色の種類が豊富な胡蝶蘭、色の意味とシーン別のオススメ色を知ろう
ピンクや黄色・紫系など、定番の白色以外にも豊富な胡蝶蘭の色の種類。胡蝶蘭は色によって花言葉が異なり、それぞれの色が持つ意味によって贈るシーンが異なります。シーン別にオススメの胡蝶蘭の色や種類、また色によって価格に差があるのかなど、「胡蝶蘭の色」について詳しく解説します。
胡蝶蘭の色の種類と色の意味
胡蝶蘭は白のイメージが強いかもしれませんが、色の種類が豊富なお花です。胡蝶蘭の色の種類とそれぞれの色が持つ意味やカラーイメージ、心理的効果をご紹介します。
胡蝶蘭が贈り物に喜ばれる理由の一つが花言葉
胡蝶蘭が贈り物にふさわしい理由の一つに、胡蝶蘭が持つ縁起の良い花言葉があります。胡蝶蘭全体の花言葉は、幸福が飛んでくる、純粋な愛です。幸せな意味を持つ素敵な花言葉ですね。そのほかには、お花が長持ちすることや、香りや花粉が少ないので不快感を持たれないこと、胡蝶蘭ならではの風格があることなどがあります。
白の胡蝶蘭は「平和」「純粋」
白という色には平和や純粋という意味があります。また、新しいスタートを意味する色でもあります。白は清潔感や信頼感など、クリーンな印象を与えることから多くの人が好感を持つ色です。また、空間を広く見せ、軽やかさを感じさせる効果があるので、あまり広くないスペースに胡蝶蘭を飾る場合でも、白の胡蝶蘭であれば圧迫感を感じることなく飾ることができるでしょう。
一方で白は目立ちやすく、前に飛び出したように見える性質があるともいわれています。たくさんの白い胡蝶蘭が並ぶと豪華な印象になるのは、白色が持つ性質も関係しているからといえるでしょう。
ピンクの胡蝶蘭は「華やか」
ピンクは華やかな印象を与えます。ピンクは意外にもどんな色にも調和する万能な色で、優しさや安らぎを感じさせる効果があります。また、ピンクには脳を活性化したり、血行を良くしたりする効果もあるといわれています。ピンクの胡蝶蘭は空間を華やかに彩ってくれます。白い胡蝶蘭がたくさん並んでいるなかにピンクの胡蝶蘭があると、可愛らしく、より華やかになりますよ。
リップ系の胡蝶蘭は「縁起が良い」
白色の胡蝶蘭の真ん中に、唇のような赤色の弁がある胡蝶蘭がリップ系です。リップの赤色は情熱やエネルギーを感じさせる活発な色で、気持ちを前向きにさせてくれる効果があります。また、赤色はお祝いの色として知られています。白色と組み合わせることでおめでたい雰囲気が増します。リップ系は縁起が良いという意味が強い色の胡蝶蘭です。
黄色の胡蝶蘭は「幸運」「商売繁盛」
黄色には幸運や商売繁盛の意味があります。鮮やかな黄色は活発な印象を与えてくれます。空間を明るくし、気分も前向きにしてくれます。黄色はヒラメキの色ともいわれているそうで、感性を高めて集中力をアップさせる効果もあるようです。開店祝いなどの贈り物にはもちろんのこと、オフィスや仕事部屋のインテリアに取り入れてみるのも良いかもしれませんね。
紫の胡蝶蘭は「希少」「優雅」
紫は希少や優雅という意味を持っています。紫は高貴な色として知られてきました。紫にはヒーリング効果があり、緊張や不安な気持ちを落ち着かせ、穏やかな気分を与えてくれます。
青色の胡蝶蘭は「信頼」
青色は信頼の意味を持っています。世界的にも人気がある色の系統で、好む人が圧倒的に多い色といわれています。青は心身の興奮を落ち着かせ、感情を抑える効果があります。集中力を高めてくれる色なので、冷静に物事を判断できるようになります。
色によって違う胡蝶蘭の花言葉
胡蝶蘭は共通の花言葉のほかに、色別にも花言葉がつけられています。花言葉に想いをのせて胡蝶蘭を贈るのも素敵ですね。全ての色の胡蝶蘭それぞれに花言葉がつけられているわけではありませんが、全ての胡蝶蘭に共通した花言葉が込められているので安心してください。いずれにせよ縁起が良いお花であることに違いはありませんよ。
白の胡蝶蘭は「清純」
白の胡蝶蘭は清純という花言葉がつけられています。白の胡蝶蘭はさまざまなお祝いのシーンで選ばれていますが、清らかで、その純粋無垢なイメージから結婚式などのお祝いにも人気です。
胡蝶蘭全体の幸福が飛んでくる、純粋な愛という花言葉も結婚式にぴったりですよね。白の胡蝶蘭を使ったブーケやヘッドドレスは上品で高級感がありますよ。また、白の胡蝶蘭はお悔やみのシーンでも使われます。
ピンクの胡蝶蘭は「あなたを愛します」
優しい印象を与えるピンクの胡蝶蘭の花言葉はあなたを愛しますです。ピンクの胡蝶蘭で愛を伝えましょう。愛や感謝を伝える場面での贈り物にはピンクの胡蝶蘭がおすすめです。恋人同士だけではなく、母の日や誕生日の贈り物としても人気ですよ。
青色の胡蝶蘭は「尊敬」「愛」「懐かしい関係」
2012年の天然の青い胡蝶蘭の誕生によって尊敬、愛、懐かしい関係という花言葉がつけられました。その花言葉から、敬老の日や父の日などの贈り物にぴったりです。青色が好きなお母さんであれば、母の日に贈っても喜んでもらえるでしょう。
青色の胡蝶蘭には特殊な技術で染色されたものと天然のものがあり、今現在流通しているのは染色された胡蝶蘭です。天然の胡蝶蘭は一般には出回っておらず、展覧会などで鑑賞することができます。
色によっては明確な花言葉の違いがない胡蝶蘭も
今のところ白、ピンク、青色以外の胡蝶蘭には個別の花言葉がありません。黄色や紫の胡蝶蘭は比較的新しい品種であることや流通数があまり多くないことなどが理由のようです。流通数が増えたり、定番色と同じくらい人気がでてくると、今後花言葉がつけられるかもしれませんね。
色によって胡蝶蘭の値段は変わる?
胡蝶蘭の値段は色によって変わるのでしょうか。胡蝶蘭の値段が決まるポイントもあわせてご紹介します。予算に合わせて胡蝶蘭を選ぶときの参考にしてくださいね。
流通数が多い定番色は値段が安め
白やピンクの胡蝶蘭は流通数が多いので、他の色の胡蝶蘭と比較して安価に購入することができます。また、ピンクのなかでも薄いものより濃いめのものの方が流通数が多く、その分濃いめのピンクのほうがお値段もお安めです。
定番色は流通数が多く、お花の大きさや本数、輪数などの種類も豊富です。そのため、値段の幅も広くなります。その他の色の胡蝶蘭は流通数が少なく、お花の大きさや本数なども限られていることから値段の幅が狭いです。
胡蝶蘭の値段は色よりも種類と花の数や大きさで差が出る
胡蝶蘭の値段は色によって決まるものではありません。お花のサイズ、本数、輪数と、色や品種、品質によるグレードによって決められます。同じ色の胡蝶蘭であっても、お花のサイズや品種によって値段が大きく変わることもあるようです。
サイズは大きいもの、本数は多いもの、輪数は多いものほど高価になります。色は黄色や紫、青など流通数が少なく、希少性が高いもののほうが高価になる傾向があります。
オススメの定番色は?シーン別胡蝶蘭の選び方
胡蝶蘭はお祝いごとからお悔やみまでさまざまなシーンで選ばれているお花です。とくによく見かけるのは白、ピンク、リップ系の胡蝶蘭ですよね。シーン別にとくにオススメの定番色の胡蝶蘭をご紹介します。