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アロエの種類・品種まとめ|特徴や見分け方、育て方なども紹介!

「フェロックス」は、別名で「ケープアロエ」「猛刺蘆薈(もうしろかい)」と呼ばれています。鋭いトゲが多く、ひがみが強いのが特徴的です。日本で唯一、アロエの生薬として認められている品種です。

「ブルーエルフ」は、ブルーグリーンの葉が美しく、太くまっすぐに伸びるのが特徴的な品種です。別名で「ブルーアロエ」と呼ばれています。

「プリカティリス」は、アロエの中でもマニアックな品種で、トゲがなく滑らかなのが特徴的です。よく観察すると微細なトゲのようなギザギザが見られます。

アロエの育て方・栽培方法

アロエの育て方・栽培方法

アロエは春の涼しい時期に種植えをして、11~2月頃に開花する植物で、葉に水分を蓄える多肉植物されています。品種によって栽培の仕方や時期が異なるため、栽培方法を押さえておきましょう。

アロエの育て方

アロエは茎が太くて硬く、がっしりとした苗を選んで、5~7月、9月に植え付けをします。アロエは5~9月頃の生育期に、日当たりがよく、水はけのよい場所へ植え付けを行います。アロエは剪定や切り戻しをする必要はありませんが、大きく育ちすぎて高さを調節したい場合は、葉がある節で切り落としてください。植え替え、鉢替えの目安は、子株が株元からたくさん出てきたら行います。古い土と根を半分ほど落とし、新しい土が入った植木鉢に植え替えをしましょう。アロエの花は、11~2月頃に暖色系の花を咲かせます。冬の寒い時期は水やりは控えましょう。外気温が10℃を下回るようであれば、室内で霜を避けて育ててください。

アロエの栽培方法

アロエは、春と秋は日当たりのよい場所に、真夏は強光線を避けるように半日陰に置いて栽培します。アロエは寒さには強いですが、霜には弱いため10℃以下になる場合は室内で霜を避けて育てましょう。土は、手に入りやすい多肉植物用のものを使用して栽培するといいです。栽培の際には、カイガラムシとアブラムシの病害虫に注意が必要です。カイガラムシは被害が少ないうちに薬剤などを散布、アブラムシは3~5月に多く発生するため、こまめに駆除をしましょう。

アロエのお手入れ方法・増やし方

アロエのお手入れ方法・増やし方

アロエのお手入れ方法には、水やりのタイミングと肥料の施し方によって変わってきます。アロエを増やしたい場合は、「株分け」と「挿し木」で増やせます。正しい方法を覚えて栽培を楽しみましょう。

アロエのお手入れ方法

水やりの仕方は、アロエは乾燥に強いため、こまめに水やりをする必要はありません。土が乾ききってからたっぷりと水を与えましょう。反対に、水を多く与えすぎると根腐れの原因になるため気を付けましょう。冬場は水はほとんど与えなくていいです。しかし、霜に弱いため霜が当たらない場所で栽培をします。春になると新芽が出てくるため、そのタイミングで水を少しずつ与えていきましょう。

肥料の施し方は、アロエを育てるには栄養が多く行き過ぎると逆にアロエを弱らせてしまうため、丈夫なアロエを育てるためには肥料は必要ないとされています。代わりに、春から秋の生育期に、2週間に1回程度で規定の半分に希釈した液体肥料を与えます。アロエを食用や薬用に使用する場合は、液体肥料ではなく有機肥料を使用してください。

アロエの増やし方

アロエは「株分け」と「挿し木」で増やせます。 「株分け」は、5~9月の植え替えの時期に同時に行います。株を土ごと鉢から抜き取り、親株の周りにできた子株を手ではじきます。子株についた土を落とし、根が乾かないうちに新しい土へ植え替えをします。水やりは植え替えを行ってから一週間を目処に行ってください。

「挿し木」は、アロエの草丈が高くなり、葉が落ちた際に「仕立て直し」を行います。このタイミングで切り取った茎を使用して挿し木をします。挿し木の時期は5~9月が適しています。切り落とした茎は、切り口から水分が出るので2~3日乾燥させてから土に挿します。切り口が乾いていないと腐敗の原因になるため、しっかりと乾燥したことを確認してから使用してください。挿し込んですぐは支柱を立てて茎が倒れないように支えましょう。

アロエと同じ科の花

アロエと同じ科の花

アロエ属アロエ科の植物には、「アロエ・ノビリス」「アロエ・ヴァリエガク」などがあります。しかし、現在ではワシントン条約により日本への輸入が停止されています。多肉植物であるアロエは、夏に開花するカランコエ、セダム、サボテン、ユーフォルビア、クラッスラ、チランジアなどとの相性がよく、一緒に寄せ植えで栽培するとよりガーデニングが楽しめます。

まとめ

アロエは一見地味な植物に思われがちですが、一年中を通しても栽培しやすい植物でカラーも豊富なため人気の植物です。食用、観賞用と用途もさまざまなため、お好みの品種を育てられます。「アロエ・ベラ」「キダチアロエ」はガーデニング初心者の人でも比較的栽培しやすいため、初めて育てる人にもおすすめです。正しく育ててアロエ特有の綺麗な花を咲かせてみませんか。

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