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ライラックの特徴とは?育て方や切り花を長持ちさせるコツを紹介

小花が集まって房になっているライラックは、花弁が折り重なるように咲く『バラ』と好相性です。どちらの花も見た目はもちろん、魅力的な香りで室内を満たしてくれるでしょう。

幾重にもフリルをまとったような『ラナンキュラス』との組み合わせはエレガントな印象になり、ライラックと同じ小花が集まっている『スカビオサ』となら繊細さを演出可能です。複雑な表情を持つ『アネモネ』との組み合わせでは、色の選び方でグラデーションを表現したり奥行を演出したりできます。

ライラックの花言葉

ライラックの花言葉

花や葉の様子から連想する花言葉は、ライラックにも付けられています。色ごとに異なる意味もあるため、色で迷っているときは参考にしてもよいでしょう。

色ごとに花言葉が異なる

ライラック全般の花言葉は『思い出』『友情』『謙虚』です。また、花の色によっても異なる花言葉があります。紫は『恋の芽生え』『初恋』、ピンクは『思い出』、白は『青春の喜び』『無邪気』です。

フランスでは、白いライラックは青春のシンボルとされており、『若者の純潔』といった花言葉もあります。白の純粋なイメージもあり、結婚式に用いられることも多い花です。通常4枚の花弁のライラックの中に5枚の花弁のものを見つけたら、誰にも言わずに飲み込むと恋が叶うというまじないも伝わっています。

白い花は不吉?

ロマンチックな花言葉やまじないがあるライラックですが、イギリスには少し不吉な言い伝えもあります。

庶民の娘と恋をして婚約した貴族の男性がいましたが、彼は都会の娘に心変わりして婚約を破棄しました。婚約を破棄された娘は悲しみのあまり死を選んだそうです。その後、娘の友人が彼女の墓にライラックの花を供えると、翌日には花の色が白く変化していたといわれています。

純粋さや青春のきらめきを意味する白いライラックですが、イギリスには心変わりやそれを嘆く女性の無念な思いを連想させる言い伝えがあるのです。

まとめ

寒さに強いライラックは寒冷地でよく育ち、かわいらしい花とよい香りで春を知らせます。花が咲いたら切り花としても楽しめるので、花持ちのよい枝を選び、室内にも春を呼び込みましょう。

庭や鉢植えでライラックを育てるときには、日当たりと水はけに注意して場所を選びましょう。日当たりがよい場所を好みますが、西日には弱いため、午前中に日差しの当たる場所が向いています。

春の花や香りの他、ハート型の葉や秋の紅葉といった変化も楽しめるライラックは、自宅のシンボルツリーを探している人にもぴったりの樹木でしょう。

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