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ガーデニアとは?花の特徴・花言葉・育て方・手入れ方法を紹介!

コクチナシは、小ぶりな花を咲かせます。草丈も30〜40cmと小さく、枝が横に広がって成長する種類です。細長い葉を持ち、華やかに見える八重咲きの品種などもあります。ヤエクチナシは、八重咲きで花が大きく香りも強いのが特徴。よく外で見かける植えられたガーデニアはヤエクチナシが多いです。またマルバクチナシは、葉の形が丸いのが特徴です。

ガーデニアの育て方・栽培方法

ガーデニアの育て方・栽培方法

ガーデニアの育て方や栽培方法を詳しく紹介します。可憐で甘い香りの花を咲かせるガーデニアですが、デリケートな面もあり花の日持ちも短いので正しい育て方をマスターしてから育てましょう。地植えでも鉢植えでも育てられますが、ガーデニアは寒さには強くないので、地植えの場合は静岡より西の暖かい地域で育てる方が安心です。

水やりと土

ガーデニアは乾燥が苦手です。土の表面が乾いたら水をたっぷりあげましょう。夏場は特に日差しも強く水分も蒸発しやすいので、鉢植えでも地植えでも水やりに気をつけてあげてください。冬場の水やりは土の表面が乾いたらあげる程度で十分です。室内でガーデニアを育てる場合は、エアコンの風が当たらないように注意してあげましょう。

土は保湿性のあるものが適しています。黒土に腐葉土などを混ぜたものなどがおすすめです。通気性もあるといいでしょう。黒土と腐葉土を混ぜる割合は、7:3くらいにしてください。

肥料

ガーデニアの肥料は、8月と冬に、1回ずつ肥料をあげてください。化成肥料と油かすを混ぜたものがおすすめです。鉢植えの場合は、2カ月に一回程度油かすをあげると花のつきがよいでしょう。地植えの場合は、冬の肥料は必要ありません。さらに花が咲いたときに、お礼肥として少量の油かすを与えるといいでしょう。

日当たり

ガーデニアは半日影くらいの日当たりを好みます。日当たりのよくない場所で育てると、花のつきが弱くなってしまいます。しかし、夏の直射日光など強い日差しが照りつけるような場所や西日が当たる場所に長時間置くのもよくありません。適度な日当たりの場所で育ててください。

冬は日当たりのよいところに置いてあげましょう。寒さに弱いので、関東から以北では地植えで越冬は難しいでしょう。

植え付け・植え替え

ガーデニアの植え付けは、4〜5月または秋の9月頃がおすすめです。暑過ぎない穏やかな気候の時期に行いましょう。小さい苗の方が根付きやすいので、植え付ける苗の大きさを見ながら選んでください。浅めに穴を開けて苗を植えて、上から土を多めに入れます。たっぷり水をあげて、乾燥に気をつけながら育ててください。腐葉土や藁などをかぶせておいてもいいでしょう。

植え替えは、水はけのよい土を使って2~3年に1回行ってください。

剪定

ガーデニアの剪定は、花が咲いたあとに行いましょう。咲き終わってすぐがおすすめです。ただし、開花してから伸びた枝の先に新たな花芽ができるため、あまりたくさん行わないようにしてください。剪定し過ぎてしまうと、次の年の花つきが悪くなります。

ガーデニアの手入れ方法や増やし方

ガーデニアの手入れ方法や増やし方

ガーデニアの増やし方は、挿し木と株分けがあります。

挿し木

挿し木ならば梅雨に近づく6月〜8月頃に行いましょう。春から伸びてきた新梢を使います。元気がある枝を選んで葉を数枚残して10cmくらいに斜めにカットします。切り口を水に数時間つけてから、赤玉、鹿沼土の単用またはピートモスを加えたものなどに挿し木を半分ぐらいまで挿して、水をたっぷりあげて日当たりのいい場所で育てます。

6月〜8月の時期以外に、3月〜4月上旬、8月下旬〜9月の時期も挿し木ができます。

株分け

株分けは、3月下旬〜4月が適しています。コクチナシのような枝が地を這って成長する種類は、株分けが向いています。ガーデニアの株を取り出して根をほぐしてから、はさみを使って根元から2つに分けます。土は植え付けのときと同じものがいいでしょう。

ガーデニアと同じ科の花

ガーデニアと同じ科の花

ガーデニアは、アカネ科クチナシ属の花です。アカネ科は1万種もの種類の植物があり、アカネ科の花は、アカネ、クルマバソウやキバナカワラマツバ、ハクチョウゲ、ペンタス、ヘクソカズラ、アスペルラ・オリエンタリス、ヒナソウなどいろいろあります。同じアカネ科でも、属の種類が違うと花の色や形もさまざまです。

科や属性で花を調べてみるのも面白いかもしれません。

まとめ

ガーデニアは、和名がクチナシで初夏になると可憐な白い花を咲かせ、甘くて濃厚な香りを漂わせてくれる花です。日本の三香木にも選ばれている花で、その花姿や香りからウェディングブーケとしての需要も高まっています。

香水などの原料として使われるだけではなく、花のあとになる実が染料や漢方としても使われるなど、観賞用以外にも幅広い用途を持っています。寒さと乾燥には弱いので、育てるときは水やりや日当たりに注意してください。

挿し木や株分けなどで増やしていけるので、ぜひガーデニアを育てて初夏の時期は甘い香りと可愛らしい花を楽しんでみませんか。

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