エリカの育て方と栽培方法|手入れの仕方や増やし方、注意点も
エリカは原産地によって暑さ、寒さの耐性が異なるので、苗を購入する際にお店に確認しましょう。
アブラムシやカイガラムシが付かないよう注意を
エリカは生育期のときにはアブラムシが、風通しと日当たりが悪くなるとカイガラムシがつくことがあります。どちらの害虫も葉や茎から汁を吸い、株を弱らせてしまいます。
アブラムシを見つけたら捕殺などですぐに駆除しましょう。あらかじめ殺虫剤を撒いておく、殺虫剤入りの肥料を使うと防除できます。
茎や葉の裏に付いているカイガラムシは歯ブラシでこすり落とすか、殺虫剤で駆除しましょう。
花がらはこまめに取り除く
エリカの花は、開花後にどんどん落ちていきます。落ちた花を放置していると株への風通しと日当たりが悪くなり、害虫がつきやすくなったり枯れたりします。
花がらはこまめに取り、ついでに剪定もすると、またきれいな花をつけてくれるでしょう。
品種によって暑さ・寒さの耐久性が異なる
ヨーロッパ原産の種は寒さには強いものの、暑さには弱いのが特徴です。一方で南アフリカ原産の種は半耐寒性なので0℃以下の気温や霜には耐えられませんが、暑さにある程度は耐えられます。エリカを育てるときは性質の違いに注意し、自分の栽培環境にあった品種を選択しましょう。
まとめ
エリカはひとつ一つの花が可憐で小さく、枝と葉が繊細な木です。こんもりと花をつけた様子は華やかで、株全体は賑やかな印象を与えてくれます。品種により地植えに向いているかどうか、暑さ寒さに耐えられるかどうかは異なるので、育てたい場所や状況に合わせて選ぶとよいでしょう。