
スタンド花をライブ会場へ贈りたい!心のこもったデザインの選び方

ライブ会場に花を贈るなら、デザインや色に差をつけて、他の花よりも多くの注目を集めたいものです。ライブ会場にふさわしく一際目立つスタンド花は、どのように選べばよいのでしょうか。ライブ会場に花を贈る際のポイントや選び方を紹介します。
コンサート会場、ライブハウスに花を贈る場合
スタンド花とは、専用の台座に花を飾ってアレンジする、デザイン性の高いフラワーギフトです。コンサート会場やライブハウスでは会場の雰囲気を盛り上げ、見る人の気持ちを明るくしてくれるでしょう。
また、贈られたスタンド花の数は、人気のバロメーターともいわれています。ホールや出入り口にたくさんのスタンド花が並べば演者のモチベーションもアップし、ライブにも一層力がはいるのではないでしょうか。
「自分もスタンド花を贈ってみようかな」と思った人は、きちんと飾ってもらえるよう、いくつかの点に注意して花を贈らねばなりません。コンサート会場やライブハウスに花を贈る際に確認しておきたい、ポイントや注意点を紹介します。
まずは会場の規定を確認
スタンド花を贈る際、最も重要なのが『会場の規定を確認すること』です。贈り物に関する規定は、会場ごとに異なります。たとえ同じアーティストやアイドルに贈る場合でも、規定については都度、確認することをおすすめします。
確認しておきたい項目については後述しますが、必ずはじめに聞いておきたいのが「花を贈ってもよいか」ということです。
会場のサイズやレイアウトによっては『スタンド花の受付不可』というところもあるため、ここは確実に把握しておきましょう。
搬入可能なサイズ・日時をチェック
「スタンド花を贈ってもよい」とわかったら、次に確認したいのが搬入可能なサイズと納品・回収日時です。
たとえ花を贈ってもよいといわれても、会場によっては受け入れ可能なサイズが厳密に指定されている場合があります。サイズが守られていないと受け取り拒否されるおそれもあるので、十分に注意してくださいね。
花の受付時間を定めている会場では、5分の遅れも許されないことがあります。搬入可能な時間をきちんと確認し、不都合のない時間に配達してもらいましょう。
またその際は、同時に回収時間についても聞いておきましょう。スタンド花を残すと会場に迷惑がかかるため、公演終了後はすみやかに回収してもらいましょう。
楽屋花や楽屋見舞いの場合
コンサートやライブが行われる会場がスタンド花不可の際は、スタンド花を贈るのを控え、楽屋花や楽屋見舞いとして『アレンジメント』を贈るとよいでしょう。
アレンジメントとは一般的に、カゴなどに吸水性のスポンジを入れ、それに花を挿したものを指します。スタンド花よりも小ぶりで飾りやすく、手間がかからないことがメリットです。
大き目のアレンジメントや胡蝶蘭を使ったアレンジメントを選べば、スタンド花に負けない豪華なフラワーギフトとなるでしょう。
立て札を添えよう

スタンド花に付随する立て札は、『誰が誰に贈った物なのか』を一目で教えてくれます。スタンド花を注文すると無料でつけてくれるケースがほとんどなので、有効に活用しましょう。
基本の書き方
コンサート会場やライブハウスにスタンド花を贈る場合は、誰が誰にのほかにも『公演タイトル』も記載しましょう。どんなコンサートやライブにもツアータイトルはついているはずですから、それを記入しておけば問題ありません。
また、応援しているアーティストやアイドルがグループの場合は、どのメンバー宛に贈りたいのか、個人名まできちんと記入しておきましょう。
立て札の文面は、『祝○○〇〇(公演名)ご出演』『○○○○様(贈る相手の名前)』『○○○○(贈り主の名前)』という形式が一般的です。
応援の気持ちを込めて花を贈るのですから、贈る相手や公演名は正確に記入し、カタカナ・英数字などにも注意しましょう。
連名の場合
贈り主以外の名前を立て札に加えたり、『ファン一同』などと書いたりする場合は、注文時のフォームで指定しておきます。記入場所は注文フォームに指定されているはずなので、指定通りに各人の名前またはファン一同などと入力するとよいでしょう。
その際、名前ごとにスペースやコンマを入れて区切っておくと、注文を受ける側も分かりやすくなります。誤字や名前間違いのトラブルを防げるので、明確に区切っておきましょう。
ただし、どの業者を利用したとしても、入力文字数には制限があります。連名の数が多く「入らない」と思ったら、ニックネームにしたり名のみしたりするなどの工夫をし、文字数を超えないようにしましょう。
また、大勢でお金を出し合って花を贈るなら、『ファン一同』などとまとめることをおすすめします。個人名を長く連ねるよりもすっきりし、見栄えもよくなるでしょう。
メッセージカードをつける場合
「プライベートなお祝いの言葉を述べたい」「長文メッセージを加えたい」という人は、立て札とは別にメッセージカードを添えてはいかがでしょうか。
ただし、長文でもよいとはいえ、立て札と同様に文字数制限があります。限られた言葉で思いをきちんと伝えられるよう、言葉の選び方には十分注意しましょう。
また、メッセージ内容に決まりがないとはいえ、目的はライブ開催を祝うことです。公演開催のお祝いや、公演の成功を祈る言葉は、必ず入れておきたいところですね。
考えられるトラブルを知っておこう

コンサート会場やライブハウスに花を贈るのは、一般家庭に花を贈るのとは勝手がちがいます。時には思いがけないトラブルに出くわすこともあり、対応に困ることもあるかもしれません。
人が多く集まる会場やライブハウスに花を贈る際、どんなトラブルが考えられるのでしょうか。
会場の受け取り拒否
スタンド花を贈る際よくあるのが、劇場や主催者による受け取り拒否です。せっかく贈った花を確実受け取ってもらえるよう、以下の事に注意しましょう。
- 事前に主催者側の許可を取り、担当者名も控える
- きちんと回収する旨伝える
事前に主催者側に許可を得た場合は、担当者の名前を控えておくとスムーズです。拒否された場合は応対してくれた担当者の名前を出し、「許可を受けた」と交渉してみましょう。
また、公演終了後は確実に花を回収する旨を伝えておくと、会場側も安心します。花の放置に困っている主催者は多いため、花の回収を確約することで、受け取り拒否を免れる場合もあります。
装飾品の持ち帰り
スタンド花に装飾品をつけた場合、回収時にはなくなっていることがあります。
装飾品とは、スタンド花に付随したぬいぐるみや小物、バルーンなどです。こうした装飾品はスタンド花の見栄えをアップし華やかに見せてくれますが、人目をひくぶんトラブルも発生しがちです。
かわいい物・綺麗な物は、持ち去り被害によって紛失する可能性があると承知しておきましょう。
スタンド花を飾る際は高価な物・貴重な物は使わず、紛失しても問題ないと思えるものを使うようにすると安心ですね。
スタンド花を贈るタイミング

公演が複数日に渡る時などは、どのタイミングで花を贈るべきか迷うこともあるでしょう。コンサートやライブ公演で花を贈る際の、『ベストタイミング』を紹介します。
開催初日に贈る
コンサートやライブハウスなら、開催初日の開場時間前までに花を贈るのが一般的です。
開場後や開演時は人の出入りが多くなるため、花の搬入が困難になる場合があります。そのため開場前には設置を済ませ、綺麗な状態にしておいてもらうとよいでしょう。
ただし、小さなライブハウスなどの場合、スタッフが開場ギリギリまで来ないこともあります。このような場合はスタンド花の事前搬入が難しくなるため、花を贈るタイミングについて会場側と相談しておくことをおすすめします。
長期公演の場合
コンサートやライブが長期間にわたる場合は、公演の節目となる中日に花を贈るのもよいでしょう。花は華やかさにこだわって、見栄えのよい胡蝶蘭や大き目のアレンジメントを贈ると喜ばれます。
千秋楽祝いとして贈る
初日・中日のほか、花を贈るにふさわしいタイミングが公演最終日です。『千秋楽祝い』として花を贈れば、公演成功のお祝いと労いの気持ちを伝えられるでしょう。
また、千秋楽にはスタンド花だけではなく、花束を手渡ししてお祝いするケースも多くみられます。もしも演者本人に渡すチャンスのある場合は、花束も用意しておくとよいですね。
ライブに贈るスタンド花の選び方は?

ライブ会場やホールを飾るスタンド花は、お祝いや応援の気持ちを込めて華やかなものを贈ると喜ばれます。ライブに映えるスタンド花は、どのように選べばよいのでしょうか。
お花の種類で選ぶ
ライブに贈るスタンド花としてまずおすすめなのが、お祝いの定番・胡蝶蘭です。胡蝶蘭は見た目の豪華さもさることながら、日持ちのよさにも定評があります。
贈ってすぐにしぼんだりしおれたりする心配がないので、受け取る側にも喜ばれるフラワーギフトとなるでしょう。
また、華やかさを演出するなら、バラも人気の高い花です。人目を惹くギフトにしたいなら、レインボーカラーやブルーカラーといった珍しく鮮やかな色を選ぶと、インパクトのある花スタンドが完成します。
さらに、イベント時期ならシーズンらしさを感じる花でまとめるのも素敵です。クリスマスなら鮮やかな赤が目を惹くポインセチア、七夕なら星形がかわいいブルースターや桔梗など、選びがいもありますね。
このように季節を意識して花を選べば、見る人が楽しめるスタンドとなるでしょう。
価格で選ぶ
一般的にスタンド花の価格は、シンプルな1段の花で、大体1万5000円からといわれています。これが2段になれば相場は2万円からとなり、バルーン付きや凝ったデザインのものは3万円からといわれます。
とはいえ有志を募って花を贈る際は予算の上限が動かせませんから、なるべくたくさんのスタンド花を比較・検討し、予算内に収まるものを選びましょう。
段数で選ぶ
スタンド花のタイプは前述したように、花が1段だけのもの、2段のもの、バルーンなどが付いた装飾品タイプがあります。
1段の花は比較的シンプルですっきりしていますが、やや淋しい印象になるかもしれません。ライブに贈るなら華やかさのある2段の方が、見栄えがよく、会場でも埋もれにくいでしょう。
色味の選び方

スタンド花をどんな色味にするかで、見る人に与える印象が大きく変わります。コンサートホールやライブ会場にふさわしい色味は、どのように選べばよいのでしょうか。
暖色系と寒色系 それぞれのイメージは?
暖かさを感じさせる色を『暖色系』、寒さや冷たさを感じさせる色を『寒色系』といいます。それぞれの代表的なカラーは、暖色系なら赤・黄・オレンジなど、寒色系なら紫・青・緑などですから、色味の違いは明白でしょう。
まず暖色系は、明るく前向きで、エネルギッシュな印象です。花ならバラやガーベラ、ひまわりなどが人気で、見る人にパワーを与えてくれます。
一方、寒色系はリラックス効果があり、集中力をアップさせてくれる色です。ラベンダー・青バラ・桔梗といった落ち着いた印象の花が多く、上品な印象のフラワーギフトが完成するでしょう。
暖色系・寒色系が与える心理的温度差は3℃あると言われています。色味の与える影響は大きいと承知して、慎重に色味を決めましょう。
贈る相手やライブのイメージに合わせよう
スタンド花を贈りたい相手の好きな色やイメージカラーがわかっている場合は、その色味でそろえたスタンド花がふさわしいでしょう。また、該当公演にイメージカラーがある場合は、そちらに合わせるのも素敵です。
演者を応援するために贈る花ですから、贈る相手を象徴するような色でまとめると、場にふさわしいスタンド花として喜ばれるでしょう。
広い会場で目立つデザイン

会場が広く他にもたくさんの花がある場合、ありきたりなデザインでは花が埋もれてしまいます。多くの人に見てもらったり演者にも見つけてもらったりするには、どんなデザインの花を選べばよいのでしょうか。
パンパスグラスを使ってダイナミックに
スタンド花をダイナミックな雰囲気に仕上げるなら、『パンパスグラス』を取り入れたスタンド花はいかがでしょうか。
パンパスグラスとは南アメリカに多く見られる、ススキに似た多年草です。穂の色は薄ピンクや黄色もありますが、通常は美しい銀白色をしており、2~3mの高さにまで成長します。
ススキのような穂は時間がたつごとにふわふわ感が増すため、デザインにボリューム感や高さを出したい時には最適でしょう。
パンパスグラスを取り入れたスタンド花は、ハイセンスかつ抜群の存在感が出るのがポイントです。大きな会場でも埋もれることなく、人々の注目を集めるでしょう。
バルーン付きのスタンド花
他のスタンド花と差をつけたい人は、バルーン付きのスタンド花がおすすめです。選ぶバルーンによってオリジナリティが出せるので、個性の際立つスタンド花となるでしょう。
バルーンの種類はいろいろありますが、ボリュームを持たせられる通常のゴムバルーンのほか、ふわふわと宙に浮くヘリウムガス入りのバルーンも人気があります。
かわいらしさや遊び心を演出したい時は、ヘリウムガス入りのバルーンが多用されたデザインを選ぶとよいかもしれません。
電球でさらに目立たせる
バルーン付きのスタンド花には、電球の光でさらに存在感を高めてくれるデザインがあります。
美しい花・ボリューミーなバルーン・キラキラ輝く電球のコラボレーションは目につきやすく、コンサートホールやライブ会場でも圧倒的に目立つ存在となるでしょう。
電池式の電球なら、電源がない会場でも安心して贈れます。
図形を模ったスタンド花
演者への思いをスタンド花に込めるなら、星やハートデザインのスタンド花はいかがでしょうか。ハート型のスタンド花なら「大好き」という気持ちが込めやすいうえ、見る人にもはっきりと伝わります。
赤バラで情熱的に見せたり青バラで上品に仕上げたりとバリエーションも豊富なので、ハートに個性を出したい人も満足できるでしょう。
また、人気の『スター』に贈るなら星形もぴったりです。こちらも選ぶ花やデザインによって、かわいらしくもスタイリッシュにもまとまるので、相手の雰囲気や好みに合わせて色や花を選ぶとよいですね。
まとめ
ライブ会場にスタンド花がずらっと並んでいる光景は、華やかで特別感があります。応援の気持ちや成功を願う気持ちがダイレクトに伝わるため、見るほうも元気になるでしょう。
ただし、ライブ会場に花を飾ってもらうには、事前の確認や準備は必須です。まずは会場に花を贈れるかどうか確認を取り、実際の注文はその後で行いましょう。
また、花を贈れるとわかっても、どんな色・デザインのスタンドにするかは難しい問題です。予算・色味・段数・装飾など、選ぶポイントは多いので、相手の好みや会場の雰囲気を考慮して選びましょう。
スタンド花は会場を華やかに飾り、もらう人も贈る人も幸せにしてくれます。あれこれ迷いながら選ぶひと時も、ファンにとってはかけがえのない思い出となるでしょう。