バラ(薔薇)の開花時期を分類別に紹介。咲き方のタイプや特徴も
バラを育ててみよう
春から初夏に咲く一季咲きの他、春・夏・秋に咲く四季咲きのバラがあることや、種類や季節によって咲き方が異なることが分かりました。
では、実際に栽培する時には、どのように苗を選び植え付けるのでしょうか?育て方や管理方法を知り栽培にチャレンジしてみましょう。
苗選びのポイント
苗には3種類のタイプがあり、それぞれ管理の仕方が異なります。
価格が手頃で購入しやすい『新苗』ですが、接ぎ木から1年ほどしかたっていないため、小さく成長までに時間がかかり、初心者が栽培するのは難しいこともあるタイプです。
育てやすさを重視するなら、大きく充実した『大苗』や『鉢植え苗』が向いています。初めてバラを栽培する人でも比較的栽培しやすいタイプです。苗がしっかりしているため、失敗することが少ないでしょう。
植え付けの仕方
苗を購入したらすぐに植え付けましょう。鉢に入っているとそのままでも管理ができるように見えるかもしれません。
しかし、購入時の鉢は苗の大きさに比べてサイズが小さいことが多いのです。そのままにしておくと根詰まりや水切れの原因になり、順調に育たないことがあります。
植え付けには『二回りほど大きな鉢』『鉢底石』『培養土』を用意しましょう。鉢に鉢底石を敷き培養土を入れたら、根の形を崩さないように鉢の中心に置きます。苗が動かないよう培養土を足し入れて完了です。
この時、苗に付いている表土は軽く落とし、接ぎ口にテープが巻かれている場合にははずします。最後にたっぷり水やりをしましょう。
水やりと剪定
日々の手入れで意識すべきなのは『水やり』です。鉢植えの場合には、土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらい水やりをします。タイミングは日が昇り気温が上がる前の朝がぴったりです。
地植えは植え付け2週間後ぐらいまでは水やりをしますが、その後はしなくて構いません。極端に乾燥が続いた時にだけ水やりをします。
『剪定』も花付きをよくするために大切な作業です。12月下旬~2月の剪定は品種に限らず行います。8月下旬~9月初旬の剪定は、四季咲きのブッシュローズにのみ実施する作業です。
品種や樹形に合わせた適切な剪定を行いましょう。
まとめ
バラの開花時期は種類や樹形によって異なります。全てのバラが咲くのは春から初夏にかけてです。冬の間に蓄えたエネルギーできれいな花をたくさん咲かせる見ごろといえます。
四季咲きや返り咲きは夏にも開花します。春と比較して数は少なく、花弁はとがり反り返る傾向です。
秋にはさらに花の数は少なくなります。低い気温の中ゆっくり花が開くため、花色が濃く1輪ずつ鑑賞するのに向いている季節です。
好みの色や形を選ぶことと同時に開花時期にも注目し、きれいなバラを栽培してみませんか?