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アジアンタムの種類・品種まとめ|特徴や育て方、お手入れ方法も紹介

アジアンタムの基本情報・特徴

アジアンタムの基本情報・特徴

アジアンタムは小さくて細かな葉が魅力の観葉植物。ふんわりと広がる涼し気な葉が室内や庭を優し気な印象に魅せてくれるでしょう。アジアンタムの特徴を詳しく紹介します。

アジアンタムの基本情報

科・属イノモトソウ科ホウライシダ属
和名蓬莱羊歯(ホウライシダ)
英名Adiantum(アジアンタム)
学名Adiantum
原産地温帯や熱帯・亜熱帯地域

アジアンタムはイノモトソウ科ホウライシダ属に分類される植物。主に温帯や熱帯・亜熱帯地域に分布しています。耐熱性には強いですが、耐寒性にはやや弱いので、育てる場所や環境には気を付けたい植物です。世界には200種類以上ものアジアンタムがあり、日本では園芸品種が流通しています。

アジアンタムの学名は「Adiantum」。草丈は5~100cmほどで、シダ植物なので花や実は付けません

アジアンタムの特徴

アジアンタムの葉は水をはじくことから、ギリシャ語の「adiantos(アディアントス)」から名前が付けられたのだそう。ふんわりと茂る小さな葉が特徴で、どこか繊細な雰囲気を醸し出しています。自然の豊かさを感じさせてくれる植物なので、庭や部屋をナチュラルに彩ってくれるでしょう。室内用の観葉植物として人気があり、インテリアの1つとして楽しんでいる方も多いです。

アジアンタムの見頃の季節

アジアンタムの見頃の季節

アジアンタムは花や実をつけないシダ植物なので、開花時期はありません。葉は1年中咲いているので、季節を問わず観賞を楽しめる観葉植物でしょう。室外で育てる際は、気温や乾燥に注意しながらお手入れしてください。

アジアンタムの花言葉と由来

アジアンタムの花言葉と由来

アジアンタムの花言葉を紹介します。風水にまつわる情報も解説するので、アジアンタムの購入を検討中の方は参考にしてください。

アジアンタムの花言葉

アジアンタムの花言葉以下の5つが有名です。

  • 「繊細」
  • 「天真爛漫」
  • 「無垢」
  • 「上機嫌」
  • 「無邪気」

どの花言葉もアジアンタムの繊細で華麗な姿にピッタリの言葉です。アジアンタムのやわらかく繊細な葉は、人間の純粋な心を表しているのかもしれません。大人になっても忘れたくない無邪気な心や無垢を大切にしたい方は、花言葉にちなんで庭や部屋にアジアンタムを植えてみてはいかがですか。

アジアンタムの花言葉の由来

アジアンタムの花言葉の由来は、小さく繊細な葉が優雅に伸びる姿から付けられたのだそう。観葉植物の中でも気品を感じられる植物なので、誰もが納得できる花言葉ではないでしょうか。花言葉の由来のはいくつもの諸説がありますが、実際にアジアンタムを育てながらその意味を考えるのも植物観賞の醍醐味です。

アジアンタムで期待できる風水効果

アジアンタムは「陰の気を吸う」といわれており、風水効果に期待をして室内で育てる方も多いです。悪い気を浄化する風水効果に期待ができることから、気の溜まりやすい場所に置くとよいのだとか。

また、アジアンタムは金運アップ効果にも期待される観葉植物。商売繁盛を願ってアジアンタムを育てる方もいるので、自営業の方やテレワーク・在宅ワーク中の方はぜひ部屋のインテリアに取り入れてみてください。

アジアンタムの種類・品種

アジアンタムの種類・品種

日本で流通している主なアジアンタムの品種を紹介します。どのアジアンタムも観賞におすすめなので、気になるものはさっそくチェックしてみましょう。

アジアンタム・ラディアヌム

アジアンタム・ラディアヌムは、アジアンタムの中でも多く流通している種類です。鮮やかな緑色の葉がふんわりと茂り、生き生きとした姿を観察できるでしょう。茎はしなやかに垂れるので、全体的に丸みのあるフォルムになります。繊細ながらにも存在感の強いアジアンタムなので、葉のボリュームを重視したい方にもおすすめです。

アジアンタム・ペルビアヌム

アジアンタム・ペルビアヌムは、アジアンタムの中でも大ぶりの葉を持つ品種です。小さな葉が特徴でもあるアジアンタムですから、同じ品種とは思えない方もいるのではないでしょうか。濃い緑色の葉が特徴で、どこか力強い印象も与えてくれます。葉は薄いですがサイズが大きいので、重みで茎が下に垂れます。存在感のあるアジアンタムなので、インテリアのワンポイントにもなりそうです。

アジアンタム・ラディアナム・ミクロフィラム

小さな葉が好みの方は、アジアンタム・ラディアナム・ミクロフィラムがおすすめ。小さくて繊細な葉が不規則に茂り、ふんわりと広がる葉に植物のやわらかさを感じます。繊細な印象が強いアジアンタムなので、ナチュラルテイストのインテリアによく馴染むでしょう。アジアンタム・ラディアナム・ミクロフィラムは、可愛らしい観葉植物が好きな方に向いています。

アジアンタム・プベッセンス

アジアンタム・プベッセンスは、葉が放射状に広がるアジアンタム。シダ植物らしい見た目が特徴で、エキゾチックでおしゃれな見た目が魅力的です。日本ではあまり流通していないアジアンタムなので、馴染みがないかもしれません。アジアンタム・プベッセンスはとても貴重な品種とされています。アジアンタム・プベッセンスが欲しい方は、早めに商品をリサーチしておきましょう。

アジアンタム・フリッツルーシー

アジアンタム・フリッツルーシーは、小さすぎず大きすぎない葉のサイズが特徴のアジアンタムです。アジアンタム・フリッツルーシーは室内観賞用に品種改良された品種。多くのアジアンタムは葉が下に垂れるのに対し、アジアンタム・フリッツルーシーは茎から少し立ち上がるようにして伸びます。アジアンタム・フリッツルーシーは、元気よく茎が伸び上がる植物が好きな方に向ています。

アジアンタムの育て方・栽培方法

アジアンタムの育て方・栽培方法

アジアンタムを自宅で育ててみたい方のために、栽培方法のコツを紹介します。3つのポイントを参考に、元気なアジアンタムを育ててください。

アジアンタムの土作り方法

アジアンタムは市販の配合土を使って構いません。地植えの場合は、庭土に腐葉土を混ぜてから2週間くらい経ってからアジアンタムを植えるようにしましょう。草花用の配合土を使う場合は、水はけをよくするために赤玉土を混ぜるのがおすすめです。

アジアンタムの水やり方法

アジアンタムは乾燥が苦手な植物です。土が乾かないように、しっかり水を与えてあげましょう。気温の高い季節には、1日2回ほど水やりしてください。アジアンタムの葉は水をはじいてしまうので、霧吹きなどのアイテムを使って湿らせてあげるのがポイント。

土への水やりは根元に向けて水を注ぐように与えてください。アジアンタムは湿度を適度にキープすることが重要です。観賞を楽しみながら、土や葉の乾燥具合をチェックしましょう。

アジアンタムの肥料の与え方

アジアンタムは薄めた液体肥料を使います。発色を助けるために濃い液体肥料を与えると、根が傷んでしまうことがあるので注意してください。肥料を与えるペースは、春から秋の季節は7~10日に1回。緩効性の化成肥料なら2カ月に1回で結構です。冬の寒い季節は特に肥料を与える必要はありません。

あまりたくさんの液体肥料を与えると、根腐れの原因となるので注意しましょう。アジアンタムのサイズや品種などを考慮しながら、肥料の量を調整してください。

アジアンタムの手入れ方法や増やし方

アジアンタムの手入れ方法や増やし方

株分けでアジアンタムを増やすことが可能です。育った株をナイフやハサミで2~4等分して、根に着いた土を軽く落とします。株を分けるときは、やさしく引っ張るように扱ってください。植え替えをする鉢に土を少量の土を入れておき、そこへ株分けしたアジアンタムを入れましょう。

最後にアジアンタムを固定するように土を入れれば、株分けの完了です。株分け後はしっかりと土に水分を与え、アジアンタムを乾燥しないように気を付けてください。

アジアンタムを育てる時に気をつける病気や害虫

アジアンタムを育てる時に気をつける病気や害虫

アジアンタムを育てる際に気を付けたい、病気や害虫を紹介します。健康なアジアンタムを育てるためにも、しっかりとリスクをチェックしてください。

アジアンタムの病気

アジアンタムは立ち枯病と呼ばれる病気にかかりやすい傾向があります。立ち枯病とは、土に近い部分から徐々に腐敗していく病気。茎や根の部分が褐色になってきたら、立ち枯病を疑ってみましょう。

立ち枯病はカビの一種なので、湿度の高い季節は特に注意が必要です。立ち枯病にかかった部分だけ切除すれば、またアジアンタムが元気になる可能性があるで、最後まであきらめずにきちんとお手入れしてあげましょう。

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