ダリアの特徴まとめ|花言葉・育て方・品種・おすすめ観光スポットを紹介
冬季の球根の管理方法
翌年もダリアの花を楽しみたい場合、冬季は球根をしっかり管理する必要があります。花が咲き終わる秋にダリアの球根を掘り上げてください。寒い地方の場合は霜が降りる前に行います。発芽点を折ってしまわないよう注意しましょう。
掘り上げた球根は少し水洗いし、日陰で乾かします。その後、気温が5度以下にならない場所に球根を保管しましょう。段ボールにもみがらやピートモスを敷き詰めておきます。何カ所か通気口として穴をあけておくことが大切です。
上記の作業に十分な時間を取れない場合は、簡易的に球根の根っこの上に段ボールを敷くか、土を厚めに盛ることで、温度を下げない方法もあります。ただし、気候によっては失敗することもあるため、注意してください。
ダリア栽培で注意したい病気と害虫対策
ダリアを育てる時に特に注意したいのが、病気や害虫です。対処が遅れると、これらが原因で株全体がダメになってしまうこともあります。ダリア栽培で注意したいトラブルの事例や対処法を把握し、ダリアが枯れないよう管理しましょう。
『うどんこ病』や『モザイクウイルス病』などの病気
ダリアで注意したいのは『うどんこ病』と『モザイクウイルス病』です。うどんこ病に罹ると、白い粉のような菌糸に葉が覆われます。
この病気はカビが原因のため、湿気がこもらないよう切り戻しや剪定を行うのが効果的です。発生初期であれば殺菌剤で対処できますが、病気が進んでいる場合は、病気になっている葉を切って処分しなければいけません。
モザイクウイルス病はアブラムシが原因となるウイルスで、葉脈が黄色になり、斑点ができるなどの症状が現れます。生育が全体的に悪くなり、放置しておくと、株全体に広がりかねません。
この病気には薬で対処できないため、発見したら病状が確認できる場所をすぐに剪定し取り除きます。
ダリアは病気になりにくい植物ですが、生育環境が悪いと病気にかかる可能性があります。そのため、生育環境の風通しをよくし、剪定をこまめに行うことが大切です。
『アブラムシ』や『メイガ』などの害虫
ダリアを育てる上で注意したいのが、アブラムシとメイガです。アブラムシは春から秋にかけて発生しやすい害虫で、新芽や葉っぱの裏に寄生します。『モザイクウイルス病』や『すす病』の原因となる存在です。
アブラムシを見つけたら、手で潰すかガムテープで取り除くかして対処します。数が多く処理しきれない場合は殺虫剤で取り除いてください。
メイガは茎の中に入り込み、中から植物を食べる害虫です。この害虫の痕跡を見つけたら、ハサミでその部分を取り除きます。殺虫剤を撒いて予防することが効果的です。
まとめ
ダリアは華やかな外見が特徴的で、適切な育て方を意識すれば、初心者でも十分育てられる植物です。
育てる場合は水の与え方や育てる場所の日当たりを意識しましょう。きちんと育てれば、きれいな花が長期間にわたり楽しめるため、ダリアの栽培に挑戦してみてはいかがでしょうか。