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アンスリウムの育て方と挿し木の方法|手入れの仕方と増やし方、注意点も

1.株分け

アンスリウムの株分けは、植え替えのついでにするのがおすすめです。アンスリウムを鉢から抜き、根の周りの土を手でほぐしましょう。子株の根元をやさしく掴み、親株から引き離して分けます。根が絡み合っているときは、ハサミなどで2〜3株ほどに切り分けてもよいでしょう。それぞれの鉢に親株と子株を植え付け、たっぷりの水をあげましょう。

2.挿し木

アンスリウムの古い株からは、気根(空気中に露出する根)がたくさんついた茶色の茎が生えてくることがあるので、5〜8月ごろに仕立て直すとよいでしょう。茎の茶色くなった部分と緑色の部分との境界から5〜6cm下、できるだけ気根をつけたままで切り取ります。

その切り取った枝から古い葉を取り、2〜3枚の葉と新芽だけを残した茎を挿し穂にすることも。土に挿すだけで、新しいアンスリウムに育ちます。

アンスリウムの挿し木の手順

アンスリウムの株の中から元気な茎を選び、10〜15cmほどの長さで切ります。下の方の葉は落とし、上の葉を2〜3枚残して挿し穂としましょう。水を含ませたバーミキュライトに挿し穂を挿し、明るい日陰で管理を。バーミキュライトは乾きやすいので、こまめにチェックして水やりをします。

挿し穂からは10日〜2週間ほどで発根するので、新しい葉が出たのを確認してから鉢に植えます。植え付けと同様に鉢と土を用意し、そこへ挿し穂を挿しましょう。

アンスリウムの挿し木のコツ

アンスリウムの枝を挿し穂にするときは、清潔で切れ味の良いハサミを使います。切り口を斜めにしてやると、発根しやすくなるでしょう。

挿し穂に残す葉は少なく、半分の大きさにカットしておくと葉からの蒸散を抑えられ、根と茎から吸収する水分量とのバランスが良くなります。

アンスリウムを育てるときの注意点

アンスリウムを育てるときの注意点

アンスリウムにはカイガラムシやアブラムシ、ハダニ、ナメクジなどの病害虫がつくことがあります。株を購入するときは病害虫が潜んでいないかを確認し、持ち込まないようにしましょう。お世話にときには病変ができていないかもチェックして、病害虫は見つけ次第捕殺します。

アンスリウムは、土中のカビによる立ち枯れ病にかかることも。鉢の中の湿度が高すぎると起きやすく、葉が変色してついには枯れてしまいます。立ち枯れ病は伝染するので、かかってしまったら株だけでなく土も丸ごと処分しましょう。

まとめ

アンスリウムはすらっとした茎が特徴なので、こんもりと生え、育て方が似ている観葉植物と相性良く寄せ植えできます。レクス・ベゴニアやカラジウムなど、美しい模様の葉を持つ植物と相性がよく、互いの良さを引き立てられるでしょう。

エキゾチックな雰囲気の植物をお求めの方はアンスリウムの株を買い、育ててみてはいかがでしょうか。

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