4月に植える野菜は?初心者でも育てやすい種類を中心に紹介
サヤインゲンは昔は筋を取ってから調理していました。近年のものは品種が改良されて、筋がついたままでもやわかく食べられるので、下ごしらえや調理が簡単というメリットもあります。
サヤインゲンの植える時期
サヤインゲンを植える時期は、4月中旬から6月中旬です。花が咲いたら次の種をまけば、収穫した後に同じ土地でもう一度栽培できます。1年に3回ほど収穫することも可能です。寒さが苦手でとくに霜には弱いので、寒冷地などでは植える時期の気温に十分注意してください。
サヤインゲンの栽培のコツ
サヤインゲンがよく育つ気温は15~25度くらいです。このくらいの温度で栽培するとよく育ちます。25度以上になると、花が落ちてしまうなどのトラブルが起こってくるので気をつけましょう。芽が出て本葉が出てきたら、間引きをしてください。つるありのサヤインゲンを育てる場合は、20~30cmくらいに育ってきたら支柱に結びます。
また花が咲き始めたら2週間に一度程度追肥をするといいでしょう。表面の土が乾燥してきたら、たっぷり水をあげるようにしてください。とくに開花した後は、乾燥しないように水やりをこまめにしましょう。水切れすると、花が落ちてしまいます。
サヤインゲンの収穫時期
サヤインゲンは、植えてから約60日で収穫ができます。夏が旬の野菜です。花が咲いてから約10日〜15日後が収穫の時期と覚えておきましょう。ただし、つるありのサヤインゲンの場合は、高温に強いこともあり、収穫までの期間や収穫時期がつるなしのサヤインゲンよりも長くなります。収穫期間は約2カ月ほどです。
長く楽しみたいなら、つるありのサヤインゲンを育てるといいでしょう。つるなしのサヤインゲンを、2回〜3回ほど栽培してたっぷりと味わうのもいいですね。
4月に野菜を栽培する際の注意点
4月に野菜を栽培するときには、それぞれの野菜の適した気温をチェックしましょう。低温に弱い野菜の場合、4月の早い時期に植えてしまうと、夜気温が下がって霜が下りてしまったり季節外れの雪に降られてしまったりして、せっかく芽が出てもダメになってしまうことがあります。また日あたりも大切です。強い日差しを好む野菜は、たっぷり日差しが注ぐ場所で育ててください。
暖かい気候を好む野菜でも、暑さが苦手なものもあります。収穫前の夏が近い時期になると、夏日やそれ以上の気温になる日も増えてきます。栽培している場所が高温になりすぎないよう、日あたりや風通しなどもよく見てあげましょう。
まとめ
4月に植えるおすすめの野菜はいろいろありますが、初心者でも比較的育てやすいのは、ピーマンやきゅうり、ミニトマト、サヤインゲンなどです。つるを伸ばして成長する野菜は、添木や支柱が必要になりますが、伸びてきたら結んであげればさらに育つので特別難しいことはないでしょう。
ピーマンは開花したら雨に濡れないような場所で育ててください。きゅうりは成長が早く収穫も早いので、育ちすぎる前に食べてくださいね。またミニトマトは、水をあげすぎない方が、おいしく育ちます。サヤインゲンは、つるなしの方が育て方が簡単ですが、つるありの方が収穫時期が長く楽しめます。
それぞれの特徴と育て方のポイントを参考にしておいしい野菜を収穫してくださいね。