水仙(スイセン)とは?花の特徴・花言葉・育て方を紹介!
土の上に球根を置き、土を貸せて植え付けは終了です。植え付け後はたっぷりと水をあげましょう。
水栽培の場合
球根植物であるスイセンは水栽培でも楽しむことができます。ペットボトルを半分に切ったものなど、球根を支えられるものであればコップ等でも大丈夫です。発根するまでは暗い場所に置き、時々水を入れ替えます。根がしっかりと伸びてきたら日の当たる場所で管理します。
水仙(スイセン)の水やり
植え付け後、2~3週間はこまめに水やりをします。こうすることでしっかりと根が張ります。
庭植の場合はほとんど水やりは必要ありませんが、乾燥が気になる場合は水やりをします。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりをします。スイセンは加湿を嫌いますので球根が腐らないよう、乾いていることを確認してから水やりをしてください。
水やりは朝から午前中までに済ませるようにしましょう。夕方以降は夜の冷え込みで土が凍ってしまう場合があります。
水仙(スイセン)の剪定方法
花が咲き終わったら、花茎の付け根から切り取りましょう。このとき、葉は切らずに残しておきましょう。光合成して翌年分の栄養を球根に蓄えさせるためです。葉は夏の休眠期に自然に枯れますので、この時まで待って切りましょう。
水仙(スイセン)の肥料のやり方
スイセンに肥料が必要なタイミング、植え付けの際と春に芽が出た際です。
植え付けの際には元肥として緩効性肥料を施します。春に芽が出た後は追肥として液体肥料を施します。翌年のために球根を大きくしたい場合は、花後にお礼肥として液体肥料を施します。
スイセンの球根には十分な栄養が蓄えられていますので、肥料をあげるのが絶対ではありません。むしろ肥料のあげすぎは球根を腐らせてしまう鹿野性がありますので注意しましょう。
注意すべき害虫、病気
害虫、病気について比較的心配のいらないスイセンですが、次のいくつかについては注意が必要です。
軟腐病
気温が高い時に発生しやすく、葉が緑から灰色に変わり、1週間ほどで枯れてしまいます。発生したら他の株に移る前にぬ取りましょう。
モザイク病
葉に縞模様が入る病気です。発生したらすぐに抜き取りましょう。
アブラムシ
モザイク病を媒介します。見つけ次第ブラシなどでこすり落とすか、殺虫剤で駆除します。
水仙(スイセン)の植え替えの時期と方法
スイセンの植え替えは休眠期である7~9月に行います。地植えの場合は、球根により養分を蓄えさせるために2~3年に一度の植え替えで十分でしょう。
植え替えの際に、球根に子球根がついていることがありますので、その場合は分球しましょう。掘り起こした球根は涼しい日陰で保管し、10月頃に植え付けます。
植え替えをしない場合、夏場は葉が枯れるので目に見える範囲には何もなくなりますが、そのまま植えっぱなしにして大丈夫です。
水仙(スイセン)の冬越し
スイセンは、寒さには強い植物ですので特別な冬越しの準備はありません。
水仙(スイセン)の増やし方
分球(株分け)
先ほど紹介した植え替えの際に分球(株分け)することでスイセンを増やすことができます。
手で丁寧に子の球根を割り、涼しい日陰でネット袋などに入れ、乾燥させて保管します。植え付けまでカビが生えないよう、定期的に確認しましょう。茶色い皮は防腐剤の効果があるので取らなくて大丈夫です。
その後は植え付けと同じ手順で育てていきます。大きく重みのある子球根は花が付きやすいですが、小さい場合は栄養が十分でなく、花が咲くまで1~2年かかる場合があります。
水仙(スイセン)と同じヒガンバナ科の花
スイセンと同じヒガンバナ科の花を花言葉とともに紹介します。
アマリリス
アマリリスの花言葉は、「誇り」「おしゃべり」「輝くばかりの美しさ」です。
アリウム
アリウムの花言葉は、「深い悲しみ」「正しい主張」です。
スノードロップ
スノードロップの花言葉は、「希望」「慰め」です。
スノーフレーク
スノーフレークの花言葉は、「純粋」「純潔」「汚れなき心」「皆をひきつける魅力」です。
ネリネ
ネリネの花言葉は、「また会う日を楽しみに」「忍耐」「箱入り娘」です。
ヒガンバナ
ヒガンバナの花言葉は、「悲しき思い出」「あきらめ」「独立」「情熱」です。
水仙(スイセン)の毒について
きれいな花にはトゲがある、と言われるように、美しいスイセンは毒を持っています。
有害成分はリコリン、ガランタミン、タゼチン、シュウ酸カルシウムなどで、誤ってスイセンを口にしてしまった場合、嘔吐や下痢、食中毒、頭痛などの症状を引き起こします。またシュウ酸カルシウムは肌に触れると皮膚炎を起こす可能性があるので、日々のお手入れの際も注意しましょう。