ブルーベリーに適した土とは? 土作りのポイントとおすすめ用土3選

2020 12/01
ブルーベリーに適した土とは? 土作りのポイントとおすすめ用土3選

ブルーベリーの実を収穫するには土作りが大切です。ブルーベリーがよく育つ土作りに必要な知識や、おすすめの土も紹介します。植え替えの手順やコツも、栽培の参考にしてください。甘酸っぱい実の収穫を目指しましょう。

目次

ブルーベリーの特徴

ブルーベリーの特徴

よく育ちたくさん実がなる土作りをするためには、どのような土が適しているのかを知らなければいけません。まずはブルーベリーが好む土壌について見ていきましょう。

酸性で栄養豊富な土壌が好み

ブルーベリーは土のpHにとても敏感です。原産地が酸性土壌であることから、他の多くの植物と異なり「酸性=pHが低い」土を好みます。

日本の土壌も酸性に傾く傾向がありますが、ブルーベリーが好むのはさらに酸性度の高い土です。そのため、植え付けるときには土壌を酸性に調整しなければいけません。

園芸では苦土石灰を用いて土壌を中性になるよう調整することがあります。さまざまな植物の栽培で活躍する苦土石灰ですが、酸性土壌を好むブルーベリーには逆効果になるため利用しないようにしましょう。

土のpHは計測しなければ分からないため、土壌酸度計があると便利です。また、酸性の土であることに加え、栄養豊富な土であることも欠かせません。

土作りや土壌改良の方法

土作りや土壌改良の方法

ブルーベリーには酸性の土に合うことが分かりました。では、土を酸性に調節するには、どのような方法があるのでしょうか。

ピートモスや硫黄で土を酸性にする

土のpHを酸性に傾けるには、酸性度の高い土や成分を混ぜ込むのが有効です。そこで『ピートモス』や『硫黄』を活用し、pH5前後に調整します。

ピートモスはコケ類を中心にした植物を細かく砕き土にしたものです。酸度未調整のタイプは強い酸性のため、土に混ぜることでpHを調整できます。

硫黄の粉末を土に混ぜ込むことでも、pH調整が可能です。例えば、植え付けのタイミングで施す場合には、苗を植える直径60cm×深さ40cmの穴を掘り、底に100~300gほどの硫黄をまきます。

他に、チッソ肥料の硫安(硫酸アンモニウム)を使用しても土壌のpHを酸性に調整できます。ブルーベリーがチッソを吸収した後に残る硫黄化合物が硫酸に変化することで、酸性が強まるためです。

ピートモスの配合割合は?

土のpHを調整するときに酸度未調整のピートモスを利用する場合、割合はピートモス:鹿沼土=1:1程度、またはピートモスが多めです。ピートモスのみの場所に植え付けた場合でもブルーベリーは元気に育ちます。

また、一度ピートモスを与えればそれでよいというわけではありません。ブルーベリーは土からたくさんの栄養を吸収し続けているため、少しずつ土のpHは中性に近づいていくのです。

そのため、酸性の土をキープするためには、毎年ピートモスを補充しなければいけません。植え替えのタイミングで混ぜ込んだり、株元へ補充したりしましょう。

植え付けや植え替えの方法

植え付けや植え替えの方法

植え付けや植え替えをするときには事前の準備が必要です。また、正しい手順を知った上で行いましょう。ブルーベリーを元気に育てるための植え付け・植え替え方法を紹介します。

プランターや土の準備

ブルーベリーの植え付けや植え替えをするには、まず必要な道具や土を準備します。プランター選びのポイントは苗木より一回り大きなものにすることです。

苗の根鉢といって、根が土を抱え込んでいる部分よりも大きな鉢を選ぶと、より大きく育てられます。ある程度成長し大きさをキープしたい場合には、同じ大きさの鉢に植え替えましょう。

軽く扱いやすいプラスチック製や、通気性・水はけに優れた素焼き製など、素材の違いにも注目すると扱いやすいものを選べます。また、鉢の中に入れる土は新しく清潔なものを用意しましょう。

庭に地植えするなら、土壌のpH調整が必要です。ピートモスや硫黄などでブルーベリーに適した土壌作りをしましょう。

植え付けの手順

プランターや土の用意ができたら、苗を植え付けましょう。まずは苗木を鉢から出し根鉢をほぐし、用意した土を入れます。ピートモスと鹿沼土を混ぜた土の他、必要な成分が配合済みの専用培養土でもOKです。

苗の株元と土の表面が同じ高さになるよう植え付けたら、たっぷりと水やりをして完了です。必要であれば支柱を立てて苗を支えます。

地植えで育てる場合、まずは穴を掘りましょう。掘り起こした土にピートモス40~50Lほどと腐葉土40Lほどを混ぜ、半分だけ穴に戻します。

その後、根をほぐした苗を植え付け、水やりをします。乾燥予防のために、苗の株元をバークチップやワラで覆うのもよいでしょう。

プランターの場合は毎年植え替えを

プランターで育てる場合には、毎年植え替えをしましょう。ピートモスをたっぷり配合した酸性の土を用意しても、時間の経過とともにプランター内でどんどん分解されていくからです。

ピートモスの成分が分解されると、プランターの土のpHがブルーベリーに合わなくなります。そこで、植え替えのタイミングで新しい土に入れ替える必要があります。

根の隙間にまで新しい土が行き渡るよう、鉢を揺らしたり細い棒で土をつついたりしながら土を追加していきます。ぐらつかないようしっかり植え付けできたら、たっぷりと水やりをして完了です。

おすすめの用土

おすすめの用土

ピートモスや鹿沼土を混ぜて配合する土作りの方法もありますが、初めて挑戦する場合には配合が難しく感じることもあるでしょう。そのようなときには、ブルーベリー用に作られている培養土が便利です。

花ごころ ブルーベリーの土

『花ごころ ブルーベリーの土』には、栽培農家も使用しているピートモス・硫黄・マグネシウムといった素材が配合されています。プロ仕様の培養土のため、初めて栽培にチャレンジするときでも丈夫に育てやすいのが特徴です。

保水性の高いピートモスがブルーベリーを乾燥から守り、硫黄が成長をサポートします。加えて、マグネシウムにより葉の色づきも良くなります。

瀬戸ヶ原花苑 ブルーベリーの培養土

ブルーベリーを栽培する土は酸性に調整されていることはもちろん、豊富な栄養分が配合されていることも大切です。『瀬戸ヶ原花苑 ブルーベリーの培養土』には、栽培に必要な有機物が約50%使用されています。

さらに緩効性肥料も入っているため、植え付け後時間をかけて肥料が効いてくる配合です。保水性が確保されていながら排水性や通気性もよいため、鉢植えにも地植えにも使えます。

プロトリーフ ブルーベリーの土

ピートモス・鹿沼土・赤玉土・バーク堆肥などを配合している『プロトリーフ ブルーベリーの土』は、農園を営むプロが監修した培養土です。そのため、手軽に本格的な土を使った栽培ができます。

酸性の培養土であることに加え、初期成育分の肥料が混ざっているため、育てやすいのも魅力です。

まとめ

ブルーベリーは酸性の土を好むという性質があります。日本の土壌は酸性に傾きやすい性質をしていますが、それよりもさらに酸性度の高いpH5くらいでよく育つのが特徴です。

そのため、土にはあらかじめピートモスや硫黄を混ぜてpHを調整します。植え付けは鉢でも地植えでも可能です。鉢植えなら用意した土を入れ、地植えなら穴を掘りピートモスと腐葉土を混ぜた土を戻し植え付けます。

鉢植えの場合には、1年に1回を目安に一回り大きな鉢に植え替えましょう。鉢の土も新しいものに入れ替えます。ブルーベリーにより吸収・分解された成分を補う役割を果たします。

コツを押さえた土の選び方で、ブルーベリーをたくさん収穫しましょう。

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