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香りのよい沈丁花の特徴や品種。苗からの育て方やお手入れ方法も紹介

ふわりと漂うよい香りを楽しみたいなら『沈丁花』がぴったりです。丈夫で育てやすいため、植物の栽培に慣れていない初心者にも向いています。お手入れのポイントを押さえて、芳しい香りの花を咲かせましょう。基本的な特徴や代表的な品種も紹介します。

香り豊かな沈丁花、その特徴は?

香り豊かな沈丁花、その特徴は?
春先になると香り豊かな花を咲かせる『沈丁花(じんちょうげ)』は、どのような植物なのでしょうか?特徴や花言葉について見ていきましょう。

早春に咲く常緑の低木

『沈丁花』は、中国中部から雲南省とヒマラヤ地域が原産のジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の常緑低木です。樹高はおよそ1~1.5mで、1年中緑色の葉をしています。 丸くこんもりとした樹形で、剪定なしでもキープしやすいため、生け垣に使われることもあります。丈夫で育てやすいという点も魅力で、初心者でも比較的簡単に育てられます。 特徴的なのは、早春の『2月下旬~4月中旬』ごろに咲く香りのよい花でしょう。ピンクや白の花があるため、好みに合わせて選べます。 また、英語名は『Daphne(ダフネ)』といい、ギリシャ神話の下級女神から名付けられています。

花言葉と由来

花言葉は『栄光』『不死』『永遠』『不滅』などが代表的です。沈丁花が常緑樹であることから、常に繁栄し続けている様子が連想されたと考えられます。 香りのイメージから『歓迎』『青春のよろこび』『甘美な思い出』といった花言葉もあります。 また、沈丁花の英語名ダフネは、アポロンとキューピッドが登場するギリシャ神話のエピソードが由来です。 アポロンの言葉に怒ったキューピッドが、アポロンに恋の矢を、ダフネに拒絶の矢を打ちました。そのため、ダフネはアポロンに追われます。ついに逃げ切れなくなったとき、ダフネは月桂樹に姿を変えました。 そして、月桂樹と沈丁花の葉が似ていることから、ダフネと名付けられたのです。

主な種類と品種

主な種類と品種
沈丁花にはいくつかの品種があります。よく栽培されている代表的な種類を紹介するので、好みのタイプを見つけましょう。

ウスイロジンチョウゲ

日本で最もよく見かける沈丁花は『ウスイロジンチョウゲ』という園芸品種です。花の色は、内側が白、外側が薄紅色という控えめな配色をしています。 小さな花が複数集まって咲くため、全体的にほんのりピンクに色づいて見えるのが特徴で、丸みを帯びた花の集まりが可憐な印象を与えます。

シロバナジンチョウゲ

『シロバナジンチョウゲ』は、外側も内側も白い花を咲かせる品種です。緑の葉の中に、白い花が複数まとまって咲いている様子が、清楚さを醸し出します。 白い花がシンプルなため、どのような雰囲気の庭にも合わせやすいでしょう。

フクリンジンチョウゲ

葉の周りに覆輪(ふくりん)という斑が入っている品種を『フクリンジンチョウゲ』といいます。覆輪は白か黄色です。 葉の緑と覆輪の色とのコントラストも魅力といえます。庭全体の雰囲気が単調になってしまったとき、フクリンジンチョウゲがあるとアクセントになるでしょう。

沈丁花は苗から育てよう

沈丁花は苗から育てよう
自宅で沈丁花を育てるときには、苗から始めるのが一般的です。健康な苗を選び、植え付けるためのポイントを紹介します。

苗選びのコツ

苗は3~4月、もしくは9~10月に店頭に並びます。しっかり根付かせるためには、小さな苗から育てるのがおすすめです。 健康に育っている苗を見分けるためには、枝ががっしりとしていて、根元まで青々とした葉がそろっているものを選ぶのがポイントです。大きく育っているように見えても、ひょろひょろと細長く枝が伸びていて、充実していないものは避けましょう。 葉の様子もよく観察します。黄色くなっていたり、落葉していたりするのは、苗が弱っている証拠です。 また、虫食いがないかも確認しましょう。フクリンジンチョウゲの場合には、斑の境目がくっきりしているものを選びます。

植え付けの手順

植え付けは『3月下旬~4月下旬』か『9月下旬~10月下旬』が適期です。新芽が伸び始める前に実施します。移植を嫌うため、またすぐに植え替えることのないよう、しっかりと広い場所を選ぶことが大切です。 どこに植え付けるか決まったら、その場所に、根が土を抱え込むように張っている根鉢という部分の2倍以上の大きさの穴を掘ります。そして、根鉢を崩さないように穴の中にそっと苗を置きましょう。 沈丁花は根が繊細で、傷つくと枯れる恐れもあります。植え付けるときに傷つけないよう、慎重に扱うようにしましょう。 苗の周りに土を足し、株が安定したら水やりをして完了です。

鉢植えの手順

沈丁花は鉢植えでも育てられます。根が大きく育つよう、苗よりも一回り大きな鉢を選ぶのがポイントです。 用意した鉢に、鉢底ネットと鉢底石を入れ、培養土を1/3の高さまで入れます。ここに苗を置きますが、地植えする場合と同様、根を傷つけないよう丁寧に扱うことが大切です。根鉢も崩しません。 苗がぐらつかないよう土を入れ、鉢底から水が出るくらいたっぷりと水やりをします。

育て方の三つのポイント

育て方の三つのポイント
健康に育てきれいで香りのよい花を咲かせるためには、ポイントを押さえた育て方が大切です。沈丁花を育てるときの三つのポイントを見ていきましょう。

土作り

土は『水はけがよく有機質の多い』ものが適しています。弱酸性を好む性質がありますが、そこまでこだわる必要はありません。水はけのよさを重視しましょう。 土作りからする場合には、赤玉土(小粒と中粒を同量でブレンドしたもの):腐葉土=7:3で配合します。配合に慣れていない場合には、花木用の培養土を用意すればOKです。
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