祝花には華やかな胡蝶蘭がオススメ!贈るマナーや相場は?
祝花として定番人気の胡蝶蘭。これだけたくさんの種類がある花の中でも、祝花としてこれだけ胡蝶蘭が選ばれているのには理由があります。胡蝶蘭が祝い花に選ばれる理由や、贈る時に押さえたいマナーや相場感などを見ていきましょう。
胡蝶蘭が祝花に選ばれる理由
胡蝶蘭の花言葉は「幸福が飛んでくる」
胡蝶蘭には「幸福が飛んでくる」という花言葉があるため、祝花の定番となっています。
開業祝いや新築祝いなど、幸せな未来への願いがこもったお祝いには欠かせない存在です。胡蝶蘭は大きさや色など、たくさんのバリエーションがあります。法人間でのお祝いはもちろん、個人間のお祝いにも人気です。
見た目が豪華で長持ちする胡蝶蘭
胡蝶蘭は花が大きく、本数があることでより豪華なイメージを与えます。
また、花束や切花と異なり、簡単なお手入れでとても長持ちします。その期間は約1~2カ月程。直射日光やエアコンの風を避け、室内に置きます。湿度や気温によりますが、水は1週間~10日に1度あげるだけで十分です。
香りや花粉が少ない胡蝶蘭
胡蝶蘭は他の花に比べて花の香りや花粉が少ないため、場所を選ばず贈ることができます。病院や飲食店など、香りや花粉が気になる場所にも最適です。
ただし、鉢植えは「根付く」「寝付く」という意味があるため、お見舞いには贈らないようにしましょう。
祝花に胡蝶蘭を贈る時のマナー
色や大きさは?胡蝶蘭を贈る時の基本マナー
祝花に最適な色は?
胡蝶蘭の花言葉は「幸福が飛んでくる」ですが、胡蝶蘭には定番の白以外にも様々な色があります。祝花として贈ってはいけない色はありませんが、シーンに合わせて色を選ぶことができます。
- 白の胡蝶蘭の花言葉は「清純」
- 清らかな白は、新しい門出となるお祝いに適しています。ビジネスシーンでは定番の色です。
- ピンクの胡蝶蘭の花言葉は「あなたを愛します」
- ピンクの胡蝶蘭は結婚・出産など愛情をこめたお祝いに選ばれています。また、母の日にはカーネーションではなく長く楽しむことができるピンクのマイクロ胡蝶蘭を贈る方も増えています。
- 赤と白のリップ系胡蝶蘭は縁起の良い紅白
- 赤と白のリップは紅白なので勝負事の祝花に適しています。縁起が良いので、開店祝いや開業祝いにも選ばれています。
- 黄色の胡蝶蘭は明るく華やか
- 黄色には光や太陽のイメージがあり、黄色の胡蝶蘭を置くだけでその場所がぐっと華やかになります。贈り先のイメージに合わせて、定番の白ではなく黄色の胡蝶蘭を選ぶ方も多いです。
- 紫の胡蝶蘭は古希や喜寿のお祝いにも
- 古希(70歳)や喜寿(77歳)は紫がお祝いの色となっています。長寿のお祝いには、優雅な紫の胡蝶蘭を選びましょう。
大きさを選ぶ
大きな胡蝶蘭は豪華で見栄えが良いですが、置く場所が必要です。大きさを選ぶ際は、贈り先に胡蝶蘭を置く十分なスペースがあるかどうか確認しましょう。
スペースがない場合には、ミディ胡蝶蘭やマイクロ胡蝶蘭など相手に配慮した大きさの胡蝶蘭を選ぶことも重要です。
開店・開業、移転や就任祝いのマナー
このようなお祝いには、ベーシックな白の大輪3本立てが人気です。
また、贈り先の店に合わせて黄色や青などこだわって色を選ぶ方も多いです。法人間での祝花など豪華さをプラスしたい場合、白の大輪5本立てのように本数を増やすと華やかになります。
移転祝いについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
結婚・出産・母の日などに贈る時のマナー
このようなお祝いには、優しいピンクや黄色の胡蝶蘭が人気です。胡蝶蘭は約1~2カ月程度花を楽しむことができ、育て方もかんたんなので、自宅用に贈ることもできます。置き場所に困らない小さなマイクロ胡蝶蘭がよく選ばれます。
祝花として胡蝶蘭を贈る時の相場は?
贈り先が個人のお祝いとしての場合
- 親しい友人や恋人へのお祝い…3,000円~15,000円程度
- 家族や親せきへのお祝い…5,000円~30,000円程度
- 知人へのお祝い…10,000~30,000円程度
親しい間柄であれば、あまり堅苦しくならず心をこめたお祝いになることが大事です。義理の両親や親せきに贈る場合は、贈るタイミングなどのマナーも確認しておきましょう。
開店・開業など、相手がお店や法人の場合
- 家族や親せきへのお祝い…10,000~50,000円程度
- 友人や知人へのお祝い…10,000~20,000円程度
- 取引先へのお祝い…20,000~50,000円程度
全て個人から贈る場合の目安となっています。法人間で贈る場合上限などはありません。定番の白以外にもカラフルな色やラメ加工付きの胡蝶蘭を選び、こだわりの祝花にするのも良いですね。