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ダリアの特徴まとめ|花言葉・育て方・品種・おすすめ観光スポットを紹介

ダリアは黄色や赤、白など色とりどりの花を咲かせ、華やかな見た目を楽しませてくれる花です。結婚式の場面やプレゼントを贈る場面でもよく使われています。そんなダリアは自宅でも栽培できるのでしょうか?人気の品種や栽培方法、花言葉について解説します。

ダリアの特徴・基礎知識

ダリアの基礎知識

原産地がどこか、開花時期や花言葉など、ダリアについて、詳しくは知らない人も多いのではないでしょうか。基本的な知識を知っておくと、ダリアを育てるときの参考にもなります。

メキシコ原産 キク科の多年生植物

ダリアはメキシコが原産で、元々は高原に自生していた花です。キク科の多年生植物で、比較的高温かつ乾燥した環境を好みます。この花は18世紀にメキシコからスペインに伝わり、日本には江戸時代にオランダから伝わりました。

ダリアという名称は、植物学者であるダールの名にちなんで名付けられたとされています。牡丹の花に似ていることや、日本にはインドを経由して伝わったことから、「天竺牡丹」と呼ばれることもあります。

品種改良によりさまざまな種類があり、花の咲き方だけで10種類に分類されるほど多様です。花の大きさや草丈も品種ごとに大きく変わります。

色も黄色、赤、白に加え、明るめの色からシックで落ち着いた色まで幅広くあります。ただし、青と緑色のものは現状ありません。

開花は初夏から晩秋まで

初夏から晩秋にかけて、ダリアは花を咲かせます。開花時期が長く、長期間にわたって楽しめる花です。ただし、湿度が高い環境が苦手なため、8月の高温多湿の時期は開花がしにくくなります。寒さには弱く、冬に花は咲きませんが、土の中の球根は生き残るため、翌年も花を楽しめるでしょう。

切り花の場合は季節を問わず購入できます。取り扱いが多くなるのは秋ですが、花が長持ちするのは冬季です。切り花の場合、夏は花びらがしおれやすいため、あまりおすすめはできません。

ダリアの花言葉

「栄華」「華麗」「気品」「優雅」「裏切り」「移り気」などが、ダリアの花言葉です。花言葉は多く、花の色によっても花言葉が変わります。

白のダリアの花言葉は「深い愛情」「感謝」です。そのため、男女を問わずプレゼントにぴったりです。赤のダリアの花言葉は「華麗」です。花の色合いが華やかで、見た目の印象とマッチしています。黄色のダリアの花言葉は「優雅」です。

日本では上記三つの色に花言葉がありますが、海外ではそれ以外の色にも花言葉があります。ピンクのダリアには「親切」が、紫のダリアには「品位」という花言葉が付与されています。

色によって花言葉が変わるため、贈る相手や目的に合わせて、適切な色選びをするとよいでしょう。

分類方法を知ってダリアに詳しくなろう

分類方法を知ってダリアに詳しくなろう

品種改良が続けられた結果、ダリアには非常に数多くの種類が生まれました。花の大きさや草丈、花の形によって分類されるため、ここでは分類方法について詳しく解説します。

花の大きさによる分類

ダリアは花の大きさが種類ごとに大きく変わる植物です。大きさによって、下記のように分類されます。

  • 極小輪:3cm以下
  • 小輪:3〜10cm
  • 中輪:10〜20cm
  • 大輪:20〜26cm
  • 巨大輪:26〜30cm
  • 超巨大輪:それ以上

大輪以上の花になると、その存在感は圧倒的で迫力があります。小輪の花はゴルフボールほどの大きさで、ポンポン咲きのダリアなどはそのくらいの花を咲かせるケースが多いです。

草丈による分類

中には4〜5mの高さにまで育つような種もありますが、ダリアは草丈によって、下記のように6種類に分類されます。

  • 矮性:50cm以下
  • 中矮性:50~70cm
  • 中性:70~100cm
  • 中高性:100~120cm
  • 高性:120~150cm
  • 極高性:150cm以上

目安として、膝丈が40cmほど、腰丈が70cmほどです。そのため、家庭で育てるのであれば、矮性か中矮性程度のものを育てるとよいでしょう。

ダリアの草丈は、品種だけではなく、育て方や環境によっても変わります。どのくらいの高さまで育つか確認した上で、品種を決めるのがおすすめです。

花の形による分類

花の咲き方は種類が多く、見た目の印象も大きく変わるため、自分の好みに合わせて選びましょう。

一重に咲くのがシングル咲きです。種類が多い咲き方で見かけることが多い花でしょう。オーキッド咲きは、一重の花びらが内側に丸くなっている咲き方です。

ポンポン咲きは、何重にもなった花びらが丸い形にまとまったものです。形が安定しているため、贈り物でよく使われます。

細長い花びらで先が鋭い形で咲くのが、カクタス咲きです。花びらの巻き方によっても呼び方が変わります。八重咲きで、平らな花びらが重なって咲くのがデコラティブ咲きです。

他にも多くの咲き方があり、見た目の印象もまったく異なります。シンプルな咲き方からボリュームのある咲き方までさまざまなため、自分好みのものを探してみましょう。

ダリアの人気品種・種類

ダリアの人気品種をチェック

ダリアは種類が多く、どの品種が欲しいかわからなくなる人もいるのではないでしょうか。ここではダリアの中でも、特に人気がある品種について紹介します。

ダリアブームの火付け役『黒蝶』

黒蝶はセミカクタス咲きで、黒みがかった赤い中大輪の花を咲かせます。草丈は中性で、100cmほどの高さになります。ブラックダリアとも呼ばれ、ダリアブームの始まりともいわれる花です。

見た目の美しさだけでなく、日持ちもするため、東京を中心に人気が爆発しました。明るい色が多いダリアですが、シックで落ち着いた色合いがこの品種の人気のポイントです。生花やコサージュとしても使われます。

純白の花嫁のような『かまくら』

かまくらはフォーマルデコラ咲きの白いダリアです。フォーマルデコラ咲きは、デコラティブ咲きの中でも花びらのねじれがない咲き方です。

中輪の花が咲き、純白とも呼べる白さと華やかさがあり、形も整っているため、結婚式などでよく使われます。白のダリアの中では出荷量が多く、手に入れやすい品種です。

品種改良の結果、花びらが傷みにくく、生産しやすい種になりました。ジャパンフラワーセレクションを受賞した実績がある有名な品種です。

小型で鉢植え向け『アーリーバード』

アーリーバードは鉢植えでも育てられる、ダリアの中でも代表的な品種です。小輪で矮性の小ぶりな種のため育てやすいでしょう。

ピオニー咲きと呼ばれる半八重咲きで、花びらが大きく波打つように咲きます。小さく育てやすい品種のため、庭などに花を育てるスペースがあまりない人におすすめの品種です。

気品あふれる『皇帝ダリア』

皇帝ダリアは茎が木のようになるため、ツリーダリアとも呼ばれます。日が短くならないと花が咲かず、11月に花を咲かせる、ダリアの中でも開花が遅い品種です。

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