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アロエの種類・品種まとめ|特徴や見分け方、育て方なども紹介!

アロエは主に冬時期に栽培され、約500種類ある植物です。南アフリカを中心とする、地中海沿岸やマダガを原産国のユリ科の植物です。アロエの草丈は約20~10mになるとされており、花は赤や黄色の花を咲かせます。

アロエとはどんな植物?

アロエとはどんな植物?

アロエは南アフリカを中心とする、地中海沿岸やマダガを原産国のユリ科の植物です。全体的にトゲがあり、鋭く尖った見た目をしているのが特徴です。肉厚の葉をつける多肉植物といわれています。カラーは緑以外にもさまざまな色のものがあり、お好みの品種を選んで栽培できます。

アロエの基本情報

アロエは、別名で蘆薈(ロカイ、ルーホエ)と呼ばれ、ススノキ科のアロエ属に分類される植物です。学名、英名はともに「Aloe」と呼ばれています。主に南アフリカやマダガスカルなど暖かい国を中心に、砂漠や草原などに分布されています。アロエは主に冬時期に栽培され、その種類は約500種類ほどになります。アロエは大きく分けて2つの用途に使用でき、薬として用いられるのは「キダチアロエ」、食用として用いられるのは「アロエ・ベラ」です。カラーは、赤、オレンジ、黄色、複色などとさまざまです。

アロエの特徴

アロエは多くの品種がありますが、その特徴は共通して肉厚質で全体がギザギザの形状をしており、尖った見た目が特徴的です。夏の暑い時期、冬の寒い時期にも耐えられる丈夫な植物なため、ガーデニング初心者の人でも比較的育てやすい植物です。 中には、高さが約20mにもなるものや、幹の直径が1m以上になる品種のものも存在します。

アロエの開花時期・見頃の季節

アロエの開花時期・見頃の季節

耐寒性、耐暑性に優れているため、種まきの時期によって見頃が異なりますが、主に寒い時期から翌年にかけて開花する植物です。

アロエの開花時期

アロエは種類によって異なりますが、主に11~翌年2月頃に開花の時期を迎えます。

アロエの見頃の季節

アロエの見頃は11~2月ですが、品種によって異なるため見頃も不定期です。

アロエの花言葉と由来

アロエの花言葉と由来

アロエは「苦痛」「悲嘆」「健康」「信頼」「万能」の花言葉と由来があります。古くからアロエは民間薬や美容薬として使用されていたことからこの由来があるとされています。絶世の美女と哪吒高いクレオパトラも、美貌を保つために、化粧水としてアロエの絞り汁を使用していたそうです。コロンブスは長い航海で乗組員の健康を守るために、アロエを民間薬として船に積んでいたといわれています。

アロエの花言葉

アロエの花言葉 「苦痛」は、アロエ特有の葉にたくさんのトゲがあることから来ているとされています。

「悲嘆」は、アロエを食べたときに感じる独特な苦みが苦しさを与えるとされることから来ているとされています。

アロエの由来

アロエは、アラビア語で「alloeh(アロエ)」の語源が苦味を意味する「alloeh(アロッホ)」に由来しているといわれています。

アロエの種類・品種

アロエの種類・品種

アロエには大きく分けて食用や薬用に適した品種(アロエ・ベラなど)と、観賞用に適した品種(アロエ・ヴァリエガクなど)があります。

アロエの種類

アロエの種類を見ていきましょう。

「アロエ・ベラ」のベラはラテン語で「真の」という意味があります。食用に使用されるのは本種のみで、「アロエ・ベラ」は食用として食べられている品種です。別名、「本アロエ」「本蘆薈(ほんかいろ)」とも呼ばれています。

「キダチアロエ(アロエ・アルボレッセンス)」は、日本で最も栽培されている「アロエ・ベラ」と同じくらいよく目にする品種です。茎が伸びて立ち上がっていることから「キダチアロエ」とつけられたといわれています。

「アロエ・ノビリス/不夜城(ふやじょう)」は、「不夜城」と聞くと中国の山東省にあった古代都市で、夜にも陽射しが射したことからこの名がつけられました。言葉だけ見ると少々怖い印象を受けますが、「ノビリス」の花は濃緑の葉と黄斑、その周りを囲むように生えた白いトゲが美しいのが特徴の品種です。ノビリスだけでも色身やトゲの生え方などが異なり、バリエーションに富んでいますよ。

アロエの中でも観賞用として特に人気がある品種が「ヴァリエガク」です。葉が上向きなのと、茎は緑色のグラデーションが楽しめ、緑の部分に点状の白斑があるのが特徴です。春になると薄紅色の可愛らしい花を咲かせます。

「アロエ・スノーホワイト」は、深緑をベースにした淡黄斑の入りの白系の交配種のため、「スノーホワイト」と呼ばれています。別名で「スノーフレーク」「スーパースノーフレーク」「スノーフォックス」とも呼ばれています。

「アロエ・アリスタータ/綾錦(あやにしき)」は、耐寒性、耐暑性ともに優れており、こまめな水やりが必要ないためガーデニング初心者の人でもかんたんに栽培ができる、おすすめの品種です。

「アロエ・サポナリア/明鱗錦(めいりんにしき)」は、別名で「シャボンアロエ」と呼ばれています。すりつぶしたアロエの葉に水を加えると石鹸のように泡立つことからその名がついたとされています。薬用としての使用の他、食用としても親しまれている品種です。

「アロエ ストリアータ/慈光錦(じこうにしき)」は、別名で「アロエの女王」「くちびるアロエ」と呼ばれています。アロエ特有のトゲがなく、全体が丸みを帯びているのが特徴です。春にはサンゴ色の可愛らしい花を咲かせます。

「アロエ・クラビフローラ/雪女」は、別名で「ステンレスアロエ」と呼ばれ、他の品種に比べて硬いのが特徴です。葉は白っぽく粉をまぶしたような見た目、肉厚の葉にまばらなトゲが生えています。

「アロエ・ジュクンダ」は、小型な品種で別名「ユクンダ」と呼ばれています。アロエの表面には白い斑点があり、地植えにすると群れでアロエが繁殖し、小鉢に植えるとパイナップルのヘタのような見た目に育つのが特徴的です。

アロエの品種

アロエの主な品種を紹介します。

「キロエダチア」は、薬としても使用される品種で、アロエ特有の苦味が強いのが特徴的です。アロエと聞くと「キロエダチア」というくらい有名な品種で、ガーデニング初心者の人でも栽培しやすい品種です。

「不夜城(ふやじょう)」は、キダチアロエより葉は幅広で短く、苦みも少ない品種です。濃緑の葉と黄斑、白いトゲが美しく入った見た目が特徴的です。

「アロエ・ベラ」は、肉厚で苦みが少ないため食用にされることが多い品種です。皮を剥くと中にゼラチン質の葉肉が入っており、この部分を食せます。ビタミンC、ビタミンE、ビタミンB12、ベータカロテンといった栄養素を持っている植物です。一般的に販売されている品種の中では最も有名で、馴染みのあるのがこの品種でしょう。

「セブリナ」は、1鉢が一年で220本に猛烈増殖する品種です。サイズは小さいですが、苦味は少なく丸かじりできるほど食べやすい品種です。

「コンゴレンス」は、成長過程はゆっくりですが、形がいいアロエが育つため見た目がいい品種です。小さくて幅広く、肉厚の葉をつけるのが特徴的です。

「翡翠殿(ジュベンナ)」は、寒さには弱いですが、他の品種とは違って葉の色が明るい黄色、背面には短いトゲをつけるのが特徴的なアロエです。春頃にオレンジ色の花を咲かせます。

「ソマリエンシス(ジュクンダ)」は、見た目が翡翠殿(ジュベンナ)に似ていますが、葉がより水平に展開し、葉先がカールするのが特徴的です。成長過程はゆっくりですが、形のいいアロエが育ちます。

「クロスビー」は、「健康丸かじりアロエ」と呼ばれる改良アロエ。葉の裏までびっしり鋭いトゲがあるのが特徴です。根の過湿にかなり弱いため、栽培方法に注意が必要です。食用として使用する場合はしっかりとトゲを取ってからお召し上がりください。

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