
オリーブは違う品種同士が近くにあると、たくさんの実をつけます。複数のオリーブを育てられない場合、『自家結実する品種』を選ばないと実ができません。
実の大きさは、品種によってさまざまです。例えば、「コロネイキ」は、小さく可愛らしい雰囲気の実をつけます。実の存在感を楽しみたい場合は「マンザニロ」のような、大きな実をつけるものを選びましょう。
庭植えにおすすめのオリーブの品種
庭にオリーブを植えると、地中海風のおしゃれな庭を目指せます。洋風なだけでなく、沿岸部のような雰囲気を楽しめるところが魅力です。
芝生との相性もよく、美しい庭を作れます。庭植えに適した品種を見ていきましょう。
葉色が美しい ミッション
アメリカのカリフォルニアで発見された品種です。直立形でスマートな樹形に育ちやすく、成長も早いので、観賞用としてだけでなく垣根にも利用されています。
小豆島でも栽培されていて、日本で多く流通しているので手に入りやすいです。葉は銀色がかった緑色で、先がとがっています。美しい葉の色を楽しめるところが魅力です。
長円形で油の含有量が高く、香りがよい実がなります。受粉木に適した種類は「ルッカ」「ネバディロ・ブランコ」などです。
観葉植物 オリーブの木 10号 ミッション ルーガ アンティコ ソリッド 付き
初心者にも育てやすい レッチーノ
原産地はイタリアのトスカーナ地方です。直立形で葉はコンパクトな形をしており、葉の先端がややカールしていて、表情があります。
葉の裏が白いので、風に吹かれると全体が淡いグリーンに見えるでしょう。『気候の変化や病害虫に強い』ので、初心者でも育てやすいです。
小さめから中くらいの大きさの実をつけ、フルーティーな香りの良質なオイルがとれます。「ミッション」「フラントイオ」「ペンドリノ」などが受粉木として好相性です。
観葉植物 オリーブの木 8号 チプレッシーノ ラスターポット 付き
ダイナミックな樹形が特徴 ルッカ
イタリア原産の品種で、枝葉がよく茂り樹勢が旺盛です。樹形は開帳形で枝は横に開きながらダイナミックに伸びていくので、剪定をして整えましょう。成長するままに任せていると、枝がねじれていきます。
葉が卵型で丸みがあるので、どちらかというと、可愛らしい雰囲気を楽しめるでしょう。実は小さいですが、受粉木との相性がよければ、たくさんの実ができるので収穫も楽しみです。
収穫した実はオイルの含有量が高く、自家製のオリーブオイル作りを楽しめます。相性がよい受粉木は、「マンザニロ」や「ネバディロ・ブランコ」などです。
鉢植えにオリーブのおすすめ品種・種類
オリーブは丈夫で育てやすく、地植えだけでなく鉢植えでも育つ品種が多いです。鉢植えなら移動させられるので、日当たりがよい場所に移したり、寒い時期に家の中に移動させたりと、環境に合わせた世話ができます。
鉢植えにおすすめの品種を見ていきましょう。
直立性でバランスがよい チプレッシーノ
イタリアのシチリア島が原産の品種で、樹形は上に伸びる直立形です。バランスがよい樹形に育てやすいので手入れも簡単で、鉢植えにぴったりだといえます。
イタリア語で糸杉を意味する「チプレッソ」が名前の由来です。葉がよく茂るので、イタリアでは防風林や生垣などにも利用されています。
葉は先がとがったやや大きめの銀葉です。樹皮はすべすべとしていて、グレーがかった茶色をしています。葉の色が美しいだけでなく、収穫を目的とした栽培にも向いている品種です。
実の形は楕円形で、中くらいの大きさをしています。自家結実しないので、実を収穫したい場合は「モライオーロ」「マウリーノ」「レッチーノ」などを一緒に植えましょう。