コスモス(秋桜)の種類・品種一覧|それぞれの特徴と花言葉も紹介
「キバナコスモス」の品種・種類
黄色・オレンジ色で、一重咲き・半八重咲きの、コスモスよりも一回り小さい花を咲かせるキバナコスモス。花色や咲き方が品種によってそれぞれ異なるので、それぞれの違いを見ていきましょう。
サニー系
草丈が20〜30cmほどの比較的小型な品種ですが、セミダブル(半八重咲き)で花付きが良いです。サニーレッド、サニーオレンジ、サニーゴールド、サニーイエローなどがあり、黄色やオレンジの花を咲かせます。
ロード系
サニー系と同様、草丈が30cmほどの小型品種ですが、こちらは八重咲きです。オレンジロード、イエローロードなどがあり、それぞれオレンジ色・黄色の花を咲かせます。種をまいてから50~60日ほどで開花する極早咲きで、霜が降りる季節まで咲き続けるので、ガーデニング初心者におすすめの品種です。背丈も比較的小さいので、寄植えなどにも適しています。
ディアボロ
背丈60cmほどにまで育つ大きめの品種です。半八重咲きで、濃いオレンジ色や赤がかった色の花を咲かせます。開花時期が長く丈夫であることも特徴で、こちらも大きめの品種なので、花壇の後景にピッタリです。
サンライズ
ディアボロと同様、背丈60cmほどまで成長する大きめの品種です。種をまいてから2ヶ月ほどで、少し薄めの黄色い、半八重咲きの花を咲かせます。背丈が大きいこともあり、花壇の後景に適しています。
サンセット
草丈80cmにまで成長する高性種(背丈の高い品種)です。半八重咲きで、赤色の花をたくさん咲かせます。
マンダリン
草丈1mほどまで大きくなる高性種(背丈の高い品種)です。半八重咲きで、オレンジ色の花を咲かせます。種をまいてから2ヶ月前後で開花し、比較的長期間花を咲かせます。
「チョコレートコスモス」の品種・種類
赤がかった濃い茶色で、一重咲き、そして本当にチョコレートの香りがする花を咲かせるチョコレートコスモス。品種によって異なる特徴や性質を紹介します。
コスモス・アトロサンギネウス
他の品種より芳香が強く、花色も黒に近い赤茶色のような色をしているチョコレートコスモスの原種といわれる品種です。高温・多湿に弱く、夏越しが容易でないので、高冷地での栽培が適しています。その上、うどんこ病にも弱いので、栽培の難易度は少し高いです。
ショコラ
深みのあるボルドー色の花を、春から秋にかけて咲かせます。花姿はコスモス・アトロサンギネウスに非常に似ていて、耐暑性・耐寒性に優れているので栽培が簡単です。
ストロベリーチョコレート
キバナコスモスとの交配種で、両方のいい性質を持っています。花姿は原種よりも大きめで、花色は春から夏は鮮やかな赤、秋は濃い赤紫色のような色をした花を咲かせます。耐暑性・耐寒性にも優れているので育てやすく、 花持ちもいいので、切り花にも適しています。
ノエル・ルージュ
キバナコスモスとの交配種で、深みのある赤色をした花をさかせます。耐暑性・耐寒性だけでなく、うどんこ病にも強く、比較的育てやすいです。耐寒性に関しては、-5℃まで耐える事ができるので、日本でも冬越しは多くの地域で可能とされています。
キャラメルチョコレート
こちらもキバナコスモスとの交配種で、キャラメルのようなオレンジっぽい珍しい色をした花を咲かせます。秋咲きで、高温、うどんこ病に強いですが、塊根がそこまで大きくならないため、翌年に花を咲かせるのが容易でない品種です。
まとめ
コスモスは一般的な「コスモス」、黄色やオレンジ色の花が特徴的な「キバナコスモス」、チョコレートのような色と芳香がユニークな「チョコレートコスモス」の大きく分けて3種類で、それぞれに咲き方、色、性質が異なった品種がいくつかあります。全般的には、コスモスは比較的栽培が簡単な植物です。特徴やそれぞれの性質の違いを理解して、自分の好み、育てる環境に適したコスモスを見つけてみてくださいね。