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観葉植物に欠かせない赤玉土の役割とは?適切な配合で長持ちさせよう

中粒は虫よけのために、土表面に敷き詰めたり、排水性を高めるために、土に混ぜたりして用いられます。

3~6mmの『小粒』は、最も利用頻度が高いサイズで、中粒より保水性が高いのが特徴です。排水性もまずまずなので、植物の植え付けに適しています。

極小粒は2~3mm、細粒は1~2mmの非常に小さな粒です。排水性は劣りますが、保水性が非常に高く、混ぜ込むと土の潤い度が増します。湿り気を好む品種の植物に向いているでしょう。

挿し木は小粒を選ぶとよい

『挿し木』は、株の一部を切り、発根させて増やす方法です。

土に肥料や腐食したものが含まれていると、発芽する前に腐れてしまうケースがあるため、挿し木用の土には、無菌で、保水性が高く、かつ栄養分がないものを選びます。

この条件を満たしているのが赤玉土で、保水性の高い『小粒』を選べば、挿し木にとって快適な環境になるでしょう。

硬さもさまざま

一般的に、赤玉土は硬度が低く、手で握ると簡単に崩れてしまいます。商品によって硬さが若干違うため、指で触って確認してみましょう。硬いほど品質がよく、赤玉土としての役目をしっかり果たしてくれます。

赤玉土を高温で焼いて、硬度を高めたものを『硬質赤玉土(焼赤玉土・上質赤玉土)』といいます。

排水性・通気性がよく、劣化しにくいのがメリットですが、水はけがよすぎて保水性に欠けるのが難点です。植物がどんな土を好むかで使い分けます。

乾燥を好む観葉植物の場合

乾燥を好む観葉植物の場合は、どのような土の配合量がベストなのでしょうか?根腐れしやすいので、水はけや通気性を第一に考えるのがポイントです。

サンスベリア、アロエなど

乾燥を好む植物の代表格に、サンスベリアやアロエ、サボテンなどがあります。

『サンスベリア』は、アフリカの乾燥地帯に生息するスズラン亜科チトセラン属の多年草で、剣のように尖った平べったい葉が直立しているのが特徴です。サボテンと似た性質で、乾燥気味に育てたほうがトラブルが少ないでしょう。

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一般的な観葉植物は、土が乾いてからたっぷり水を与えるのが基本ですが、サンスベリアのような乾燥に強い観葉植物は土が乾燥し、さらに1~4日ほど待って水を与えます。

『アロエ』は南アフリカ共和国やアラビア半島に分布する多肉植物で、内部に水分をたっぷり蓄えています。アロエに関しては、成長が緩慢になる冬は水やりをしなくてもOKです。渇水での枯死は滅多にありません。

水はけと通気性を意識した土づくり

乾燥に強い観葉植物には、『排水性』と『通気性』を重視した土が適しています。土が常に湿り気を帯びていると、カビや細菌が発生し、根に付着して根腐れを引き起こすでしょう。

土は、赤玉土を5、腐葉土を1、パーライトを4の目安でブレンドするのがおすすめです。

『パーライト』は火山岩や珪藻土などを高温で処理したもので、表面に無数の空洞があります。通気性と水はけのよさを併せ持っているので、根腐れしやすい植物には欠かせません。

乾燥に弱い観葉植物の場合

熱帯雨林が原産の植物は湿潤で暖かい環境を好みます。自生地に比べ、日本の気候は寒く乾燥しているので、土を改良し、できるだけ自生地に近い環境を用意してあげましょう。

アジアンタム、カラテアなど

湿潤さを好む観葉植物には、アジアンタムやカラテアなどが挙げられます。

『アジアンタム』は、青々とした小さく繊細な葉を一斉に茂らせるシダ植物の仲間です。ギリシャ語で「濡れない」という意味の『adiantos(アディアントス)』が語源なのだそうで、葉が水を弾く様子が目に浮かびます。

直射日光や乾燥、寒さを嫌い、土が乾く前に水やりをする必要があります。

『カラテア』は熱帯アメリカが原産のクズウコン科で、葉にエキゾチックでユニークな模様があるのが魅力です。世界には300種類もの品種があるとされ、なかには美しい花を咲かせるものもあります。

カラテアの美しい葉を保つには、乾燥と寒さに注意しなければなりません。水やりは土が乾いてからでOKですが、保水性のある土を用い、葉には霧吹きによる葉水が必要です。

ピートモスを使って保水力をアップ

乾燥に弱いデリケートな植物には、保水性が高い土を多くブレンドしましょう。赤玉土5に対し、ピートモスを4、バーミキュライトを1の割合でブレンドします。

『ピートモス』は補助用土の1つで、土に混ぜる前に水をたっぷり含ませて使います。保水性や保肥性が高まる上、適度な通気性も持ち合わせているのが特徴です。

酸度の調整されていないピートモスを使うと、土が酸性に傾いてしまうので、必ず調節されたものを購入しましょう。

『バーミキュライト』も保水性や保肥性のある補助用土です。断熱性のあるアコーディオン層が、夏の暑さや冬の寒さを緩和してくれるので、植物にとっては優しい土といえるでしょう。

乾燥に強い観葉植物の場合

耐乾性の度合いは品種によって異なりますが、多くの観葉植物は乾燥に比較的強い性質を持っています。乾燥に強い観葉植物は、『乾燥を好む植物』とは違い、保水性と排水性のバランスが大切です。

シェフレラ、ユッカなど

『シェフレラ』は、乾燥に強いだけでなく、耐暑性や耐寒性、耐陰性も持ち合わせた植物です。台湾・中国南部が原産のウコギ科で、ツヤのある肉厚な葉を茂らせます。丈夫な品種なので、肥沃で水はけがよければ、土質を選びません。

『ユッカ』は北アメリカから中央アメリカの乾燥地帯に生息するリュウゼツラン科の木本で、水が少なくても青々とした葉を茂らせます。幹は太くしっかりとしており、生命力が溢れているのがわかるでしょう。

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シェフレラもユッカも、水やりは乾いたらたっぷり与えるのが基本で、ちょっと水やりを忘れただけでは枯れません。逆に土が湿りすぎていると根腐れを起こします。

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