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アンスリウムとは?花の特徴・花言葉・育て方・手入れ方法を紹介!

植え替えや鉢替え

アンスリウムの植え替えや鉢替えは、5~9月の株が元気な時期に行います。鉢の中に根がびっしりつまっている、土が乾いて鉢が水をわなくなってしまったなどの状態になった時は植え替えのタイミングです。

植え替えではどうしても根を傷めてしまうため、株の元気がない時に行うと余計に弱らせてしまいます。同じ理由で、秋~冬の植え替えもおすすめできません。

植え替えの際はひとまわり大きな植木鉢を用意し、植え付け時と同じ用土を用います。黒く傷んだような根は取り除き、植え付けと同じ手順で植え替えてください。

剪定・切り戻し

アンスリウムは、気根と呼ばれる根を茎から成長させます。気根の数が増えると茎が株元から立ち上がるような姿になり、株全体のバランスもくずれます。そうした場合は、切り戻しで仕立て直しましょう。また、茎に傷みや変色などが見られた場合は、傷んだ部分からの病気の発生を防ぐため、付け根から切り落とします。

また、花がら摘みも必要な作業です。花が終わりに近づくと肉穂花序の色が変化し、仏炎苞も色があせてきます。変色した肉穂花序をそのままにしておくとやがて実をつけますが、実に栄養をとられて株が弱ることもあります。採種するのでない限り、古くなった花は茎の付け根から切り取りましょう。そうすることで、新たな花も付きやすくなります。

アンスリウムの増やし方

アンスリウムは、株分けや挿し木、採種で増やせます

株分けで増やす場合

アンスリウムは、親株の周りに子株をつけて大きくなっていきます。そのため、子株を分けて増やすのが最もかんたんな方法です。株分けは、植え替えの際に一緒に行いましょう。

株分けの手順

親株を鉢から抜いて根鉢をくずし、子株の根元を持って親株から引き離すようにします。根が絡んでいる場合には、ハサミやナイフで切り分けましょう。切り分けた子株は、植え替える親株と同様の用土・手順で植え付けてください。

挿し木で増やす場合

増えすぎた茎や伸びすぎた茎など株のバランスが悪くなった場合は、切り取って挿し木にしてみましょう。

挿し木の手順

挿し穂とする茎は10~15cmの長さにカットし、上部の2~3枚を残して葉を切り落とします。バーミキュライトを湿らせた挿し床に挿し、明るい日陰で管理します。発根まで10日~2週間ほどかかりますが、その間バーミキュライトが乾かないように注意しましょう。新しい葉が顔を見せたら定植できます。

採種

アンスリューム(アンスリウム)の花が受粉すると種ができるので、熟すのを待って採取しましょう。種まきは4~6月に行います。種まき用の土やピートモス、水ゴケなどで多湿培地を作って種をまき、管理は半日陰の風通しがよい場所で行います。

アンスリウムと同じ科の花

アンスリューム(アンスリウム)と同じ科の花

アンスリウムと同じサトイモ科には、いくつも花があります。その中から今回紹介するのはカラーとスパティフィラム、モンステラの3種類です。それぞれの特徴をチェックしていきます。

カラー

和蘭海芋(オランダカイウ)の和名を持つカラーは、南アフリカが原産です。オランダカイウ属に分類され、湿地を好む湿地性と乾燥を好む畑地性の種類があります。アンスリウムと同じく、花に見える部分は仏炎苞です。開花期は春~初夏、白や黄、赤、紫、オレンジなど苞の色も豊富で、切り花としても高い人気があります。

スパティフィラム

スパティフィラムはササウチワ属(スパティフィラム属)に分類され、熱帯アメリカが原産です。主に室内向けの観葉植物として親しまれ、常緑性で光沢のある緑の葉と花びらのような白い苞との美しいコントラストが人気です。開花期は5~10月ですが、栽培条件がよければ年中花が楽しめます。

モンステラ

モンステラは、モンステラ属(ホウライショウ属)に分類されるつる性植物です。原産地の熱帯アメリカには20~30種類が分布しており、耐寒性や耐陰性に強く直射日光を嫌います。葉に穴や深い切れ込みがあり、気根が発達しているのが特徴です。モンステラの名前はラテン語で奇怪や異常を意味する単語が語源ですが、独特な葉形や風水効果から観葉植物として高い人気があります。

まとめ

アンスリウムは、赤やピンクの色鮮やかな苞と緑の葉が特徴的な植物です。品種によって姿も違い、切り花として楽しめるものもあります。耐寒性は乏しいため、栽培は鉢植えで室内が基本です。株分けや挿し木で増やせるので、好みの品種を見つけて育ててみてください。

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