ガジュマルの水やり方法は?季節によって頻度を変えるのがポイント

2020 10/08
ガジュマルの水やり方法は?季節によって頻度を変えるのがポイント

ガジュマルの水やりはいつも同じ頻度であげればよいものではありません。季節や状況に合わせて適切な水やりを行うことだけではなく、置き場所や剪定、肥料のあげ方も大切です。ガジュマルの水やりの頻度やうまく成長させるコツについて解説します。

目次

ガジュマルの水やりは季節によって変える

ガジュマルの水やりは季節によって変える

ガジュマルの水やりの仕方は成長期と休眠期が変わるため、季節によって変える必要があります。同じ方法をしていると、根腐れしてしまい、枯れてしまうかもしれません。

大切に育ててきたガジュマルを枯らしてしまわないよう、季節ごとに正しい水やりの方法を知っておきましょう。

春から夏の水やり頻度

春から夏にかけてはガジュマルは成長期に移行し、根っこの成長が進むと水の給水力が上がるため、しっかりと水をあげることが大切です。

土の表面が渇き、少し白くなったくらいのタイミングで水を多めに与えましょう。タイミングに迷った場合は、軽く触れて濡れている状態であれば、与える必要はありません。

夏になると、成長期に加え気温が上がるため、土が乾燥しやすくなります。そのため、水やりの回数は必然的に増えることになります。乾燥するほどの温度が続くなら、水やりは毎日必要になることが多いでしょう。

ただし、室内にある場合は渇きにくいため、乾燥していない場合もあります。その場合は乾くまで水を与えるのは避けましょう。

秋から冬の水やり頻度

秋から冬にかけて、ガジュマルは休眠期に移行していきます。そのため、ガジュマルの水やりの頻度は春から夏にかけてと比べると少なくしましょう。同じ頻度で与えていると根腐れする危険性があります。

秋の水やりは春と同じように土の表面が乾いているのを確認してから、水を与えましょう。土が乾いてから2〜3日後に与えるくらいがベターです。

冬はガジュマルが休眠期に入り、根っこが水を吸い上げる力が弱くなります。そのため、1回水を上げると数日は水やりが不要なケースがほとんどです。乾いていることを確認してから水やりをしましょう。

ガジュマルの水やりのコツと注意点

ガジュマルの水やりのコツと注意点

ガジュマルの水やりは1日1回など決まった頻度で与えればよいものではありません。状況を見極めて水やりのタイミングを考えることが大切です。

ここではガジュマルを枯らさず育てるために、知っておきたい水やりのコツや注意点について解説します。

葉水も一緒に行う

ガジュマルの水やりをするときには葉水も一緒に与えましょう。葉水とは霧吹きを使い葉っぱに水を上げることです。葉だけではなく、茎にもしっかりと与えます。

葉っぱの乾燥を防ぐだけではなく、害虫の予防効果もあります。ガジュマルの天敵であるハダニを防げるだけではなく、暑い時期であれば温度調整にもなるため、おすすめです。

土の乾燥具合を見極める

ガジュマルの水やりをするタイミングは土の乾燥具合を見極めることが大切です。土が乾いた状態でガジュマルの水やりは行いましょう。

ガジュマルは根っこでも呼吸をしています。そのため、あまりにも土の中に水分がある状態だと呼吸ができません。その結果根っこが根腐れを起こし、枯れてしまう原因にもなります。

土が乾いたタイミングであれば、内部もある程度乾いてきたタイミングで水をあげましょう。冬場はさらに乾燥しにくいため、表面が乾燥していても中身が湿っていることがあります。

『土が白っぽい茶色なら乾燥のサイン』なので、見分けが難しい場合は土の色をチェックしましょう。

その代わり水を与えるときはたっぷりと与えるようにしましょう。土の中には老廃物が溜まるため、水を与えることで、その老廃物を押し流せます。土の中に酸素をしっかりと送る役割もあるため、呼吸を促すためにも効果的です。

受け皿に水が流れるまで与えて問題ありません。

受け皿の水をそのまま放置しない

ガジュマルに水を与えるときは受け皿に水が出るまで与えます。しかし、受け皿の水を放置してはいけません。

受け皿に水が溜まっていると根腐れの原因になります。なぜなら底に水が溜まることで土の中の湿度が上がり、根っこの呼吸を妨げてしまうからです。

水を与えるときはたっぷりと与え、受け皿の交換までしっかりとしましょう。それがガジュマルの成長のためには大切です。

旅行などで家を留守にするときは?

旅行などで家を留守にするときは?

旅行などでどうしても水をあげられないタイミングもあるでしょう。ガジュマルは短期間であれば、それほど心配はいらないこともありますが、長期間の場合はどうするべきか迷ってしまうかもしれません。

ここでは旅行で水やりできない場合にどう対処するのがよいか解説します。

数日間の場合

ガジュマルは頻繁に水をあげなければいけない植物ではありません。そのため、2〜3日程度であれば、普段よりも多めに水をあげるなどしておけば、問題ないでしょう。

1週間程度の外出でも冬であれば、上記の対処法で問題ありません。乾燥するのに時間がかかるため、帰ってくる頃にあげるくらいでちょうどよいでしょう。

夏場で乾燥しやすい時期の場合は、ペットボトル給水機を使います。100円均一でペットボトルに取り付けられる水やり機が購入できます。

ガジュマルはこまめな水やりが必要なわけではないため、1週間程度の旅行であれば、グッズを活用して水やりを代替することができるのです。

置き場所も大切です。このとき、置き場所を工夫し、直接日が当たらない場所に移動しましょう。葉っぱの乾燥を防ぎ、土も乾燥しにくくなるため、枯れにくくなります。

ガジュマルは短期間の留守であれば、何もしなくても問題ないケースも少なくありません。そのため、比較的管理しやすいといえるでしょう。

長期間の場合

旅行が長期間になる場合は、なんとかして水やりをしてあげなければ枯れてしまう恐れがあります。

一つの方法として鉢の下に濡れタオルを敷くのも選択肢です。タオルの端を水に浸しておけば、簡単には渇きません。

毛細管現象を利用する方法もおすすめです。太めの紐や細長い布を土の中に埋めておき、反対側を水を溜めたボウルなどにつけておきます。こうすることで、少しずつ水やりを行えます。

枯らすのが不安な場合は園芸店での預かりサービスを利用するのも選択肢です。上記の方法でも水やりが永久にできるわけではなく、また最適なタイミングで水をあげられるわけでもありません。園芸店であれば、適切な管理をしてくれるため、安心してお願いできるでしょう。

水やり以外の日々のお手入れ方法

水やり以外の日々のお手入れ方法

ガジュマルは水やり以外にもお手入れで気を付ける点があります。具体的にいえば、栽培環境や肥料、選定タイミングの三つです。これらの点を守らなければ、最悪の場合枯れてしまう可能性もあります。

水やり以外の日々のお手入れの方法についてここでは解説します。

栽培環境

ガジュマルの栽培環境で意識するべきなのは、日当たりと置き場所です。ガジュマルは熱帯で育ってきた植物のため、日当たりがよい場所を好みます。効果的に成長させたい場合は積極的に日光に当てましょう。

春から秋までの期間であれば、外に置いていても問題なく育ちます。耐寒温度は5度のため、冬場は室内に置いてあげましょう。室内で育てる場合も、日が当たる場所に置いてください。

ただし、急激な環境の変化は避けましょう。冬から春の変わり目で、急に直射日光の当たる外に出すと葉焼けしてしまう可能性があります。外の日陰から直射日光が当たる場所など、徐々に位置を動かして環境に適応させてあげましょう。

また斑がある種類は直射日光に弱いため、直射日光は避けた方が無難です。

肥料の与え方

ガジュマルは肥料を与えすぎると、葉や枝が成長しすぎることもあります。そのため、土で育てる場合は必ずしも必要ではありません。ハイドロカルチャーで育てる場合や効率よく成長させる場合は肥料を与えましょう。

肥料を与える場合は、春から秋までの期間に与えます。土で育てる場合は、即効性のある液体肥料でも、ゆっくりと効果が出る置き肥でも問題ありません。ハイドロカルチャーの場合は液肥を与えます。

冬に肥料を与えるのはよくありません。休眠期にあり、根っこを傷める可能性があります。過剰な肥料はガジュマルを枯らす原因にもなるため、注意してください。

肥料を与えるタイミングは液肥であれば、2週間に1回程度の頻度で与えます。固形肥料であれば、1〜2カ月に1回与えましょう。固形の場合は生え際から少し離れた場所に置いておきます。

無理に肥料を与える必要はありませんが、もう少し大きくしたい場合などは肥料を使うのを検討してみてください。

剪定のタイミング

ガジュマルは放置しておくと枝が伸び過ぎてしまい、管理しきれなくなります。特に家の中やベランダなどスペースが限られている場合は、剪定が欠かせません。そのため、1年に1回剪定を行うようにしましょう。

剪定のタイミングとしては5〜6月がベストです。剪定バサミやノコギリを使って切っていきます。切り口を保護するために癒合剤を使うと安心です。

ガジュマルの樹液は肌の弱い人の場合、触れるとかぶれることがあります。そのため、園芸用の手袋を準備しておきましょう。

剪定を行うときは、切り戻しという方法で作業します。不要な枝を切り、枝が治りがよいよう切っていく作業です。

このとき、ちょうどよいと思ったバランスよりももう少し多めに切るようにしましょう。ガジュマルは成長が早いため、少々切り過ぎてしまっていても、すぐに元に戻ります。

室内での冬越し方法

ガジュマルは耐寒温度が5度のため、冬場外に置いておくと葉っぱが黄色くなり、枯れてしまう恐れがあります。室内の温かく日当たりがよい場所に置いておきましょう。

夜は窓のそばには置かないようにします。冷たい風や霜が入ることで、ガジュマルにダメージが残る可能性があるためです。

また暖房がある場所は温かいですが、乾燥する恐れがあるため、直接風が当たるような場所は避けましょう。

大きく成長したら植え替えが必要

大きく成長したら植え替えが必要

ガジュマルは成長が早い木のため、定期的な植え替えが必要です。植え替えしない場合、成長が遅れるだけではなく、最悪の場合は枯れてしまう原因にもなりかねません。

植え替えをする頻度や時期、植え替え方法について解説します。

頻度と時期

ガジュマルの植え替えは1〜2年に1回の頻度で行いましょう。ガジュマルは成長が早い木で植え替えをしないと、鉢の中で根っこが行き場を無くしてしまうこともあります。

その結果土の中に酸素が十分に行き渡らなくなり、根腐れし枯れてしまうかもしれません。

時期は4月から7月がおすすめです。植え替えはガジュマルにどうしてもダメージを与えるため、成長期に行うようにしましょう。

上記以外のタイミングで植え替えを行うと、植え替えのダメージを回復させられず枯れてしまう原因になります。

植え替え方法

植え替えはこれまでより一回り大きいサイズの鉢を選び、鉢底にネットをかぶせ、軽石を敷き詰めます。そのあとで土を鉢の10~30%くらいのところまで入れてください。

次に古い鉢に植わっているガジュマルを引き抜きましょう。根っこを痛めないよう鉢の横を叩きながら抜くとスムーズです。

引き抜いたら、古い土を落としましょう。ピンセットなどでほぐすときれいに落とせます。腐ったり、黒ずんだりしているものは剪定バサミなどを使って切ってしまってかまいません。

土をきれいに落としたらガジュマルを新しい鉢の中心に置きましょう。置いたら土を入れ鉢の縁から2〜3cmほど下まで土を入れます。

以上で植え替えは完了です。最後にしっかりと水をあげてください。植え替えが終わったあとは、日当たりが良い日陰に置きましょう。植え替えのダメージが残った状態で、直射日光がある場所に置くとガジュマルに負担がかかる可能性があります。

ガジュマルは挿し木で増やしてみよう

ガジュマルは挿し木で増やしてみよう

ガジュマルを増やしたい場合は挿し木で増やすのがおすすめです。ガジュマルは種まきが難しく、挿し木の方が簡単に増やせます。

ここでは挿し木で増やすのに適した時期や方法を解説します。

適した時期

ガジュマルの挿し木をする場合は5~7月がおすすめです。上記でも紹介したようにガジュマルが成長期にあるため、成功率が高いでしょう。

また剪定を行う時期とも重なっており、剪定した枝をそのまま挿し木しやすい時期でもあります。そのため、自然な流れで挿し木できるでしょう。

挿し木の方法

挿し木をする場合は、剪定後の枝をコップなど水に数時間つけ、根が生えてきたら土に植えます。枝は葉っぱが1枚だけ残るような状態にし、それ以外の枝はカットしておきましょう。

樹液は水でしっかりと洗い流します。樹液が残っていると挿し木の成長を邪魔する可能性があるためです。

根っこが生えたら、少し大きい鉢に植え替えしましょう。バーミキュライトと赤土を混ぜた土がベターです。明るい日陰に置き、水はたっぷりとあげましょう。

気根を太くしたいなら種まきに挑戦

ガジュマルの挿し木は簡単に実践できますが、気根を太くするのが難しく時間がかかります。気根を太くしたい場合は種まきに挑戦するのがおすすめです。

ただし、ガジュマルの種はあまり市販されていません。ガジュマルの実から種を取って育てます。

実から種を取ったらしっかりと洗い、種だけを残しましょう。約2〜3mmほどの大きさしかなく、無くしやすいため、注意しておく必要があります。

土の上に種をまき、土はかぶせない状態にします。温度は25℃程度になるようにし、ラップやビニールなどを使って温度管理をすることが大切です。日当たりがよい場所に置き、土はしっかりと湿っている状態にしておきましょう。

以上の条件を整えておけば、通常2週間から1カ月ほどで発芽します。条件が多く、管理が難しいですが、ガジュマルの気根を太くし、しっかりと育てたい場合は挑戦してみましょう。

まとめ

ガジュマルの水やりは土の状態が乾いた状態で行い、季節ごとに調整することが大切です。

春から夏は成長期のため、やや水やりの頻度が高く、休眠期に入る秋から冬は水やりの頻度や量が少なくなります。

水やりだけではなく、置き場所や肥料、剪定を適切に行うことも大切です。定期的な植え替えを行うことも忘れないようにしましょう。

ガジュマルの水やりは状況に合わせて行えば、枯れる心配をすることなく育てられます。

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