アリッサムの品種・種類｜花の特徴や花言葉・育て方も紹介

2021 6/25

2021.06.25

アリッサムとは、地中海沿岸が原産国のアブラナ科に分類される植物です。白やピンク、黄色などの小さくて可愛らしい花がふんわりと花束のように花を咲かせるのが魅力的です。そんなアリッサムの種類や育て方などを紹介していきます。

アリッサムの花とは？

アリッサムとは、地中海沿岸が原産国のアブラナ科に分類される、ロブラリア属の多年草植物です。かすみ草のように小ぶりで可愛らしい花がいくつも終結して、ふんわりとした花束のように花を咲かせるのが特徴的です。カラーはピンク、白、紫などとさまざまな色を咲かせます。

アリッサムの基本情報

アリッサムは、別名でスイートアリッサムと呼ばれています。

原産国は地中海沿岸で、アブラナ科に分類されるロブラリア属の植物。

学名で「Lobularia maritima」と記され、英名では「Alyssum、Sweet alyssum」です。

多年草といわれていますが、アリッサムは湿気に弱い植物のため、湿気が多い日本では多年草ではなく、一年草と呼ばれることが多いです。

アリッサムの特徴

アリッサムは草丈が10～15cm程度で、花が横に広がる性質を持っています。小ぶりで可愛らしい花をつけるので、花束や寄せ植えの際の引き立て役、花壇に植える花として人気です。

耐寒性で湿度に弱い植物ですが、乾燥には強くて丈夫、また安価で手に入れやすいため園芸初心者の人にも育てやすい植物です。

カラーは、ピンク、白、紫、茶、オレンジなどと多色あるのでお好みの色を選んで栽培できます。

アリッサムの開花時期・見頃は？

園芸を始めようと考えている人におすすめのアリッサム。秋から春に花を咲かせるといわれています。開花時期や見頃はいつ頃なのかを押さえて、アリッサムの花を楽しみましょう。

アリッサムの開花時期

アリッサムの開花時期は10～翌年4月頃です。

アリッサムの見頃の季節

アリッサムは秋植えを春植えがあります。秋植えの場合は、種を植えた翌年の3～5月、春植えは9～11月に花を咲かせ見頃を迎えます。

アリッサムの花言葉と由来

アリッサムには、品種によって異なる 「美しさを超えた価値」「奥ゆかしい美しさ」「優美」「飛躍」「仲直り」「いつも愉快」「素直」の花言葉があります。アリッサムには、和名、英名、学名の花名と由来もあるので、栽培する際に花言葉や由来を押さえて役立てましょう。

アリッサムの花言葉

「美しさを超えた価値」は、見頃を迎えた春頃になると白やピンク、黄や紫などの小ぶりで可愛らしい花が一面に咲きます。その上品で美しい広がる光景からこの花言葉がつけられました。

「奥ゆかしい美しさ」は、アリッサムの小さくて控えめで、奥ゆかしい花の特徴を捉えた花言葉になっています。

「優美」は、アリッサム特有の小ぶりで可愛らしい花の形や色彩豊かなこと、ふんわり香るいい香りからつけられた花言葉です。

「飛躍」は、冬の寒い時期を開けて春の暖かくなる時期に、一気に咲き誇るアリッサムの力強い姿からこの花言葉がつけられました。

「仲直り」は、アリッサムの小ぶりな花々同士が支え合い、協調し合って育っている生育過程を捉えた花言葉になっています。

「いつも愉快」は、アリッサムの花々たちが常に寄り添い、仲良く花同士が会話をしているような連想ができるところからこの花言葉がつけられました。

「素直」は、小さな花々が清楚で、花同士がくっついていて主張し合わない姿から、どんなことでも広い心で受け入れると心を連想させ、この花言葉が生まれました。

アリッサムは英語で「worth beyond beauty」。西洋の花言葉は明確ではありませんが、日本の花言葉で「美しさを超えた価値」の意味になることから、この由来を産送させてできた花言葉とされています。

アリッサムの由来

アリッサムは和名で「庭薺（ニワナズナ）」。この由来は、アブラナ科のナズナ属に分類される「ナズナ」に似ていることからこの名がつけられました。

アリッサムは英語で「Sweet Alyssum（スイートアリッサム）」。ギリシャ語の「without madness（狂気しない）」という意味からきているといわれています。 ギリシャ語で「a」は否定的な言葉を表し、「lyssa」は狂犬病を表します。アリッサムの由来はこの2つを合わせたもので、「alyssum」は造語です。

アリッサムの学名は「Lobularia（ロブラリア）」。ギリシャ語で「小さなかけら」の意味を持ち、アリッサムの小ぶりな花びらが「かけら」のように連想されたことから来ているとされています。