観葉植物の英語表記とスペルは?モンステラなど人気種の呼び方を解説

2020 7/08
観葉植物の英語表記とスペルは?モンステラなど人気種の呼び方を解説

観葉植物は、日本名の表記とは異なる英語名を持つものがあります。また、学名と呼ばれるラテン語の名前は全世界共通です。今回の記事では、観葉植物の英名と学名について見ていきましょう。さらに、名前のユニークな由来などについても紹介します。

目次

観葉植物の英語訳

そもそも日本語の『観葉植物』は、英語でなんと呼ばれているのでしょうか。呼ばれ方は複数あり、ニュアンスによって使い分けられることも多々あります。海外の人に観葉植物のことを説明するシーンでは、知っておくと便利です。

また、観葉植物の英名を知っておくと、海外の人へ観葉植物のギフトを贈る場合に、役立つかもしれません。

ornamental foliage plantが正しい?

『観葉植物』を辞書で引くと『foliage plant』と出ます。これは『葉のある植物』という意味です。

しかし、日常会話でこの単語はめったに出てきません。『観賞用の』や『インテリアとして』などの意味合いを込めて『ornamental』という単語のついた『ornamental foliage plant』と呼ばれることのほうが圧倒的に多いです。

これは『ornamental foliage plant』と呼ぶほうが、観葉植物が果たす役割をより端的に表すからでしょう。

ただの植物なら『plant』となります。葉が特徴であることから『foliage』、さらに飾られる目的がある植物なので『ornamental』という単語が組み合わされているのです。

結果、すべての意味を含んだ『観葉植物』という単語として使われるようになりました。

houseplant

観葉植物は『室内で育てる植物』であるため、シンプルに『house plants』と言っても意味が通じます。会話の流れで明らかに観葉植物の話をしている場合などには、簡潔に『plants』と表現しても大丈夫です。

ただし、使う場面によっては、まったく違う意味を持ってしまいます。

別の意味で使われるシーンとは

『house plant』は、通常だと『観葉植物』という意味で使われます。しかし、観葉植物は家のなかでじっと動かないことから『家でじっとしている人=出不精な人』といった意味で、スラング的に使うこともあるのです。

日本語にはない表現だけに、覚えておくと話のネタになるかもしれません。

堅苦しい表現を使いがちな日本語と、特徴をとらえ本質を表現するという英語の違いがわかりやすい、おもしろい例とも言えるでしょう。

Indoor Plantsと表記されることも

海外で観葉植物を多く取り扱うホームセンターのサイトでは、観葉植物を指すワードとして『indoor plants』という表記が使われています。

『indoor plants』とは、観葉植物が室内に置かれる植物であるということを、より強調するニュアンスで使われることが多いです。『house plants』よりも若干カジュアルなニュアンスがあります。

いずれにしても、どれも観葉植物を表す言葉ですが、場面によって使い分けられたら、英語上級者のように見えるかもしれません。

人気のアイビーの英名やスペルは?

英名や学名の知識を学ぶことで、観葉植物を深く楽しく知ることができるきっかけになります。さらに観葉植物は、もとは熱帯など海外原産であるため、品種のルーツを垣間見られることも多いのです。

代表的な観葉植物の1つである『アイビー』ですが、英語表記やスペルはどういったものなのでしょうか。学名や、名前の由来についても見ていきます。

英名 Ivy

『アイビー』は、鉢から垂れ下がるように伸びたつると小さな葉っぱが特徴の植物です。空間にナチュラルな雰囲気を醸し出してくれます。丈夫で耐陰性に優れていますので、部屋のコーナーなどのちょっとしたところにも飾れます。

そんなアイビーの英名は『Ivy』です。『I』はそのままアルファベット読みで『アイ』と読みます。日本名と英名が同じですので、親しみがわきやすいでしょう。外国人との会話にも、進んで取り入れられそうです。

学名 Hedera

アイビーは『Hedera(ヘデラ)』という学名を持ちます。『Hedera』はギリシャ語で『葉が密生している』といった意味があるのです。古代ラテン語で『しがみつく』の意味を持つ『haerere』が語源という説もあります。

つる性であるアイビーが壁をつたって、力強く葉を生やしている姿が由来とされています。

アイビーリーグの名は植物が由来?

アメリカの名門私立8大学の総称を指す『アイビーリーグ(IVY League)』の『アイビー』は、植物のアイビーが由来という説があります。

アメリカの名門私立大学では、卒業式にアイビーを植える風習があったそうです。レンガ作りの建物にアイビーが絡まる様子は、名門大学のイメージにぴったりでしょう。

これらの学生たちが好んだファッションは『アイビーファッション』としても知られています。ブレザー、チノパンツ、ボタンダウンシャツ、コインローファーなどが代表的なアイテムです。

そういった小話も知っておくと、観葉植物のアイビーをさらに深く楽しめるかもしれません。

モンステラはmonstrumの読み方が変形した?

人気の観葉植物『モンステラ』にも、もちろん英名や学名が存在します。英語表記やスペルはどういったものなのでしょうか。学名や、そのユニークな名前の由来についても見ていきます。

英名 Monstera

トロピカルな雰囲気で、ハワイなどの南国のモチーフとしても知られるモンステラは、切れ込みを入れたような独特の葉を持つ観葉植物です。

そんなモンステラの英語表記は『Monstera』です。これも、ローマ字読みでそのままですので簡単でしょう。

また、『Monstera』はハワイ語で『水が湧き出る』といった意味を持ちます。モンステラは、朝方に、葉の蒸散作用で水滴を滴らせていることがあるのです。『水が湧き出る』とは、そんなみずみずしいモンステラにぴったりでしょう。

学名 Monstera deliciosa

モンステラの学名は『Monstera deliciosa』です。『deliciosa』は、おいしいという意味を持ちます。モンステラにはいろいろと種類がありますが、『Monstera deliciosa(モンステラ デリシオーサ)』は、おいしく食べられる実をつけることでも知られています。

さらにおもしろいのが、モンステラという名前の由来です。語源は、ラテン語の『モンストラム(怪物・異常)』から来ていると言われています。これは、英語の『モンスター』と同義語です。

大きな葉に大胆な切れ込みが入っている様子や、独特の葉の形から連想されてつけられたのでしょう。

野生のモンステラが力強く茂っているさまは、まるでモンスターのように見えたのかもしれません。薄暗いジャングルの中だと、より一層そう感じられるでしょう。共感できた人も多いことで、この名がついたとも考えられます。

Swiss Cheese Plantと呼ばれることも

さらにモンステラには『Swiss Cheese Plant』という別名もあります。『Swiss Cheese』とは、そのまま食べ物の『スイスチーズ』を意味しています。

葉に入った大きな穴が、スイスチーズの見た目に似ていることから、このように呼ばれるそうです。イギリス圏では、この呼び方を使うことが多いと言われています。

昼夜で別の顔を持つエバーフレッシュ

『エバーフレッシュ』は、太陽の当たる日中は涼やかな葉を広げますが、夜になると葉が閉じる『休眠運動』をするのが大きな特徴です。昼と夜で違う表情が楽しめるということもあり、インテリアとして人気の観葉植物です。

大型観葉植物として、インテリアに取り入れられていますが、自生しているものは30mまで成長すると言われています。

そんなエバーフレッシュの英語表記やスペル、学名について見ていきましょう。

学名 Pithecellobium Confertum

エバーフレッシュは、中南米原産のマメ科のピテケロビウム属(コヨバ属)です。学名は『Pithecellobium confertum』と呼ばれます。

エバーフレッシュと呼ぶのは日本だけ?

エバーフレッシュという名前で呼ばれるのは、実は日本だけです。海外の人にこの名前を伝えても通じないので注意しましょう。英名は『Cojoba arborea var. angustifolia(コヨバ・アルボレア・アングスティフォリア)』と言います。少し難しい呼び名です。

これはコヨバ属であることに由来してつけられた名前です。コヨバ属には複数の種類がありますが、なかでも観葉植物として育てられるものがエバーフレッシュです。エバーフレッシュは流通名と言えるでしょう。

和名で『アカサヤネムノキ』と呼ばれることもあります。

ヒトデのような葉を持つセローム

セロームはとても大きく個性的な葉を持ち、インテリアとしても好まれる観葉植物です。リゾート感あふれる観葉植物を育てたい人にぴったりの品種です。

そんなセロームの英語表記やスペル、学名について見ていきましょう。

英名 Horsehead Philodendron

セロームの英名は『Horsehead Philodendron』です。『Horsehead』は馬の頭を意味しますが、インパクトのある大きな葉の形は、そう見えないこともありません。

そして、まるでヒトデのように深い切れ目が入った葉から、別名『ヒトデカズラ』とも呼ばれています。その独特の葉は、約2mにもなると言われています。

学名 Philodendron Selloum

セロームの原産は中央・南アメリカで、サトイモ科のフィロデンドロン属の植物です。フィロデンドロン属は約700種あると言われています。学名は『Philodendron Selloum(フィロデンドロン・セロウム)』です。

『フィロデンドロン』はギリシャ語で『愛する』という意味の『フィレオ』と、『樹木』という意味の『デンドロン』を合わせたものと言われています。そのことからセロームは『愛の木』とも呼ばれているのです。

華やかな葉のクロトン

『クロトン』は、100を超える種類があり、さまざまな葉の色や形を持っています。見た目の葉の華やかさから『変葉木』という別名でも知られています。

クロトンの葉色は、黄色やオレンジ、赤、紫、緑や白など実にカラフルです。単体でも、寄せ植えにして飾っても、目を楽しませてくれるでしょう。

華やかなクロトンの英語表記やスペル、学名について見ていきます。

英名 Croton

クロトンは、英名で『Croton』と言います。ローマ字読みでそのまま読めるので、簡単に覚えられますね。もとはトウダイグサ科クロトン属だったことから、その名残で『Croton』と呼ばれています。

クロトンは葉の形により、いくつかの系統に分けられます。最も一般的な系統は広葉系です。代表的なものに『アケボノ』『サマー・プリンス』があります。

ほこ葉(鉾のような形をしている葉)系には『ハーベスト・ムーン』、細葉系には『オウゴンリュウセイ』『ファッシネーション』があり、それぞれ色とりどりの見た目で、とても個性的です。

学名 Codiaeum Variegatum

トウダイグサ科コディアエウム属であるクロトンの学名は『Codiaeum Variegatum』と言います。クロトンの葉で冠を作ったことから、ギリシャ語で『頭』を意味する『コディナ』が由来となっているようです。

現在の学名よりも『クロトン』のほうが馴染み深いと言えるでしょう。

バナナの葉に似たオーガスタ

『オーガスタ』は、勢いよく上に伸びた大きな葉を持ち、バナナの葉のような南国ムード漂う品観葉植物です。リゾートホテルのロビーなどでも多く見かけます。トロピカルムード満点で、見た目の割にはとても育てやすい人気品種です。

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現在、オーガスタは世界で2種の存在が確認されており、それぞれ、マダガスカルと南アフリカに自生しています。

涼やかなオーガスタの英語表記やスペル、学名について見ていきましょう。

英名 Giant White Bird of Paradise

オーガスタの英名は『Giant White Bird of Paradise』といい、『天国の白い鳥』という意味を持ちます。

これは、オーガスタが咲かせる花が白い鳥のように見えることから、こう呼ばれているそうです。オーガスタの白い花は、ほかの植物にはない躍動感があります。本物の白い鳥のように見えるでしょう。

学名 Strelitzia Nicolai

オーガスタの学名は『Strelitzia nicolai(ストレリチア ニコライ)』です。これは、皇帝ニコライ1世の名前から名付けられたとされています。

また、2種確認されているうちの1つは『ストレリチア・アルバ』と呼ばれるオーガスタの希少種です。ニコライによく似ていますが、全体的に小型です。

ウェーブ状の葉を持つアビスの英語表記

『アビス』は、鉢土から放射線状に上方向に伸びた、大きくゆらゆらとした葉が特徴的な観葉植物です。日本名では『アスプレニウム』という名前で多く流通しています。

シダ植物の代表格とも言えるアビスの、英語表記と学名について見ていきましょう。

英名 Bird’s Nest Fern

アビスの英名は『Bird’s Nest Fern』です。見た目の通り『鳥の巣のようなシダ植物』と言った意味を持ちます。ほかの呼び方として『シマオオタニワタリ』『アスプレニウム』『ニダス』『ニドゥス』などの名前でも呼ばれているのです。

学名 Asplenium nidus Avis

アビスの学名は『Asplenium nidus Avis』です。アスプレニウム(Asplenium)は、否定を意味するラテン語の『a』と、脾臓を意味する『splen』の合成語と言われています。

脾臓の機能を正常にする効果がアビスにあったことに由来しているのです。また、『Avis(アビス)』はラテン語で鳥を意味し、『Nidus(ニダス)』は巣を意味しています。これも見た目が由来したと言われています。

まとめ

多くの種類がある観葉植物ですが、1つずつ名前の由来に着目してみると、それぞれがおもしろいエピソードを持っています。英語をひもといてみると、なぜそう呼ばれるのかがわかってくるでしょう。

観葉植物のエピソードとして知っておくと、選ぶ際にヒントになるかもしれません。

また、観葉植物は学名のほか、さまざまな流通名を持っているものが多いです。呼び名を知っていることで、より植物を探すのが簡単になるでしょう。

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