朝顔(アサガオ)の花言葉は怖い?由来や色別の意味を紹介!
日本の夏の風物詩ともいえる朝顔。小学生のころに育てたことがある!という方も多いのではないでしょうか。今回は朝顔の花言葉について紹介します。ちょっと怖いともいわれる朝顔の花言葉にはどんな由来があるのでしょうか?
朝顔(アサガオ)の花言葉と由来は?
朝顔の全般的な花言葉
色別にも花言葉を持つ朝顔ですが、全体の花言葉は「愛情の絆」「固い絆」「明日もさわやかに」といったものがあります。
ちょっと怖い朝顔の花言葉
朝顔にはポジティブな花言葉だけでなく、ちょっと怖い意味の花言葉もあります。それが「あなたにからみつく」です。怨念めいている感じがしますが、どんなことからこのような花言葉がついたのでしょうか?
朝顔の花言葉の由来
朝顔の花言葉の由来は、朝顔の特徴ともいえるツルが巻いている様子が由来になっています。「愛情の絆」「固い絆」はツルが支柱などにしっかりと結びついている様子から、絆やつながりといった意味の花言葉が生まれました。「あなたにからみつく」はこのツルの性質をネガティブにとらえたもので、支柱に絡みつく様子や、支柱など巻き付くものがないと朝顔が成長していかない性質から何かに頼る、依存する、といった意味合いで「あなたにからみつく」となりました。
朝顔は名前の通り朝に咲くお花で、ほとんどがお昼前にしおれてしまいます。寂しい気がしますが、次の日にはまた新たな花を咲かせることから「明日もさわやかに」という前向きな花言葉が生まれました。
朝顔(アサガオ)の色別の花言葉は?
朝顔に色ごとに異なった意味合いの花言葉があります。代表的な5色の花言葉を見ていきましょう。
青色の朝顔の花言葉
涼しげな印象の青色の朝顔の花言葉は「はかない恋」「短い恋」という悲しいものです。先ほども紹介したように、朝顔は朝に咲いて大体はお昼ごろに枯れてしまうので、このような切ない花言葉がつけられました。
赤色の朝顔の花言葉
赤い朝顔はその情熱的な色合い、花がお昼に枯れてしまうという対照的なことから、「情熱的なはかない恋」という花言葉がつけられました。
白色の朝顔の花言葉
ちょっと珍しい白い朝顔には2つの花言葉があります。一つは朝顔全体の花言葉と同様の「固い絆」。もう一つは「あふれる喜び」です。真っ白な花が喜びを表すように咲き誇る姿からつけられました。
紫色の朝顔の花言葉
高貴な印象の紫色の朝顔の花言葉は「冷静」「平静」です。朝顔の性質というよりは、紫という色に心を落ち着ける効果があることからつけられたと考えられています。
ピンク色の朝顔の花言葉
ピンクの朝顔の花言葉は「安らぎに満ち足りた気分」です。ピンクは気持ちを穏やかにさせる色で、可愛らしいピンクの朝顔の様子からこのような花言葉が生まれたと言われています。
朝顔(アサガオ)の海外での花言葉は?
朝顔の海外での花言葉は「love in vain(はかない恋)」「affection(愛情)」です。日本語のものとほとんど同じですね!
ちなみに朝顔は英語で「Morning glory」。直訳は朝の栄光になります。名前も日本語同様、朝に咲き誇るお花ということからつけられています。
朝顔(アサガオ)の誕生花はいつ?
朝顔は7月6日、8月1日、8月6日の誕生花です。色別では白色の朝顔は4月14日の誕生花です。
朝顔(アサガオ)の基本情報
朝顔の基本情報は次の通りです。サツマイモと同じ仲間というのはちょっと意外ですね!
科・属 | ヒルガオ科 / サツマイモ属 |
和名 | アサガオ(朝顔) |
英名 | Morning glory |
学名 | pomoea nil (アサガオ)、Ipomoea tricolor (ソライロアサガオ) |
花の色 | 青、赤、白、紫、ピンク、複色 |
原産地 | 熱帯から亜熱帯地域 |
開花期 | 7月中旬~10月上旬 |
古くから日本で親しまれている朝顔ですが、日本が原産ではなく、奈良時代に中国から薬草として伝えられたのが始まりと言われています。江戸時代には観賞用として広く栽培されるようになりました。
朝顔(アサガオ)の種類と品種
朝顔は大きく日本朝顔と西洋朝顔に分けられます。それぞれの代表的な品種を見ていきましょう。
日本朝顔
平安の紅
花径(開花したときの花の大きさ)が20cm以上になる大型の朝顔。赤紫の花びらで、真ん中の筒の部分が白いのが特徴です。
平安の香
平安の紅とは色の付き方が反対で、白の花びらに、筒部分が赤紫になるちょっと変わった品種です。
平安の輝
赤紫にはっきりと白い縞の入った品種です。筒の色は白です。
団十郎
幻の朝顔とも呼ばれる品種です。江戸の人気歌舞伎役者、市川團十郎が歌舞伎内で着用した衣装が海老茶色だったことから名づけられました。夜間の温度が25度を超えると種の確保が難しいため、幻の品種と言われています。
西洋朝顔
ヘブンリー ブルー
ソライロアサガオとも呼ばれる爽やかな青色の朝顔です。緑のカーテンに使われることも多く、日本でもっとも有名な朝顔の一つと言えます。
スカーレットオハラ
鮮やかな赤紫色の花びらで、秋まで長く花を咲かせます。もともとは日本の品種でしたが、海外で品種改良されてできました。
フライングソーサー
直訳すると空飛ぶ円盤という、ちょっと面白い名前の品種です。改良品種で白地に、きれいなスカイブルーの絞りが入ります。