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イチジク(無花果)の旬はいつ?食べ頃の見分け方や食べ方・保存方法

とろりとした触感のいちじくはそのまま食べてもよし、ジャムにしてもよし、なんとお肉料理に使うこともできます!この記事ではいちじくの旬の季節、人気の品種を紹介しますので、まだ食べたことがないという方は、ぜひ一番おいしい時期にいちじくを食べてみてくださいね!

イチジク(無花果)の旬は2回ある!

イチジク(無花果)の旬は2回ある!

イチジクは大きく、夏果、秋果、夏秋兼用果の3つに分けられます。

夏果は6~7月が旬!

夏果の特徴は実が大きいことです。ザ・キングは大きいもので200gになるものもあるそうです!

代表的な品種はビオレ・ドーフィン、ザ・キング、コナドリア、キバルなどです。

秋果は8~10月が旬!

夏果は足がはやいため、最近では秋果がよく流通しているようです。夏果よりやや小ぶりですが、おいしさがぎゅっと凝縮されています。

代表的な品種は蓬莱柿(ほうらいし)、久留米くろあま、ゼブラスイート、セレステ(セレスト)、ビオレソリエス、レディホワイトなどです。

イチジク(無花果)の栄養価と効果

イチジク(無花果)の栄養価と効果

ペクチン

イチジクは便秘改善の効果水溶性食物繊維のペクチンを多く含んでいます。ペクチンは善玉菌のエサとなり乳酸菌を増やすことで腸の動きを活発にし、腸内環境を正常化してくれます。

カリウム

カリウムは体内の余分なナトリウムを輩出してくれるので、むくみ解消や血圧を下げる効果が期待できます。高血圧の予防にもなるでしょう

フィシン

フィシンはたんぱく質分解酵素で、肉や魚の消化を助けます。胃もたれや二日酔い防止の効果が期待できるでしょう。

植物性エストロゲン

イチジクの種の部分には植物性エストロゲンが含まれており、ホルモンバランスを整えたり、生理痛など女性特有の悩みを緩和する効果が期待できます。

ミネラル

血や骨を作るカルシウムや鉄分もバランスよく含んでいます。

美味しいイチジク(無花果)の見分け方

美味しいイチジク(無花果)の見分け方

イチジクは足のはやい果物です。ご家庭でイチジクを育てている場合、新鮮なイチジクを食べられるのが嬉しいポイントです。スーパーなどで購入する際は次の3つのポイントをチェックしてくださいね!

  1. 甘い香りがし、皮にハリがある
  2. ぽってりと丸い形
  3. 少し裂け目がある

皮にシワがあるものは鮮度が低い可能性があります。また、イチジクの切り口が乾燥していない新鮮なものを選びましょう。実の先が裂けるのは熟し始めて食べごろの合図です。大きく避けているものは熟しすぎているので避けましょう。イチジクは追熟しないと言われており、未熟なものを食べると胃を痛めてしまう可能性があります。香りが十分にする、熟したものを選びましょう。

イチジク(無花果)の保存方法

イチジク(無花果)の保存方法

イチジクは傷みやすい果物なので、長時間室温に置かないようにしましょう。指で少し押しただけでもそこから痛み始めると言われてますので、取り扱いには注意が必要です。冷蔵、冷凍保存が可能ですが、つぶれているイチジクがあれば取り除いておきましょう。

冷蔵保存

水気をとり、一つずつラップでくるみます。イチジクが重ならないようにバットなどに並べ、野菜室で保管します。洗うのは保存する前でなく、食べる直前にしましょう。

冷凍保存

数が多くて食べきれない場合は冷凍保存します。イチジクを洗い、バットなどに並べて冷凍庫に入れます。完全に凍ったら保存袋に入れて冷凍庫で保存します。解凍したイチジクは水気が出ておいしくなくなることがあるので、シャーベット状で食べるのがおおすすめです。

イチジク(無花果)のおいしい食べ方

イチジク(無花果)のおいしい食べ方

生食

新鮮なイチジクはそのまま食べることができます。ヘタを取り、ヘタのついているところから皮をむいて食べましょう。

コンポート、ジャム

イチジクがたくさんあって生食で食べきれない場合などは、コンポートやジャムにしてみましょう。そのまま食べてもよし、ヨーグルトに混ぜてよし、タルトに使ってもよしと幅広いシーンで活躍してくれます。ジャムにする際はクエン酸を加えることで味がしまり、鮮やかな色が続きます

サラダ

イチジクはサラダにもぴったりです。特に生ハムとは相性がいいので、シンプルにイチジクとクリームチーズを生ハムで巻いてレモン、コショウで仕上げたり、サラダと和えてもいいでしょう。ポテトサラダやカボチャサラダといった、こっくりとしたサラダにもよくあいます。イチジクの薄いピンクが入ることで彩りもアップしますよ!

肉料理

意外かもしれませんが、イチジクは肉料理にも使うことができます。バルサミコ酢との相性がよく、鶏肉とイチジクを炒めてバルサミコ酢で仕上げたり、ポークソテーに焼いたイチジクを添えてバルサミコ酢で仕上げるといったメニューがあります。

イチジク(無花果)の産地はどこ?

イチジク(無花果)の産地はどこ?

イチジクの主な産地は国内では愛知、和歌山、兵庫、大阪、福岡、広島、奈良、京都などです。

海外ではトルコ、エジプト、モロッコ、アルジェリアなどで栽培されています。

イチジク(無花果)の品種・種類

イチジク(無花果)の品種・種類

桝井ドーフィン

1909年に桝井光次郎氏がアメリカから持ち帰った品種で、日本で最も多く栽培されている品種と言われています。桝井ドーフィンと呼ばれることもあり、育てやすく、実の持ちが良いことから日本で広く栽培されるようになりました。夏果と秋果で大きさがことなり、夏果物は100~200g、秋果は一回り小さい50~110gほどです。

蓬莱柿(ほうらいし)

1600年代にポルトガル人によって中国のイチジクが持ち込まれたと言われており「蓬莱柿」として日本各地に広まっていきました。色づきが浅いので「白イチジク」とも区別されます。アメリカが産地の桝井ドーフィンと区別するのに「日本いちじく」とも呼ばれます。耐寒性が強く、収穫量の多い品種です。雨で実が裂けやすいので、実がなった後は雨除けをした方が良いでしょう。9月上旬~11月に収穫できます。

とよみつひめ

福岡県の特産品種です。多く流通している桝井ドーフィンの糖度が8~14%であるのに対して、糖度10~18%ほどあり、甘みとたっぷりの果汁が特徴です。重さは90g程で皮ごと食べられます。

ザ・キング

実は70~80gと大きく、糖度は20℃前後あるので味も比較的よい部類に入ります。甘いだけではなく酸味もあるバランスの取れた味わいです。熟しても皮が色付かず黄緑色のままなのが特徴で、熟しても実の先が裂けにくいのですが、熟すと中は他のイチジクと同じように赤くなります。

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