ユーカリグニ―の特徴は?お手入れのポイントと魅力をチェック
ポイントは『透かし剪定』を意識することです。透かし剪定とは、枝や葉が密集しているところを適度に切りながら、反対側が透けて見えるくらいになるよう切る方法を指します。
実際に切るときは、葉の付け根となっている節や主根の付け根から切ると上手くいくでしょう。
摘芯をする際のポイント
摘芯とは、枝先についた新芽を摘み取る作業のことです。成長スピードの速いユーカリグニーは摘芯をしないとグングン大きくなってしまうため、適宜行うことが大切です。
この一手間で、ユーカリグニーの成長をコントロールしたり、理想の形に近づけたりすることができます。
枝先の新芽や葉の節をカットするというシンプルな作業のため、初心者でも簡単にできるでしょう。摘芯をする際のポイントは、躊躇せず思い切り摘み取ることです。
ユーカリグニーがパリパリに!枯れる原因は?
育てやすいといわれるユーカリグニーが突然パリパリに乾燥してしまったら、焦ってしまうでしょう。しかし実際のところ、このようなケースは少なくありません。
では、どのようなことがきっかけでユーカリグニーは枯れてしまうのでしょうか。その原因について解説します。
鉢植えの場合は根詰まりに気を付けて
鉢植えの場合、知らない間に根が成長して植木鉢の壁にぶつかり、底のほうで渦巻いてしまうことがあります。これを『根詰まり』といい、このまま放置すると枯れてしまうケースがあるため注意が必要です。
根詰まりを起こすと、十分に水分を吸収できなくなり、根は弱り葉は落ちていきます。その後、ユーカリグニー全体がパリパリになって枯れてしまうというわけです。
根詰まりの原因は、根の成長にあります。定期的に植え替えをしないと、根が成長しずぎて植木鉢のサイズに収まらなくなってしまうのです。できれば半年から一年程度を目安に、植え替えを検討しましょう。
水切れor根腐れになっている
ユーカリグニーは、乾燥した環境を好むため水やりは控えめでOKですが、あまりにも頻度が少ないと『水切れ』になることがあります。反対に過度な水やりによって土中が湿ると『根腐れ』になることもあるでしょう。
どちらの場合も、ユーカリグニーにとってよい環境とはいえないため、枯れる原因になります。
土の表面がカラカラに乾燥している場合は、水やりの頻度を少しだけ増やしてみるようにしましょう。根腐れの疑いがある場合は、早急に土を新しいものに変えることが大切です。
病気や害虫の対処法
ユーカリグニーが枯れてしまう原因の一つに、病気や害虫の存在があります。早期発見で対処できればよいですが、知らない間に被害が広がってしまうと手遅れになる場合もあるため気をつけたいところです。
もし葉が白っぽくなったり、葉脈が透けて見えたりするようなら『クロロシス』という病気かもしれません。主な原因は土中のミネラル不足といわれているため、それらを補う栄養剤を与えて対策をとりましょう。
葉に白い斑点ができた場合は『カイガラムシ』の可能性が高いです。そのままにしておくとすす病を併発することもあるため、早急に対処することが重要になります。殺虫剤を振りかけたり先の尖ったヘラなどで取ったりして、駆除を行いましょう。
葉の付け根に『アブラムシ』がついている場合は、日頃のお手入れで「水や肥料を与えすぎていないか」を確認した上で、殺虫剤などで駆除します。
まとめ
500~1000種類あるといわれるユーカリですが、その中でもユーカリグニーは人気の品種です。その理由として、日本の気候でも育てやすい、見た目がおしゃれで香りも楽しめる、などがあります。
ただし、理想の形に成長させるには、ユーカリグニーの特徴やお手入れのポイントを知っておくことが大切です。基本的な育て方を把握した上で、剪定や摘芯などのお手入れをしながら、元気で立派なユーカリグニーを育てていきましょう。