オリーブを挿し木で簡単に増やす方法は?適切な時期やコツ・注意点を紹介
『鉢底石』は、鉢の底部分に敷き詰めておく石のことをいいます。鉢の中の水分量調整・通気性改善の役割を鉢底石が担います。劣化しにくい黒曜石や、通気性にすぐれた軽石などが用いられています。
鉢底石の大きさと排水性の高さは比例するため、必要性に合わせて大きさを選びましょう。
オリーブの植え替えの上手なやり方
オリーブの植え替えの上手なやり方を紹介します。まずは、一回り大きい鉢の底に鉢底ネットをかぶせ、その上から鉢底石を約3cm分敷き詰めましょう。鉢の約1/3まで土を入れたら、下準備は完了です。
オリーブの苗木を鉢から抜いたら、根の元部分をほぐしながら、付着した土を落とします。このとき、腐敗している部分ははさみで切り落としましょう。
鉢の中心に苗木を置けたら、周辺に土をかぶせる作業に入ります。鉢の縁から約3~4cm下まで土を入れるとよいです。このとき縁ぴったりまで土を入れないのは、水やりの際に水がたまるようにするためです。
気候が安定している時期に行う
植え替えた鉢を手入れせずに、そのまま使うと根詰まりを起こす可能性があります。そのため3年に1度を目安にオリーブの植え替えをしましょう。オリーブの植え替えは、気候が安定している時期に行います。
真夏と真冬を除けば基本的にいつでも問題ないとされていますが、オリーブの植え替えに適しているのは3~5月頃といわれます。
オリーブを大きくしたいときは大きな鉢に植え替え、大きさを維持したいときは根を整理してから同じ鉢に植え直しましょう。植え直す場合でも、土は新しいものを使うことがポイントです。
まとめ
短期間で手軽にオリーブを増やせる挿し木は、初心者でも比較的トライしやすい方法です。また、挿し木から育てることによって、より一層オリーブへの愛が深まることもあります。
まずは挿し木の適した時期・必要な道具・やり方をしっかり確認してから、オリーブの挿し木にチャレンジしてみましょう。