3月19日の誕生花|花言葉の由来、誕生日の有名人、何の日かも解説
3月19日の誕生花:クチナシ
クチナシはバラのように花びらがいくつも重なり合い、きれいな白い花を咲かせます。甘い香りが特長で、ジャスミンの香りに似ていることから英語では「ケープジャスミン」と呼ばれています。
クチナシは豪華に咲く八重咲きの他に、小ぶりの一重咲きもあります。一重咲きにだけ果実が実り、その果実は料理や着物などの黄色い染料として古くから利用されてきました。また中国では山梔子(さんしし)と呼ばれる漢方薬として使われています。
日本、中国、台湾、インドシナが原産地で、日本では静岡より西に生息。庭木などでよく見られます。
クチナシの花言葉
クチナシの花言葉は、とても幸せです、私は幸せ者、喜びを運ぶ、優雅、洗練、清潔などがあります。幸福や愛、清らかなイメージに関する花言葉が多いことから、ウェディングブーケにも使われる花です。
「喜びを運ぶ」の花言葉は、クチナシの特長である甘い香りに由来しています。「洗練」や「清潔」は、真っ白い花の様子が清潔感があることが由来です。
西洋の花言葉は、I’m too happy(私は幸せです)、transport of joy(喜びを運ぶ)です。日本と同じ花言葉のようですね。アメリカでは男性が女性をパーティーに誘う時にクチナシの花を贈る風習があり、女性のうれしい気持ちを表した花言葉といわれています。
クチナシが誕生花の日
3月19日以外に、5月6日、6月7日、6月30日、7月7日も誕生花がクチナシです。
クチナシの季節・開花時期
クチナシの開花時期は6月~7月の初夏頃。花持ちは2日~4日程度です。暑さに強いので関東より西では庭植えができます。日当たりのよいところか半日陰になるところが適しており、夏場に西日が強く当たる場所は避けましょう。寒さには弱いので、寒い地域では冬場は鉢植えを室内に入れることをおすすめします。
3月19日の誕生花:アザレア
アザレアは豪華な花びらが特長のツツジによく似た花です。色はピンク、白、赤などがあり、品種も約2,000種類と豊富。一重咲きから八重咲きまであります。
アザレアは室内観賞用として、ヨーロッパで品種改良されたツツジの仲間です。中国が原産のタイワンヤマツツジと、日本で自生するツツジを交配して誕生しました。西洋ツツジ、オランダツツジの別名でも呼ばれています。
アザレアの花言葉
アザレア全体の花言葉は、愛の喜び、自制心、愛の楽しみなどがあります。花の色によっても、それぞれに違う花言葉があるので紹介します。
- 白:充足、あなたに愛されて幸せ
- 赤:節制、節度の愛
- ピンク:青春の喜び
アザレアの花の名前はラテン語の「アザロス(乾燥)」を語源としており、「節制」の花言葉は乾燥した土地のイメージに由来しています。また、白いアザレアは純白のウエディングドレスを思わせることから、花嫁の気持ちを表す花言葉が付けられました。
西洋の花言葉は、temperance(節制、禁酒)、take care of yourself for me(私のためにお体を大切に)、fragility(もろさ、はかなさ)です。
アザレアが誕生花の日
3月19日以外に3月4日、8月8日もアザレアが誕生花です。色別では白が3月9日、ピンクが3月18日、赤が3月22日と12月22日の誕生花です。
アザレアの季節・開花時期
アゼレアの開花時期は4月~5月ですが、冷蔵処理やハウス栽培などで開花時期を早めた鉢植えが冬にも出回ります。寒さに弱いので、冬場は日当たりの良い室内で育てるのが最適。暖房が直接当たらないように注意も必要です。春になると日当たりの良い屋外に置き、夏場は半日陰の場所で管理しましょう。乾燥を嫌うため、土が乾いたらたっぷり水を与えます。
3月19日生まれの偉人・有名人
3月19日生まれの偉人は、アラビアンナイトの翻訳者リチャード・フランシス・バートン(1821年)、トヨタグループの創始者豊田佐吉(1867年)などです。有名人では俳優のブルース・ウィリス(1955年)、シンガーソングライターの尾崎亜美(1957年)、俳優の稲森いずみ(1972年)がいます。
3月19日は何の日?
3(ミュー)と19(ジック)の語呂合わせで「ミュージックの日」が1991年に日本音楽ユニオンが制定しました。また1839年のこの日に、写真機が発明されたことから「カメラ発明記念日」に定められています。神奈川県では「立庁記念日」としています。
まとめ
3月19日の誕生花クチナシとアザレアは、どちらとも華やかで美しい花です。愛や幸せをイメージする花言葉があるので、お祝いや大切な人へ思いを伝える贈り物に最適でしょう。開花時期は初夏頃ですが冬場でも鉢植えが出回っているので、3月19日生まれの方への誕生日にプレゼントしてはいかがでしょうか。