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カルーナの花言葉と誕生花|英語名と花名の由来、特徴や種類は?

カルーナは、ヨーロッパやシベリア、北アフリカを原産とするツツジ科ギョリュウモドキ属の植物です。カルーナの花言葉は「自立」「旅立ち」「誠実」「連理の枝」。初夏から秋にかけて、ピンク、白、紫の小さな花をたくさん咲かせます。

カルーナの花言葉とは?

カルーナの花言葉とは?

カルーナの花言葉は、「自立」「旅立ち」「誠実」「連理の枝」。可愛らしい花を咲かせるのはもちろん、どの花言葉もポジティブな意味合いがあり、ポット苗も鉢植えも気軽に購入できる価格帯なので、ガーデニングやフラワーギフトに人気の植物です。

色別のカルーナの花言葉

カルーナには色別に花言葉が存在します。カルーナは、淡いピンクや濃いピンク、白、紫と多彩な花を咲かせますが、赤と白の花色特有の花言葉が存在します。

赤のカルーナの花言葉

赤のカルーナ特有の花言葉は、「情熱」です。カルーナには紅葉を楽しむ品種もあり、赤や黄色に色づく姿は存在感があります。

白のカルーナの花言葉

白のカルーナは、赤とは反対の意味になる「熱情の行為を防止」といった花言葉を持ちます。白い花を咲かせるカルーナには、「カルーナ・ガーデンガールズ」や「カルーナ・ビューティーレディー」「カルーナ・アルバ・プレナ」などがあります。

カルーナの海外での花言葉

英名の「Heath(ヒース)」は、エリカを指す場合もありますが、ヒースの花言葉には、「博愛」「孤独」「謙遜」「寂しさ」「幸福な愛」「私は私らしくありたい」などがあります。カルーナ全般の「自立」や「誠実」と同様に、スコットランドやアイルランドの荒れ地に咲く姿を連想させます。

カルーナの花名・花言葉の由来は?

カルーナの花名・花言葉の由来は?

カルーナは、色とりどりの花や葉をつけるだけでなく、よい意味を持つ花言葉があるので、贈り物にも最適です。カルーナの花名や花言葉にはどのような由来があるのでしょうか。

カルーナの花名の由来

カルーナの花名は、ギリシャ語の「掃く」を意味する「kallyno」が語源といわれています。学名の「Calluna」にも「掃く」という意味がありますが、カルーナの枝でホウキを作っていたことに由来します。

カルーナの花言葉の由来

カルーナの花言葉「連理の枝」の由来は、枝を絡めるように成長する姿からつけられたとされており、男女関係、夫婦の仲睦まじさを例えた花言葉となっています。「自立」や「誠実」は、スコットランドのヒースランドと呼ばれる厳しく乾燥した荒れ地で、たくましく慎ましやかに自生する姿から名づけられたようです。

カルーナが誕生花なのは何日?

カルーナが誕生花なのは何日?

カルーナが誕生花の日は、「10月17日」です。白のカルーナは「8月11日」、赤のカルーナは「8月30日」が誕生花の日になります。

カルーナとはどんな花?

カルーナとはどんな花?

カルーナは、花の美しさから、世界中で観賞用の品種が栽培されています。観賞用以外では、学名の通り、コキアのような枝はホウキの材料として、また花蜜が多いため、ハチミツを採取する蜜源植物としても活用されています。ほかにも茎や葉はハーブティーに、オレンジ色の花からは染料が採取できます。

カルーナの基本情報

カルーナの基本情報は以下の通りです。

科・属ツツジ科・ギョリュウモドキ属(カルーナ属)
和名ギョリュウモドキ
英名Heather、Heath
学名Calluna vulgaris
花の色ピンク、白、紫
原産地ヨーロッパ、シベリア、北アフリカ
開花期6〜9月

カルーナの特徴

カルーナは、ヨーロッパやシベリア、北アフリカに生息する常緑低木です。北アメリカやカナダなどの寒冷地にも群生する植物で、イギリス北部やアイルランドの荒野を形成するヒースランドの主要種でもあります。背丈は20~80cm程度まで成長し、可愛らしい花を咲かせるので、ヨーロッパではグランドカバーとして定着しています。カルーナは挿し木や株分けで増やすことが可能で、コガネムシお幼虫やアブラムシがつくことがありますが、比較的病害虫にも強い性質を持ちます。

カルーナとエリカの違いとは?

カルーナはエリカとは近隣種であり、エリカとともに英語圏ではヒースと呼ばれる植物です。日本ではクッション状の樹姿や細い葉、小さい花をたくさん咲かせる様子が似ていることから、カルーナとエリカを区別せず、すべてエリカと総称している場合があります。しかしエリカの花弁は大きいため、とても目立ちますが、カルーナは花弁は小さいながら、萼に見える部分がつぼみであり、花を覆うほど大きく成長します。

カルーナの育て方

カルーナは風通りがよく、日当たりのよい場所を好みます。日本の夏のような高温多湿や蒸れに弱い性質を持つため、水はけのよい環境で育てることが大切です。暑さには弱い反面、耐寒性は高いので、冬場は特に防寒処理を施す必要はありません。鉢植えの場合、鉢皿に水が溜まるほど水をやりすぎると、根腐れをしてしまうこともありますが、地植えでは根づいた後は極端に用土が乾燥しない限り、雨水のみで十分です。肥料は与えすぎず、酸性寄りの土壌が適しています。カルーナは春か秋に植え付けや植え替えができますが、夏が過ぎて涼しくなった秋頃に行うのがベストです。

カルーナの種類・品種

カルーナの種類・品種

カルーナにはさまざまな種類・品種がありますが、変種も多く、園芸品種だけでも1,000種以上あるといわれています。花色や葉色、開花時期、樹姿もバラエティに富んでおり、ツツジ科のカルーナ属だけでも600種以上あります。カルーナの中でも、特に人気のある品種を紹介します。

カルーナ・ガーデンガールズ

カルーナ・ガーデンガールズは、白や紫、ピンクの小さなつぼみをたくさんつける、寄せ植えやガーデニングでも人気の品種です。花はつぼみのままですが、花色が色褪せにくいため、長い期間花を楽しめます。フェルトのような柔らかい濃い葉の色とつぼみの色のコントラストが見事です。背丈は20cmほどと高くなく、コンパクトで耐寒性に優れているため、秋冬に最適な種類といえます。

カルーナ・ビューティーレディー

カルーナ・ビューティーレディーは、白や紫、赤紫、黄色と多彩な花をたくさん咲かせるヨーロッパで人気の品種です。米粒大の小さなつぼみのような花と緑色の葉、スラリとした背丈の高さが特徴です。夏の暑さに弱く、冬の寒さには強い性質があります。園芸品種も多いため、寄せ植えやグランドカバー、脇役としても華を添えてくれる植物です。

カルーナ・アルバ・プレナ

八重咲の品種で、白やピンク、赤などの花が咲くカルーナ・アルバ・プレナ。開花時期はほかのカルーナに比べると短いですが、満開時には花つきがよいため、大変存在感があります。花1つひとつは、かすみ草のような小さく丸い花を咲かせ、可憐な見た目を持つことから、おしゃれで個性的な寄せ植えが作れます。

まとめ

カルーナの花言葉は、「自立」「旅立ち」「誠実」「連理の枝」で、色別でも赤は「情熱」、白は「熱情の行為を防止」といった異なった花言葉があります。花言葉はどれもポジティブな意味合いを持つため、卒業や就職、結婚のお祝いなどにフラワーギフトを贈っても喜ばれるでしょう。

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