ブルー系胡蝶蘭の紫式部の魅力。花の特徴とギフトにぴったりな理由
紫式部という胡蝶蘭をご存知でしょうか。あまり流通していない希少な胡蝶蘭ですが、珍しい色合いで見た目が美しく、ファンも多い胡蝶蘭です。そんな紫式部の魅力や、小輪胡蝶蘭の特徴・育て方についてご紹介します。
ブルー系の小輪胡蝶蘭、紫式部
胡蝶蘭のサイズは、主に大輪・中輪・小輪に分けられ、ブルー系の胡蝶蘭である『紫式部』は、小輪に分類されます。花びらは薄く青がかった白色で、中心のリップと呼ばれる部分が紫色の、コントラストが美しい胡蝶蘭です。
そんな胡蝶蘭紫式部の魅力についてご紹介します。
紫式部の魅力とは?
胡蝶蘭紫式部の魅力は、なんと言っても『長く咲き続けること』と『希少な美しさ』です。ほかの胡蝶蘭に比べると丈夫で、育て方次第では5カ月ほど花がもつと言われています。
そして、大きな魅力がその色合いの美しさです。胡蝶蘭愛好家が求めた『究極の青』を実現した胡蝶蘭とも言われており、小さいながらも気品あふれる姿が大変美しいと評されています。
比較的新しい品種のため希少ではありますが、『美しい胡蝶蘭を長く楽しみたい』という方に、おすすめの胡蝶蘭と言えるでしょう。
小輪胡蝶蘭の種類はさまざま
紫式部以外にも、小輪胡蝶蘭はさまざまな種類があります。例えば、2つの受賞歴がある『サクラン』は、桜のような色合いと佇まいが美しい小輪胡蝶蘭です。
名前が可愛い『キラキラ』は、濃いピンクが特徴の小輪胡蝶蘭で、インテリアとして部屋に置けば素敵な差し色になるでしょう。
そして、紫式部と同じ、ブルー系とされている『ブルートゥインクル』も魅力的な小輪胡蝶蘭です。花びらは薄紫がかった白色で、リップが紫色の愛らしい姿をしています。
このように、小輪胡蝶蘭にはさまざまな色合いがありますので、好みの色を探すのも楽しいでしょう。
美しく育てやすい紫式部
前途したとおり、紫式部は育て方次第で最長5カ月も花がもつ胡蝶蘭です。加えて、育て方も難しくなく、初心者でも長持ちさせられると言われています。
美しい紫式部を長く楽しむために、育て方の注意点などについてご紹介します。
紫式部が開花する季節は?
紫式部は、多くの胡蝶蘭がそうであるように、暖かい春から夏にかけて開花します。管理状況にもよりますが、目安の季節として覚えておいてください。
花を咲かせるためには、温度管理も大切です。元気に花が咲くよう、温度管理は20℃前後を保つようにし、10℃以下にならないようにしましょう。
鉢を置く場所に気を付ける
紫式部は、太陽の光は好きですが、直射日光に弱い性質があります。直射日光に当ててしまうと、葉焼けしてしまい枯れる原因にもなりかねません。
柔らかな日差しを好むので、レースカーテン越しの窓際に置き、風通しをよくするために、時折窓を開けるようにすれば元気に育ちます。
水や肥料のあげ方は?
水や肥料をあげすぎは、根腐れの原因になります。水やりの目安としては、夏場であれば5〜7日ごとに、冬場であれば10〜14日ごとにすると良いでしょう。
もしそれでもタイミングがわからない場合は、土を触って乾いているか確認し、もし湿っていた場合は水やりをせず、完全に乾いから水やりをします。
肥料もあまりあげる必要はなく、1カ月に1回、もしくは葉がしおれるなど紫式部に元気がないときに、薄めた肥料をあげると良いでしょう。
水も肥料も、あげすぎには十分な注意が必要です。
ギフトとしてぴったり、胡蝶蘭の贈り方
紫式部を含む胡蝶蘭は、ギフトとして贈るのにぴったりな花です。しかし、どこで購入するのが良いのか、どのようにして贈るのが良いのかなどわからないという方も少なくありません。
そこで、胡蝶蘭をギフトとして贈る際の注意点などについてご紹介します。
胡蝶蘭のギフト購入は、通販が最適?
胡蝶蘭をギフト購入する場合は、店舗で購入するより通販での購入が最適と言われています。店舗の場合、卸売業者などを通すため値段が少し高くなることや、そもそも店舗に置いていない場合も多いからです。
また、通販ならば産地直送のものが多く、店舗販売に比べて安価で購入できます。
しかも通販は状態が良いものを選んですぐに送ってくれるため、傷んでいることが少ないとされています。
通販サイトの産地直送の紫式部を購入すれば、より長く美しい姿を楽しめるでしょう。
成長を楽しめる鉢植えで贈る
胡蝶蘭をギフトで贈る際には、花束などさまざまな形で贈れます。おすすめは、やはり成長を楽しめる鉢植えでしょう。花束やボックスタイプで贈る場合、根が切られているため成長せず、長く楽しめません。
しかし、鉢植えで贈れば、長く花を楽しめるだけでなく、育てる楽しみも味わえます。もちろん、贈り先の事情も考慮しないといけませんが、胡蝶蘭の美しさを長く楽しんでもらいたいのであれば、鉢植えを贈りましょう。
アレンジメントで贈る
「鉢植えがベターなのはわかったけれど、おしゃれに贈りたい」と考える方もいるでしょう。そんな方は、胡蝶蘭のアレンジメントがおすすめです。
オアシスという吸水性スポンジを使い、他の花々を織り交ぜて作るフラワーアレンジメントが人気を集めています。鉢のように長くは楽しめませんが、スポンジに水を含ませているので、すぐに枯れる心配はありません。
季節の花々を使って、おしゃれなアレンジメントにすると、きっと喜ばれるでしょう。
まとめ
紫式部は、小輪ながら美しく印象的な胡蝶蘭です。涼やかな青みを帯びた花は、まさに『究極の青』と言えます。
美しさもさることながら、希少性も高く、贈り物としても喜ばれるでしょう。育てやすいので、贈り先の負担にもなりにくいです。自宅観賞用として、ワンランク上の贈り物としても、美しい紫式部はおすすめの胡蝶蘭と言えます。