アーモンドの花言葉とは?ギリシャ神話に基づく由来や意味を紹介

2020 10/13
アーモンドの花言葉とは?ギリシャ神話に基づく由来や意味を紹介

花はサクラと似ていて美しく、実は栄養素の詰まった健康的なおやつとしても知られるアーモンド。今回はそんなアーモンドの花言葉やアーモンドの花について詳しく紹介します。花と実がそれぞれ真逆の意味を持つのにはどんな由来があるのでしょうか?

目次

アーモンドの花言葉とは?実は真逆の意味を持つ!

アーモンドの花言葉とは?実は真逆の意味を持つ!

アーモンドには、花と実で真逆の意味を持った言葉が存在します。ここではそれぞれの言葉を紹介します。

アーモンドの花言葉

アーモンドの花言葉は一般的に「希望」「真心の愛」「永遠の優しさ」といわれています。

アーモンドの実は真逆の意味が!?

アーモンドの実には「無分別」「愚かさ」といったネガティブなイメージの言葉が存在します。

ちなみに、食用として使用されるアーモンドは、アーモンドの実の中にある、種の中に含まれる仁と呼ばれる部分を指します。

アーモンドの花言葉・花名の由来

アーモンドの花言葉・花名の由来

アーモンドの花言葉にはそれぞれに由来が存在します。一体どのようなルーツがあるのでしょうか?和名である「扁桃」についても合わせて紹介します。

花言葉「真心の愛」「永久の優しさ」はキリストが関係

キリスト教において「真心の愛」「永久の優しさ」は、神の深い愛を意味する言葉です。そして、アーモンドは旧約聖書にも登場するうえ、中世には宗教画のモチーフとして多く用いられました。このように、アーモンドはキリスト教と深い関係性があるため、これらの花言葉が存在します。

花言葉「希望」は開花時期が関係

アーモンドは春に花をさかせます。アーモンドの開花が、ヨーロッパの長い冬の終わりを告げ、春への「希望」を感じさせてくれるため、このような花言葉がつけられました。日本人にとってのサクラと同じような存在といえるでしょう。地中海性気候であるスペインやイタリアではアーモンドの木が多くみられ、春の訪れを祝うアーモンドの花祭りなども開催されます。

花言葉「愚かさ」「無分別」はギリシャ神話に由来

「愚かさ」「無分別」は、ある悲しいギリシャ神話に由来します。とある王女を裏切ってしまった若者が、自らの愚かさ、無分別さに涙を流し、後悔したというあらすじです。

詳しい神話の内容は以下の通りです。

トロイ戦争後、トルキアに漂着したギリシアの若者と美しい王女が出会い、2人は恋に落ちました。その後若者は「必ず戻る」と約束し、一度母国へと帰りましたが、故郷で別の女に恋に落ち、王女のことを忘れてしまいました。しかし、王女は海岸に立って、来る日も来る日も彼の帰り待ち続けます。そして、若者のその後を何も知らないまま、王女は病で亡くなります。それを見た神はかわいそうに思い、王女の亡骸をアーモンドの木に変えて海岸で待たせたそうです。それを知った若者がトルキアに戻ると、アーモンドの木を探し出し、自らの無分別さ、愚かさに後悔して涙を流します。すると、王女は彼の過ちを許し、アーモンドのを美しく咲かせました。

アーモンドの和名は「扁桃」。その意味と由来とは?

アーモンドの和名は「扁桃」です。アーモンドの実の形が扁桃に似ていることから、その名がつけられました。

アーモンドの西洋(英語)の花名とその由来

西洋に多くのルーツを持つアーモンド。そんなアーモンドは西洋でどのように呼ばれているのでしょうか。名前の由来も合わせて紹介します。

アーモンドは英語でAlmond。その意味と由来とは?

アーモンドは英語でAlmondと呼ばれますが、その語源は古代ラテン語のamygdala(アミグダラ)、古代ギリシア語のアミダグレーに由来します。

また、アミダグラ(アミダグレー)が何に由来するかは

  • 果実の種に刻み目があることから名付けられた説
  • アラビア語で「美しい木」を意味するため名付けられた説

など、諸説あります。

日本では、江戸時代にポルトガル船の来航によってアーモンドの実が持ち込まれたため、ポルトガル語のamendoa(アメンドア)から転じてアメンドゥ、またはアメンドースと呼ばれました。

アーモンドはいつの誕生花?

アーモンドはいつの誕生花?

アーモンドの花は、サクラと同様、春に咲くため、3月14日と4月1日の誕生花とされています。

アーモンドの特徴

アーモンドの特徴

アーモンドは高さ約5mになる落葉高木で、サクラの開花時期より少し早い、3〜4月にかけてサクラに似た花を咲き誇ります。梅や桃の近縁種ですが、果肉は薄く食用にならないため、種子の殻の内側に含まれる仁と呼ばれる部分を炒られたものなどが食用とされています。

アーモンドの栽培は、開花から収穫まで雨がほとんど降らない乾燥した環境が適しています。そのため、日本は台風などの気候変動が多いので、食用アーモンドのほとんどはアメリカのカリフォルニアから輸入されています。

アーモンドの種類

アーモンドの種類

世界中には100種類を超えるアーモンドが存在するとされています。その品種のなかでも、「スイートアーモンド」と「ビターアーモンド」の大きく二種類に分けられます。それぞれの特徴を簡単に見ていきましょう。

スイートアーモンド

スイートアーモンドは、一般的に食用とされ、食べて美味しいと感じるアーモンドの総称です。現在では食用だけでなくオイルとして使用されることも多く、スイートアーモンドオイルが持つ豊富な栄養素が、ヘアケアやスキンケア、マッサージ用のオイルとして非常に効果的だと評価されています。

日本に輸入される食用アーモンドのほとんどが、アメリカのカリフォルニア産です。理由としては、カリフォルニア中部の気候が、アーモンドの生育にピッタリの地中海性気候と似ているためです。アメリカの広大な土地を活かした大規模農場のおかげで安定した供給が可能なので、日本はカリフォルニアから多くのアーモンドを輸入します。

ビターアーモンド

ビターアーモンドは、薬用、着料、オイル、香料などに使われます。特に香り付けとして利用されることが多いのが特徴です。イタリアではお菓子づくりにおける香り付け材料としても使われ、他の用途としては、石けんなどの香り付けなどがあげられます。

食べることは可能ですが、苦い味がして食べ過ぎると有毒なため、日本では食用としての輸入が禁止されています。

アーモンドの基本情報

アーモンドの基本情報

アーモンドの基本情報は次の通りです。

科・属 バラ科・サクラ属
和名 扁桃
英名 Almond
学名 Prunus dulcis
花の色白・ピンク
原産地 アジア西南部
開花期 3月~4月

アーモンドとサクラの類似点が多い理由は、バラ科サクラ属に属していることが関係しています。詳しくは次の箇所で説明しています。また、アーモンドの原産地であるアジア西南部とは、現在のイランとその周辺の地域を指します。
開花時期は3月から4月とされていますが、基本的にはサクラが開花する二週間ほど前に開花するとされています。

アーモンドの花がサクラの花に似ている理由

アーモンドの花がサクラの花に似ている理由

アーモンドは「バラ科サクラ属」に分類され、これはサクラの親戚のような存在ということを意味します。ウメとモモも同族であるように、「バラ科サクラ属」は春が訪れると花を咲かせ、花が咲き終わると葉と実をつける植物です。

また、見た目だけではなく、同じ時期に開花するサクラにもアーモンドと同様、「希望」という花言葉が存在します。

まとめ

日本ではまだまだ食用としての知名度が高いアーモンドの花は、可憐で非常に美しく、サクラと同じように人々に春の訪れを知らせてくれます。日本でアーモンドの花をプレゼントする機会は滅多にないと思いますが、サクラの花言葉との違いを調べて、次の開花シーズンに誰かに教えてみてはいかがでしょうか。

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