MENU

クレマチスを挿し木で増やす方法!おすすめの時期から注意点を紹介

適さない時期に挿し木をした

一般的に挿し木に適した時期は5〜9月といわれていますが、クレマチスの場合は、4〜7月と9〜10月頃を目安にしましょう。

適さない時期に挿し木してしまうと、失敗する可能性が高くなります。例えば、気温が高く日が強い真夏・気温が低く乾燥する真冬などはおすすめできません。せっかく剪定したつるが枯れて無駄になってしまう可能性があるため、挿し木するときは時期を選ぶことが大切です。

ただし適さない時期に挿し木してしまった場合でも、霧吹きの回数を増やしたり新聞紙で覆ったり、細かな温度調整をすることでカバーできることもあります。発根を促す専用薬剤なども利用するとよいでしょう。

挿し木を乾燥させてしまった

挿し木を乾燥させてしまうと、発根しにくくなります。吸水力が弱まってつるや葉もしおれてきてしまうでしょう。このような状態になると、クレマチスを増やすという目的が果たせなくなります。

挿し木を成功させるポイントは、水やりの仕方です。単にたっぷり水をあげればよいというわけではなく「そろそろ水分がなくなりそうだな」というタイミングを見極めることが大切です。一見難しそうに感じるかもしれませんが、慣れてくると感覚がつかめるでしょう。

挿し木は、気温や湿度によっても乾燥してしまうことがあります。どうしても乾燥が気になる場合は、置き場所を変えるなど一度環境を見直してみましょう。

挿し木の成功率を上げるおすすめ促進剤

挿し木の成功率を上げるおすすめ促進剤

挿し木の成功率を上げるために「促進剤」を使うのもおすすめです。しかしガーデニング初心者の場合、多数ある促進剤を前に「どれにすべき…?」と迷ってしまうのではないでしょうか。挿し木におすすめの促進剤を紹介します。

住友化学園芸「ルートン」

「ルートン」は、挿し木の発根を促す粉末タイプの植物成長調整剤です。α-ナフチルアセトアミドを主成分としています。

クレマチスにはもちろん、ほかの庭園樹にも使えるためガーデニング用に一つ常備しておくと安心です。15gと少量で小さいパッケージなので、場所も取りません。

使い方はとても簡単で、粉末のまま挿し穂の切り口部分に薄く付けるだけです。水と混ぜてペースト状にしてから付ける方法もあります。どちらにしても多量に使用しないよう注意しましょう。また、食用の植物には使用できません。

バイエルクロップサイエンス「オキシベロン液剤」

「オキシべロン液剤」も、同じく挿し木の発根を早めるのにおすすめです。インドール酪酸という植物ホルモンを配合した液剤で、一度に多くの挿し穂を処理できます。500mlと大容量タイプなので、ガーデニング好きにおすすめといえそうです。

植物の種類によってはそのまま使用できますが、基本的には希釈してから使います。花き類は水1リットルに対して200〜400倍、樹木類は40倍に薄めてから使用しましょう。より詳しく知りたい場合は、公式サイトにて希釈倍数や使用方法をチェックしてください。

まとめ

クレマチスは、代表的なガーデニングプランツの一つです。イギリスでは「つる植物の女王」と呼ばれるほど人気が高く、ガーデニング好きな人なら一度は名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。

クレマチスにはさまざまな種類があるため、一度育て始めると「もっと増やしたい」「範囲を広げたい」と思う人も多いです。そのような場合は、挿し木に挑戦しましょう。基本的な手順を踏みコツさえつかめば、初心者でも気軽に楽しめます。

挿し木でクレマチスの苗をさらに増やし、ガーデニングを存分に楽しみましょう。

1 2
よかったらシェアしてね!