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エバーフレッシュの育て方と栽培方法|手入れの仕方や注意点も

種から

エバーフレッシュの実を取るときには、さやが真っ赤に熟してから中の黒い種をとってください。果実の皮をむいてから、種をよく洗っておきます。 種が乾燥してしまうと、発芽率が下がるので湿らせてビニール袋に入れるなど、乾かないように注意しましょう。

赤玉土や観葉植物用の土などに種を種と同じの大きさ程の深さまで埋めます。上から土をかぶせなくても発芽します。半日影の場所に置いて、土が乾燥しないよう水やりをしてください。発芽まで約10日〜2週間程度かかります。小葉が完全に育ってから鉢に植え替えてあげましょう。

挿し木で

挿し木で増やす場合は、剪定した枝を使うと無駄がなく便利です。挿し木に使う枝は、10〜15cm程度の長さに切っておきます。葉は上の方だけ残して下の部分は取っておきます。葉がたくさんついていると余計なところに栄養を取られてしまいます。

赤玉土または観葉植物用の土などに挿して半日影の場所で育てます。水は土が乾かないようにたっぷりとあげてください。2〜3カ月で根が生えてきたら鉢に植え替えましょう。

エバーフレッシュを育てる時に気をつける病気や害虫

エバーフレッシュを育てる時に気をつける病気や害虫

エバーフレッシュは丈夫で育てやすい観葉植物ですが、病気や害虫がつく場合もあります。葉が枯れてしまう原因になるので、見つけたらすぐに対策を取る必要があります。エバーフレッシュの葉は、細いので薬剤を使うときは葉全体に薬がつきにくいという問題点があるので、病気にならない、害虫をつけない予防も大切です。

エバーフレッシュで気をつける病気

エバーフレッシュは、炭そ病にかかる場合があります。春から秋にかけて発生する病気で、カビが原因で発生します。はじめのうちは葉の表面に灰色や茶色の斑点ができます。その後斑点の中央が薄くなって黒い点が現れ、葉に穴が開いてしまいます。炭そ病は梅雨時や長雨が続く高温多湿の環境でよく発生します。また葉が密集していて風通しが悪い、水はけが悪いなども原因になります。

炭そ病が発生したら、その枝はすべて切り取り処分するしかありません。

エバーフレッシュにつく害虫

エバーフレッシュには害虫もつきます。年間通してハダニやカイガラムシには注意しましょう。葉の裏側や新芽につくこともあります。水やりのときなどに害虫がいないかチェックしてください。ハダニやカイガラムシは風通しが悪く、乾燥していると発生しやすくなるので、定期的な剪定と葉水などをこまめに行ってください。

ハダニ

ハダニは、葉の裏側に寄生して養分を吸い取ります。また白い卵を産みつけて増やしていきます。養分を吸われた葉の部分は白くかすりのようになります。被害が大きくなると葉が落ちたり枯れたりします。ハダニは2〜3日で卵から孵化して10日ほどで成虫まで育ちます。そのため気づいたときには大量発生していることも少なくありません。

ハダニを見つけたらティッシュなどで取ってください。さらに薬剤を使って駆除しましょう。

カイガラムシ

カイガラムシは体長1mm〜3mmと小さく、枝や葉の養分を吸って被害を及ぼします。またカイガラムシの寄生によってすす病が発生することもあります。すす病になると葉や茎に黒い斑点ができ枯れてしまいます。カイガラムシを発見したら、葉を傷つけないようにして歯ブラシなどを使って落としてください。

薬剤で駆除する方法もありますが、カイガラムシの表面の硬い殻に遮られてあまり効果がない場合もあります。薬剤を使う場合は月2回ほど散布してしっかり駆除してください。

まとめ

エバーフレッシュは、柔らかい緑色の葉を広げる見た目もスタイリッシュな観葉植物です。育てやすくかんたんに増やせるので初心者にもおすすめです。熱帯の植物なので、気温の低い時期の温度管理に注意しましょう。また、十分に日を当ててあげることでよく育ちます。室内の明るい半日影の場所がおすすめです。

場所の移動にも弱いので、急に環境を変えないように少しずつ移動するようにしてください。黄色い花が咲いて真っ赤なさやの中に種ができ、その種から発芽させることもできます。ぜひ華奢な可愛らしい姿のエバーフレッシュを育ててみませんか。

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