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マリーゴールドとは?花の特徴・花言葉・育て方・手入れ方法を紹介!

黄色やオレンジのビタミンカラーで花壇を彩るマリーゴールド。開花時期が長く、ガーデニングの心強い味方です。育てやすく丈夫なので、特別なお手入れがあまり必要ないというのもうれしいですね!マリーゴールドの特徴や基本的な育て方を紹介します。

マリーゴールドの特徴と基本情報

マリーゴールドの特徴と基本情報

鮮やかな色の花を咲かせるマリーゴールドは花壇の定番ともいえるお花です。草丈が低い印象が強いかもしれませんが、中には1mほどまで生長する品種もあります。独特な香りがあり、害虫などを寄せ付けない効果のあるコンパニオンプランツとしても有名で、その効果からも花壇等での寄せ植えにおすすめです。

科・属キク科・タゲテス属
和名千寿菊
英名Marigold
学名Tagetes
花の色黄、オレンジ、白、赤、複色
原産地メキシコ、中央アメリカ
開花期6~10月

マリーゴールドの開花時期や見頃の季節

マリーゴールドの開花時期や見頃の季節

マリーゴールドの開花時期は6~10月ととても長く、品種によっては12月に花を咲かせることもあります。丈夫なお花で特別なお手入れをしなくても花を咲かせますが、きれいな花を長く楽しむために、あとで紹介する花がら摘みなどを適宜行いましょう。

マリーゴールドの花言葉と由来

マリーゴールドの花言葉と由来

マリーゴールド全般の花言葉、英語での花言葉

マリーゴールドの全般的な花言葉は、「嫉妬」「絶望」「悲嘆」などがあります。明るい花のイメージに合わない言葉ばかりで意外な感じがしますね!英語での花言葉は「jealousy(嫉妬)」「despair(絶望)」「grief(悲嘆)」です。日本の花言葉とは大きく意味は変わりません。

日本では黄色は元気のある色としてポジティブに考えられることが多いのですが、西洋では「裏切り」「嫉妬」「堕落」の意味合いを持つ色とされています。黄色の色自体のイメージが由来となって、マリーゴールドにもネガティブな花言葉がつけたと言われています。

マリーゴールドの色別の花言葉

オレンジのマリーゴールドの花言葉

オレンジ色のマリーゴールドの花言葉は「予言」「真心」です。

「予言」という花言葉は、聖母マリアの祝日に咲いたことから、とても神聖な花とされたことが由来です。「神に繋がる預言者の花」と呼ばれていました。

黄色のマリーゴールドの花言葉

黄色のマリーゴールドの花言葉は「健康」です。花期の長さと、太陽神アポロンのイメージから来ています。

一方では「下品な心」というネガティブな意味も。キリスト教での黄色は「裏切り」の意味があり、聖母マリアにちなんだ名前をもつマリーゴールドの花言葉にもつけられたのだと考えられています。

マリーゴールドの花言葉についてはこちらの記事で詳しく紹介していますのでぜひご覧ください!

マリーゴールドの種類、品種

マリーゴールドはフレンチ・マリーゴールド、アフリカン・マリーゴールド、メキシカン・マリーゴールドなどに大別されます。それぞれの品種の特徴を紹介します。

フレンチ・マリーゴールド

フレンチ・マリーゴールド

日本でよく流通している品種です、マリーゴールドと聞いてイメージする花姿はこのフレンチマリーゴールドという方も多いでしょう。草丈はあまり高くなく30cm程、花径は5cmほどですが、横に広がるように生長するのでボリューム感はたっぷりです。写真の様な八重咲きが一般的ですが、一重咲きもあります。

フランス・パリで広まったことに由来してフレンチマリーゴールドと呼ばれるようになりました。和名ではオスの孔雀の美しい羽根のように見えることから「孔雀草」と呼ばれることもあります。耐暑性が強いマリーゴールドですが、30℃以上になると咲きにくくなる場合があります。

アフリカン・マリーゴールド

アフリカン・マリーゴールド

太い茎が特徴で草丈1m程まで生長する品種です。花径は10cm程と大きめで、フレンチ種に比べて暑さに強く、高温でも咲き続けます。草丈が高いのが特徴の品種ですが、最近では30cm程までしか成長しない矮性品種も開発されています。

定番の黄色、オレンジ以外にクリーム色、白色があります。和名は「千寿菊」「万寿菊」。メキシコが原産ですが、イギリス軍がアフリカ遠征の際に種を持ち込み現地に広まったことから「アフリカン」の名がつけられました。

メキシカン・マリーゴールド

メキシカン・マリーゴールド

葉が細く、羽根のように小さな切れ込みが入っているのが特徴の品種です。和名では「細葉孔雀草」「姫孔雀草」と呼ばれます。花径2~3cmの可愛らしい一重咲きの花を咲かせます。他の種に比べて繊細な印象で、よく枝分かれし横に広がる性質があります。

その他の種類

その他の種類

マリーゴールドは基本的には一年草で、一部多年草の品種もありますが、宿根草の品種もあります。宿根タイプのマリーゴールドにはレモン・マリーゴールド」や「ミント・マリーゴールドです。

※多年草と宿根草の違いは次の通りです。 多年草は同じ株から何年も花を咲かせる植物で、冬でも葉が枯れずに残っています。

一方、宿根草は冬になると地上に出ている葉や茎を枯らしますが、暖かくなると再び成長をはじめ、花を咲かせる植物のことです。

そのほかの品種についてはこちらの記事で詳しく紹介しています!

マリーゴールドの栽培方法、お手入れ方法

マリーゴールドの栽培方法、お手入れ方法

マリーゴールドを育てるときのポイント

花がらをつんで大株に育てる

花がらとは咲き終わった後のしおれた、しぼんだ花のことです。マリーゴールドは花が咲き終わったらそのままにせず、花首からハサミで切って花がらをつむのがポイントです。花がらをつむことで、新しい茎が伸びてたくさんの花を咲かせ、大株に育ちます。

咲いた花をそのままにすると種を作ろうとたくさんの養分を使うため、株の成長が弱まったり、次の花を咲かせる力が弱まってしまいます。また、落ちた花がらはカビや病気の原因になりますし、見た目もよくないので取り除きましょう。

肥料は控えめに

マリーゴールドは肥料は控えめにあげましょう。肥料が多すぎると葉だけが育ち、花の数が減ってしまいがちです。 最初に腐葉土を混ぜ込むので基本的には肥料がなくてもよく育ちますが、葉の色が悪かったり、生育が悪い場合は液肥を追加します。

マリーゴールドの育て方

マリーゴールドは発芽させるのも難しくありませんので、種から育てることもできます。お家ですでにマリーゴールドを育てている方は種からどんどん増やすことができますね!もちろん、ホームセンター、園芸店で苗木を購入することもできます。

種から育てる方法

種まきの時期は3~5月が適しています。下記を準備して種まきを行いましょう。

  • マリーゴールドの種
  • 種まき用土
  • 土…赤玉土に腐葉土を4割ほど加えたもの
  • スコップ
  • 霧吹き
  • セルトレー
  • ポット

  1. セルトレーに種まき用の土を入れて表面を平らにならす
  2. 1区画に1~2粒種を蒔いて2~3mmほど土をかぶせる ※発芽率が100%ではないため、複数個の種を蒔く
  3. 霧吹きでたっぷりと土を湿らせる
  4. 日陰の涼しいところに置き、発芽するまでは、土が乾いてから霧吹きで水やりをする。発芽までは1週間程度かかる
  5. 複数の発芽した場合は一番小さなものを引き抜く(間引き)
  6. 本葉が3~4枚出たらポットに植え替える。土は赤玉土に腐葉土を4割ほど加えたものを使用する
  7. 本葉が6~7枚出たら地植え、または鉢に移す

苗木から育てる方法

  • マリーゴールドの苗木
  • 土…市販の培養土または赤玉土と腐葉土を7:3~6:4に混ぜ合わせたもの
  • 軍手
  • スコップ
  • じょうろ
  • 鉢、プランター ※地植えの場合は不要
  • 軽石

赤玉土と培養土をブレンドして使う場合は苗を植える1週間ほど前に混ぜ合わせておきます。市販の培養土の場合は混ぜ合わせる準備は必要ありません。 苗木を選ぶ際は次のポイントをチェックしましょう。

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