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ガザニアとは?花の特徴・花言葉・育て方・手入れ方法を紹介!

株分け

植え替えに合わせて行いましょう。1株に3~4個の芽がついているように分けていきます。手で割いていっても構いませんが、うまく分かれない時には消毒したハサミやナイフなどを使ってください。

挿し木

八重咲き品種のガザニアには種ができないので、挿し木で増やします。枝先を5~10cm程度に切って挿し穂を作りましょう。下の方の葉を落とし、小玉の赤玉土や挿し木用の土を育苗ポットなどに入れて十分に給水させ、挿し穂を挿します。その後は用土が乾かないように管理し、根と葉が十分に育ったら定植してください。

ガザニアと同じ科の花

ガザニアと同じ科の花

キク科に属する植物は、世界におよそ950属20,000種、日本には約70属360種あるとされ、最も進化し分化している植物だといわれています。今回は、その中からアゲラタム、ガーベラ、コスモスの3種類を紹介します。

アゲラタム

カッコウアザミ属(アゲラタム属)に分類される多年草です。しかし、耐寒性がなく日本では冬が越せないため、一年草として扱われます。原産地は熱帯アメリカで、5~10月と開花期が長めです。花付きがよく矮性種と高性種があり、切り花や寄せ植えの前景、花壇など幅広く活躍します。アザミに似たつつましやかな花は青、ピンク、白、紫の色があり、1~1.5cmほどの大きさです。日あたりのよい風があたらない場所を好み、梅雨時の湿度が苦手です。

ガーベラ

南アフリカが原産でガーベラ属に分類され、花車という和名がついています。幅のある葉は地際に茂り、まっすぐに伸びた花茎の先に5~10cmの大きさの花をつけます。原種をもとにして多数の園芸品種が育成されており、一重咲きや八重咲き、花弁が糸のように細いスパイダー咲きなどの花形があります。また、草丈の低いものや切り花向けの高性種、ガーデンガーベラなど種類も豊富です。栄養系と実生系の品種があり、種から栽培する実生系の場合は種まきから4~5カ月で花が咲きます。

コスモス

メキシコが原産の、コスモス属に分類される一年草です。草丈は50~120cmほどに育ち、細く小さい葉が枝分かれして伸びていきます。茎の先端に咲く花は直径5cmほどで、花色は定番のピンクや白のほか、近年では黄、オレンジ、褐色などカラフルになってきています。花形は、八重咲きや花弁が筒状のもの、ストロー咲きなどがあります。また切り花にも利用され、特にチョコレートのような香りのあるチョコレートコスモスが人気です。

まとめ

ガザニアは、南アフリカが原産の多年草です。耐寒性が弱く夏の高温多湿も苦手なため、日本では一年草扱いをされてきました。近年では多年草として栽培しやすい品種も誕生し、豊富で鮮やかな花色や花姿、葉の美しさを堪能できます。ガザニアの栽培は、水はけがよく風通しのよい環境を選びましょう。また、花を開くためには日あたりも大切です。梅雨前の剪定は、蒸れの解消と病害虫の予防にもなります。好みの花をいっぱいに咲かせたら、ぜひ株増やしにも挑戦してみてください。

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