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コスモスの育て方・栽培方法|種まきから手入れの仕方、上手に育てるコツ

鉢植えの場合は、土の表面がしっかり乾いてから、鉢の底から流れ出るくらいたっぷり水やりしましょう。 地植えの場合は、根付いた後は自然の雨水で十分ですので、水やりをする必要はほとんどありません。天気の良い日・猛暑などが連日続いた場合のみ、土の様子を見て水やりをします。

肥料は必要?

元々コスモスは、痩せた土地でも元気に育ちます。肥料のあたえすぎは、花つきが悪くなったり、茎や葉が軟弱になり、倒れやすくなったりするので注意しましょう。

鉢植えの場合は、様子を見ながら本葉がつきはじめたころに「緩効性肥料」を土の表面にばらまきましょう。地植えの場合は、種まき・苗の植え付け前に、耕した土に「緩効性肥料」を少なめに混ぜましょう。追肥は不要です。

摘芯・剪定

摘芯(てきしん)とは、茎の先端の芽を摘み取ることです。鉢植えなどで育てる場合は、苗が小さいうちに、具体的には本葉が8枚ほどついてきた頃に茎の先端を剪定すると、枝が増えやすいです。そしてその1ヶ月後に、伸びた脇枝を摘心するとコンパクトに育てられます。草丈を低く保ちたい場合も、摘心を適宜繰り返してみてください。

開花後にすること

花びらに元気がなくなってきたら、花がら摘みをするタイミングです。これをすることによって、まだ開花していない花に栄養を回すことができます。方法は、花びらのみを摘むのではなく、花茎から剪定用ハサミでカットします。

コスモスの植え替えは必要?

コスモスの植え替えは必要?

コスモスは根を痛めやすいので、こまめな植え替えは不向きです。苗で購入した際の、新しい鉢への植え替え以外は、植え替えをしないほうがより立派に育ちます。

コスモスを増やす方法

コスモスは種まきで増やせる

コスモスは、「種まき」「挿し木」によって増やすことができます。それぞれの方法について簡単に解説します。

「種まき」で増やす方法

丈夫な性質をもつコスモスは、こぼれ種でも増えることもありますが、種まきで意図的に増やしてみましょう。種の採集時期は品種によって異なりますが、開花後の花が枯れ始めたときが種を取るタイミングです。取った後は、紙袋などにいれて保存し、次の春から夏にかけてその種をまきましょう。

「挿し木」で増やす方法

「挿し木」は、6月~7月または9月頃が適しています。3節ほど切り取ったら、赤玉土などに挿しこみましょう。場所は、植え替えをしなくていいような庭、もしくは鉢がおすすめです。切り口から根が出るまでは水の吸収力が弱いので、土が乾燥しないよう適宜水を与えて、いつも湿らせておくのがポイントです。

コスモスを育てる時に気をつける病気や害虫

コスモスを育てる時に気をつける病気や害虫

基本的には丈夫なコスモスですが、病気にかかってしまったり、害虫がつく可能性があります。

気をつけるべき病気

コスモスがかかりやすい病気で代表的なものは、「うどんこ病」。風通し・日当たりが悪いと発生してしまいます。涼しくなって、日の当たりも悪くなっていく秋以降は特に注意しましょう。

その他にコスモスがかかる可能性がある病気は、「そうか病」「立ち枯れ病」「苗立ち枯れ病」「灰色カビ病」「斑点病」などがあげられます。

コスモスにつく害虫

アブラムシ」や「ハダニ」が代表的な害虫です。風通しの悪い場所で多発します。その他には、「ヨトウムシ」「エカキムシ」「アザミウマ」「コナジラミ」「ネキリムシ」などの害虫が、コスモスの栽培の際に見かける可能性があります。見つけたら、早めに殺虫剤などで退治しましょう。

コスモスと相性のいい寄せ植え植物

コスモスと相性のいい寄せ植え植物

青々しい緑がなくなり、冬の殺風景に移り変わる途中の季節である秋は、少し物悲しさを感じますよね。そんな秋でもコスモスのように、お庭を鮮やかに彩ってくれる花々があります。コスモスとの寄植えに相性が抜群な植物は、「ウインターコスモス」「ケイトウ」「パンジー」「アイビーゼラニウム」「ヒューケラ」「アイビー」「リシマキア」などがあげられます。

まとめ

比較的丈夫で育てやすいコスモス。草丈が伸びすぎてしまったときの対応や、水やり、簡単な手入れの方法さえ押さえれば、ガーデニング初心者でも栽培を楽しむことができます。是非この機会にお庭や鉢植えで”秋の桜”を育ててみてはいかがでしょうか?

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