観葉植物への水やりを自動でできるグッズは?自作から本格派まで
旅行や実家への里帰り、長期の出張などで家を空ける場合、育てている観葉植物の水やりができず、心配になる人も多いのではないでしょうか。今回は、家を留守にするときの水やり対策や、自動水やりグッズなどについて詳しくご紹介します。
留守中の観葉植物の世話はどうする?
1人暮らしの人などは、旅行や帰省の際、留守中に水やりができず、「お気に入りの植物を枯らしてしまうのでは?」と、心配になるかもしれません。
家を空けているときの観葉植物の水やりは、どうしたら良いのでしょうか?ここからは、今すぐできる家を留守にする際の水やり対策についてご紹介します。
1週間程度であれば簡単な対策を
水が乾きにくい冬季や、乾燥に強い種類の場合は、観葉植物に2~3日水をやらなくても大丈夫だと言われています。
しかし、1週間程度家を空ける場合や、乾燥に弱い種類や夏場などは対策が必要です。日陰の涼しい場所に植物を移し、水を含ませた水苔で土の乾燥を遅らせるマルチングなどの対策をしましょう。
さらに簡単な方法としては、受け皿に水を入れておき、鉢をつけておく方法もあります。このとき、根が水に接しているかを確認してください。
また、植物の周りに水を張った鍋や入れ物を置いておくという方法もあります。葉っぱや茎から蒸発した水分を吸収できるため、試してみても良いでしょう。
長期不在時は水やりの対策が必要
旅行や帰省、出張などで長期間水やりができない場合は、しっかりと水やり対策をしておく必要があります。
簡単にできる方法としては、濡らしたタオルの上に鉢を置くことが有効です。タオルの一部は、水を張った容器に浸しておきます。このときも、根がタオルに接しているかを確認しましょう。
ペットボトルを差して水やり
長期間水やりができない場合は、ペットボトルを使った水やりも簡単で効果的です。ペットボトルの蓋に内側から2~3個の小さな穴を開け、中に水を入れてしっかりと蓋を閉めたら、逆さまにして土に差しましょう。
ペットボトルが倒れてしまいそうなときは、支柱や割り箸などで固定してあげると安定します。
この自作の『ペットボトル自動水やり器』を使った方法ですと、蓋に開けた小さな穴から水が染み出し、長期間の水やりが可能です。水の出る量は、留守にする日程や鉢の大きさなどに合わせ、穴の数で調節すると良いでしょう。
100均で買える便利な自動水やりグッズ
ペットボトルを使って自動水やり器を自作するのも良いですが、もっと手軽に水やり器が欲しい場合は、100円ショップで水やりグッズを購入しても良いでしょう。100均で買える水やりグッズは、自作する手間が省けるので大変便利です。
100円で買える安いグッズなので、家を留守にする予定がある方はぜひチェックしてみてください。
吸水キャップ
100円ショップで売っている園芸用の吸水キャップは、ペットボトルの蓋代わりに取り付けるタイプです。ペットボトルに取り付けて土に差し込むだけで、キャップに開いている小さな穴から水が少しずつ染み出ます。
ペットボトルの蓋に穴を開ける手間がいりませんし、手軽に水やり器を試せるのがうれしいポイントです。
紐とペットボトルだけで自作も可能
100円ショップに売っている麻の紐とペットボトルを使った水やりも、手軽にできる給水方法です。
やり方はとても簡単で、まずはカットした麻の紐を数本まとめてねじってから両端を結びます。次に、結んだ麻紐をしっかりと水で濡らし、紐の片側を水の入ったペットボトルに入れ、もう片方を土に差し込んでください。
こうすることで、麻紐がペットボトルと土の橋渡しの役割をし、水分が土に染み出ていきます。ペットボトルを設置する場所が鉢よりも低い位置にあると、上手く水分を吸い上げてくれないため、あらかじめ位置を確認してから行います。
ちなみに、これは毛細管現象という、液体が繊維と繊維の間に浸透し、上下左右問わず移動する現象を利用した方法です。
本格的な自動水やりグッズ
屋外で育てている観葉植物がある場合は、本格的な自動水やり器を使用するのがおすすめです。タイマー式の水やり器を使用すれば、庭に置いた観葉植物の水やりも欠かしません。長期間の旅行なども安心して出かけられます。
屋外の水道の蛇口などに取り付け、決まった時間に必要な量だけ水をあげられるので、屋外で育てている植物の手入れに大変便利です。
タカギ かんたん水やりタイマースタンダード
タカギの『かんたん水やりタイマースタンダード』は、タイマー式の自動水やり器です。時間を設定できるだけでなく、1日1回の水やりから、1日に2回、2日に1回、3日に1回、7日に1回と水やりの間隔も設定できます。
蛇口に取り付けるだけで水やりが自動でできるので、留守中だけではなく日頃から庭の観葉植物の水やりに使えて便利です。
藤原産業株式会社 セフティー3
藤原産業株式会社から発売されている『セフティー3』も、本格的に自動で水やりをしたい人から支持されています。庭の観葉植物から家庭菜園などの畑まで、屋外での園芸に役立つタイマー式の自動水やり器です。
水やりの頻度や時間帯、何分間水やりをするかなどが設定できるのはもちろん、鉢植えや芝生など場所と用途に合わせて自動で水やりができます。
まとめ
旅行や帰省など、長期間自宅を留守にするときは、水やり器などを使って植物を枯らさない工夫をしてみましょう。数日間だけなら簡単な工夫で植物に水分を与えられますし、長期間家を空ける場合は自動水やり器の使用が便利です。
100円ショップのものや簡単に自作できる水やり器など、手軽に水やりができる方法もあるので、ぜひ試してみてください。