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蓮(ハス)の特徴まとめ|種類・開花時期・誕生花・花言葉、睡蓮との違いも

春の株分け後

株分けした蓮は、芽が出ている状態のものもあります。そのため、新芽が折れないよう慎重に取り出しましょう。事前に元肥を入れた土を鉢に用意しておき、その中へ植え付け、たっぷりの水を入れればOKです。

株分け後に土の入ったポットに植えていた場合には、ポットの土ごと植え付けます。

夏の立ち葉

水に浮いていた葉の茎がぐんぐん伸び、立ち葉が茂る夏は、蓮が水をよく吸収します。蒸発もしやすいため、『水切れしやすい』時期です。

そのため、小まめに水の量を確認し、継ぎ足します。特に、葉の縁がしわしわになっている状態は水不足の証拠です。

夏は開花期でもあります。きれいな花が咲き終わった後は、種を採取したい場合を除き、花がらを取り除くことも管理のポイントです。栄養が根に回りやすくなるため、レンコンを太らせることにつながります。

秋冬の苗

寒くなり始めると、蓮は地上部が枯れてきます。花も葉もなくなり、地中のレンコンだけの状態で休眠に入るのです。

葉が出ている間は1カ月に1度を目安に追肥をしますが、秋冬に葉がない状態になったら、『追肥は不要』です。水の管理だけを継続し、株分けをする春までそのまま埋めておきます。

蓮(ハス)におすすめの肥料

おすすめの肥料

元肥や定期的な追肥を行う蓮には、どのような肥料が向いているのでしょうか?初めて蓮を栽培する人でも扱いやすい、おすすめの肥料を紹介します。

花ごころ 水生植物の肥料

天然の腐植質に肥料成分を吸着させている『花ごころ 水生植物の肥料』は、チッソ:リンサン:カリ=6:4:3で含む肥料です。効き目が穏やかな肥料なので、安心して使えます。

蓮に必要な栄養をたっぷり与えると同時に、腐植質により土そのものの改善も可能です。また、粒状の肥料は、分量をはかりやすいという魅力があります。使用料の目安は1株に対して5粒です。

元肥の場合には、鉢底に等間隔で並べてから土をかぶせて蓮を植え付けます。追肥として与えるときには、株元から2~3cm離れた場所に埋め込めばOKです。

石田精華園 花ハス用肥料 純正IB化成

『石田精華園 花ハス用肥料 純正IB化成』は、蓮用の国産化成肥料です。市販のIB化成肥料は海外産のものが中心ですが、こちらは100%国産のため、安心して使えます。

同じ蓮でも、品種が違うと好む肥料も異なります。この肥料は、特に中国系品種の蓮を育てたいという場合に向いているタイプです。

5月~8月の生育期の間、目安として、18lの鉢に植えた蓮に、半月に1度のペースで6~7gずつ与えます。

charm スイレンとハスの肥料 ワンタッチ肥料

10gずつ小分けにされた使い切りの緩効性化成肥料です。

1回分が小袋に入っているため、計量の手間がありません。蓮は生育期の間中、毎月肥料を施しますが、『charm スイレンとハスの肥料 ワンタッチ肥料』であれば手軽に使えて便利です。

また、口の開いた袋を保管しておくこともないため、常に清潔な状態で使えます。

施肥するときには、鉢の中の土に埋めておくだけです。少しずつ肥料分が溶け出し、蓮に吸収されます。チッソ:リンサン:カリ:苦土石灰=10:10:10:1で配合されている肥料です。

蓮(ハス)と睡蓮の違い

蓮(ハス)と睡蓮(スイレン)はよく混同されます。どちらも水辺に浮かぶように咲いていて、花の形も似ています。

そんな、蓮と睡蓮の違いは花が咲く位置、葉の形から見分けることができます。

蓮(ハス)睡蓮(スイレン)
花の咲く位置水面より高く咲く水面近くで咲く
葉の形切れ込みがなく丸い形でマットな質感切れ込みがあり、ツヤツヤしている

まとめ

東南アジア原産の蓮は、ポイントを押さえた育て方で、毎年きれいな花を咲かせられます。色や花弁によってさまざまな品種があるため、好きな蓮を見つけるのも楽しみの一つです。

好みの蓮が決まっているなら苗の植え付けを、どのような花が咲くかを楽しみたいなら種まきをして、蓮の栽培を始めましょう。

蓮は日当たりがよい場所を好むため、できるだけ長い時間日光の当たる場所で管理します。加えて、水が腐らないようにすることも大切です。蒸発や蓮による吸収で減った分は、水を小まめに継ぎ足します。

おすすめの肥料も参考にしながら、蓮の栽培にチャレンジしましょう。

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