胡蝶蘭のアレンジはあるの?アレンジの種類やおすすめシーンをご紹介
胡蝶蘭といえば鉢植えの印象が強いですが、切り花を使ったアレンジフラワーとして贈られることも多いです。胡蝶蘭のアレンジはとにかく華やかになることがポイントです。アレンジの種類やおすすめシーンなどをご紹介します。
胡蝶蘭はアレンジでも楽しめるお花です
様々なお祝いごとに贈られる胡蝶蘭ですが、胡蝶蘭は鉢植えだけでなく、アレンジフラワーとしても贈ることができるお花です。鉢植えの印象が強い胡蝶蘭ですが、実はアレンジにもぴったりのお花なのです。まずは、胡蝶蘭がアレンジに向いている理由を解説します。
胡蝶蘭は切り花もおすすめ
鉢植えの胡蝶蘭の花持ちは一般的には1カ月前後といわれていますが、環境によっては3カ月程お花を咲かせ続けてくれる、とても花持ちの良いお花です。胡蝶蘭は切り花としても花持ちが良く、2週間〜3週間程咲き続けてくれるので、アレンジとしても十分楽しむことができるのです。
また、胡蝶蘭は大輪系、中大輪、ミディと、サイズも豊富なうえ、白やピンク、リップなどカラフルな色を持っているので、アレンジでも楽しみやすいお花でしょう。
胡蝶蘭のアレンジは華やかさが特徴です
胡蝶蘭をアレンジに使うと、とにかく華やかさが増します。アレンジが自分の思うお祝いのイメージと違ったり、物足りないなという場合に、胡蝶蘭をアレンジに加えると、華やかさがアップし、より豪華で綺麗なアレンジになるでしょう。
また、胡蝶蘭を使ったアレンジは、胡蝶蘭の美しさをより引き立たせる効果もあるともいわれています。胡蝶蘭は華やかで存在感がありますが上品さも兼ね備えているお花なので、その胡蝶蘭を使ったアレンジはとても印象に残るものになるでしょう。
胡蝶蘭のアレンジの種類
それでは、華やかで上品な胡蝶蘭のアレンジにはどのような種類があるのでしょうか?胡蝶蘭のアレンジは、他の複数のお花と組み合わせたアレンジと、胡蝶蘭だけを使ったアレンジがあります。胡蝶蘭のアレンジの種類を知って、プレゼントするシーンに合ったアレンジを選べるようにしたいですよね。
バラや百合の花と組み合わせたアレンジ
たとえば、白い胡蝶蘭と赤いバラを組み合わせた紅白のアレンジフラワーは、おめでたい印象のアレンジになります。赤を使っているので開店祝いや新築祝いを避けたお祝いごとに向いているアレンジです。結婚記念日や、還暦祝いなどに良いかもしれません。
また、お祝いごとの印象が強い胡蝶蘭ですが、お悔やみのお花のアレンジでも上品な胡蝶蘭はよく使われます。ご供花として贈るアレンジでは、白い胡蝶蘭と白い百合の花を組み合わせた純白のアレンジフラワーなどを用意しているところがあります。
花びらや鉢にアレンジしたオリジナル胡蝶蘭
胡蝶蘭のアレンジは、他のお花との組み合わせが多いように見えますが、胡蝶蘭だけを使ったアレンジを用意しているところもあります。胡蝶蘭の切り花を使ったお正月用のアレンジなどを作っているお店もあるようです。華やかな胡蝶蘭はお正月にもぴったりのお花ですよね。
また、胡蝶蘭の切り花を使ったアレンジではなく、胡蝶蘭の花びらや鉢にアレンジを施したオリジナル胡蝶蘭を販売しているお店もあります。たとえば、胡蝶蘭のお花をハート型やアーチ型に仕立てていたり、信楽焼きなどの陶器鉢に入っていたりするものもあります。
また、花びらに文字や絵柄を入れた化粧蘭や簡単なメッセージやロゴなどを入れたりできるものもあるようです。これらのアレンジはお店のオリジナル商品になるので、周りと差別化したいときや、珍しい胡蝶蘭をプレゼントしたいときにぴったりです。複数の胡蝶蘭が一緒に並べられるシーンなどでは目立つこと間違いなしでしょう。
胡蝶蘭のアレンジを贈るおすすめシーン
華やかで上品にまとまる胡蝶蘭のアレンジは、鉢植えよりも気軽に贈ることができます。胡蝶蘭のアレンジも様々なお祝いごとのプレゼントとして選ばれています。シーン別におすすめのアレンジを紹介します。参考にしてみてくださいね。
お誕生日のお祝いに
お誕生日のお祝いには、バスケットに入っている胡蝶蘭と他のお花を組み合わせたアレンジはいかがでしょうか。お花の色は贈る相手の好きな色を入れたり、相手のイメージカラーなどを選ぶと良いでしょう。胡蝶蘭は色の種類がとても豊富なので選択肢も広がります。
胡蝶蘭をメインに使ったアレンジは高級感がありますし、他のお花をメインにして胡蝶蘭を組み合わせても華やかさが増すのでどちらのアレンジでも喜ばれるでしょう。また、アレンジの大きさは、相手の負担を考え、持ち運びしやすく、大きすぎないものを選んであげましょう。
母の日のプレゼントに
母の日のプレゼントには、定番のカーネーションと胡蝶蘭を組み合わせたアレンジがおすすめです。カーネーションに胡蝶蘭をプラスすることで、より豪華で上品なプレゼントになります。カーネーションも胡蝶蘭と同様に色の種類が豊富なお花なので、アレンジの幅が広がるでしょう。赤のカーネーションにピンクの胡蝶蘭の組み合わせといった同系色で組み合わせると、綺麗にまとまるでしょう。
結婚祝いのプレゼントに
胡蝶蘭はその花言葉から結婚祝いのプレゼントにもぴったりです。「幸福が飛んでくる」、「純粋な愛」という花言葉のほか、白い胡蝶蘭は「純粋」、「清純」、ピンクの胡蝶蘭は「あなたを愛します」という花言葉をそれぞれが持っています。花嫁といえば純白のドレスのイメージがあるので、白の胡蝶蘭を使ったアレンジはいかがでしょうか。
たとえば、白の胡蝶蘭と贈る相手のイメージカラーのバラを組み合わせたりしても良いかもしれません。また、結婚祝いのプレゼントとして、胡蝶蘭を使ったブーケをプレゼントする場合もあるかと思います。その場合は、新婦さんとよく相談してアレンジを決めていくのが良いでしょう。
白の胡蝶蘭を使ったブーケが多いですが、サムシングブルーのひとつとして青いバラと組み合わせたり、新婦さんの好きな色のお花を入れたり、素敵なアレンジブーケにしてくださいね。
お見舞いのお品に
お見舞いのお品として鉢植えのお花を贈るのはNGです。鉢植えは「根がつく」から「病気が寝付く」を連想させるため、避けるべきお花です。切り花はお見舞いにOKなので、そんなときこそ胡蝶蘭のアレンジを持って行ってみてはいかがでしょうか。
胡蝶蘭は香りも少なく、花粉も飛びにくいお花なので切り花のアレンジとして持っていくことはできます。その際お花の色の選び方は注意するようにしてください。白や青、紫はお悔やみのときに選ばれることの多い色なので避けたほうが良いでしょう。
お見舞いのお品に胡蝶蘭のアレンジを持っていくときには、黄色やオレンジなどの元気が出る色のお花でまとめることをオススメします。病室に持っていく際には、飾るスペースの関係もあるので、小ぶりなアレンジを選ぶと良いかもしれません。
出産祝いのプレゼントに
香りが少なく、花粉も飛びにくい胡蝶蘭のアレンジは、出産祝いのプレゼントとしても贈ることができます。赤ちゃんの優しいイメージに合わせて、淡い色でまとめたアレンジはいかがでしょうか。白い胡蝶蘭は「清純」という花言葉を持っているので、赤ちゃんにもぴったりです。
たとえば、男の子の場合はブルー系のお花を組み合わせたり、女の子の場合はピンクの胡蝶蘭を使ったアレンジにしたりしても良いかもしれません。出産祝いのプレゼントのアレンジでは、絵本やぬいぐるみがセットになったものや、お花を動物に見立てた可愛らしいアレンジを用意しているところもあるようです。
開店祝いのプレゼントに
開店祝いのプレゼントには胡蝶蘭が定番といっても過言ではないでしょう。いくつもの胡蝶蘭がお店の前などに並んでいるのをよく見かけますよね。その中で他の人とちょっと違った胡蝶蘭を贈りたいときに、胡蝶蘭のアレンジはおすすめです。
鉢植えの胡蝶蘭の花びらにアレンジしたものはあまり目にしないものなので、目立つでしょう。「赤字」や「火事」を連想させる赤のお花をメインに使うことは避けてくださいね。
アレンジフラワーの良いところ・悪いところ
胡蝶蘭のアレンジについてご紹介してきましたが、そもそもアレンジフラワーの特徴はご存知でしょうか。アレンジの良いところと悪いところを知って、贈るシーンによって使い分けてくださいね。
お手入れが簡単
アレンジフラワーの良いところは、お手入れが簡単なことが一番です。花瓶に生けてあるわけではないので、水も交換しなくてOKです。忙しくてなかなかお花のお手入れができないという方にも気軽に贈ることができます。 また、鉢植えや花束と違い、サイズも小ぶりなものから選ぶことができ、さまざまなシーンでの贈り物に使うことができます。
持ちが良くない
アレンジフラワーのデメリットは、お花に十分な水分が行き渡らないことがあり、長持ちしにくいということです。また、お花の組み合わせによって、花持ちの良いお花とそうでないお花があるので、枯れたお花を摘み取っていくと全体の見栄えが悪くなってしまうことがあります。
胡蝶蘭の造花のアレンジもあります
生花の胡蝶蘭のアレンジについてご紹介してきましたが、胡蝶蘭には造花のアレンジもあります。胡蝶蘭の造花は生花と同じくらい繊細に作られています。カラーバリエーションも豊富なので、アレンジでも使いやすいといえるでしょう。
胡蝶蘭の造花ってどんなもの?
胡蝶蘭の造花の多くは、有害物質を取り除いてくれる光触媒加工が施されています。その効果は半永久的です。また、タバコの臭いやペットの臭いなどの消臭効果、花粉やカビなどのアレルギー物質や細菌などの抗菌効果もあるといわれています。