アイスプラントの育て方と栽培方法|手入れの仕方や増やし方、注意点も
アイスプラントを水耕栽培で育てる方法
アイスプラントは、土を使わない水耕栽培でも育てられます。ハイドロカルチャーとも呼ばれる栽培方法は、土壌栽培に比べて清潔で管理も楽です。水耕栽培に必要なものが揃ったキットも販売されていますが、家庭にあるスポンジやペットボトルでも栽培できます。
水耕栽培に必要なものと手順
水耕栽培に必要なもの
- アイスプラントの種
- キッチンスポンジ(やわらかいもの)
- トレイやバットなどの平らな容器
- 1.5~2Lの空のペットボトル
- カッター
- テープ
- ハイドロボール
- 水耕栽培専用の液体肥料
栽培の手順
- カッターを使ってスポンジを2~3cm角に切り分け、それぞれの中央に1cmほどの切り込みを入れる。
- スポンジの切込みにアイスプラントの種を2~3粒ずつ植え付け、トレイやバットなどの容器に並べる。
- 容器にスポンジが浸かる程度の水を注ぎ、明るい半日陰において発芽を待つ。水はこまめに替え、スポンジは乾かないようにする。
- 発芽を待つ間にペットボトルで容器を作る。カッターを使いボトルの飲み口側から1/3のところで上下に切り分ける。怪我を防止するため切り口にテープを貼り、上部は飲み口が下になるように本体にセットする。
- 本葉2枚が出て根がスポンジの下から見えるようになったら、ペットボトルの容器に移す。本体にセットした容器の上部に、苗の根が飲み口から下に垂れるようにセットしてハイドロボールで固定する。
- 容器の下部(本体部分)に根が浸かるように、水と液体肥料を入れる。
- 40日ほどして苗が大きく育ってきたら、濃度2%程度の塩水を与える。
水耕栽培では、植え付けから50日ほどで収穫できます。
水耕栽培における注意点
ペットボトルの容器に定植したあとは、常に根が浸かる量の水を保ち、こまめに水を替えましょう。明るく日あたりのよい場所での管理が必要ですが、藻が発生しやすくなります。容器を布でカバーするなど、予防対策をしてください。
まとめ
塩性植物のアイスプラントはミネラルなどの栄養が豊富な野菜です。土壌栽培と水耕栽培どちらでも育てられ、家庭での栽培もかんたんに行えます。真夏の直射日光や冬の寒い環境かでは枯れやすいので、それぞれ対策をしてあげましょう。病害虫の心配もほとんどなく、健康対策にも効果的なアイスプラントをこの機会に育ててみませんか?
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