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エリカの種類と品種!基本情報や育て方・増やし方も紹介

エリカの栽培方法

エリカを栽培する際には、日がよく当たる風通しのいい場所で、4〜5月に植え付けを行いましょう。

「植え付け」は、土に肥料を混ぜ込んだところに苗を植え付けます。鉢植えの場合は、土が乾ききったのを目安にしてたっぷりの水をあげてください。地植え栽培の場合は、植え付けのとき以外は水やりはしなくていいです。乾燥が気になるようでしたら、土ではなく霧吹き等で葉っぱに水を吹きかけてください。

「肥料」は、品種によって与える時期が異なります。ほとんどの品種は鉢植えの場合、生育期の1月と9月に1回緩効性肥料を与えます。液肥を月に1~2回施すだけでも大丈夫です。地植えの場合は、同じ時期に油かすや骨粉などの有機性肥料を株元から少し離したところに混ぜて使用します。

エリカのお手入れ方法・増やし方

エリカのお手入れ方法・増やし方

エリカは品種によって開花時期が異なる周年草なため、時期によってお手入れの仕方や増やし方が異なります。エリカは花がらを放置しておくと花が早く枯れる原因になります。また、害虫被害を受けやすいためこまめなお手入れが大切です。何に注意をすればいいか押さえておきましょう。

エリカのお手入れ方法

エリカを栽培する上で気をつけておきたいお手入れ方法が2つあります。

1、花がらを取り除く作業です。エリカは開花すると咲いた花はどんどん落ちていく性質があります。落ちた花をそのままにしておくと株への日当たりや風通しが悪くなることから、花が早く枯れる原因になります。花びらが落ちてきたらこまめに取り除いて株がいい状態を保てるように管理しましょう。

2、害虫、ウイルスです。注意したい害虫は「アザミウマ」「アブラムシ」「カイガラムシ」「毛虫」「シャクトリムシ」「ハダニ」です。日当たりが悪く、風通しのないところでの栽培は、カイガラムシが葉の裏や茎に付着する恐れがあります。害虫を見つけたら、歯ブラシでなどでこすり落とすか、殺虫剤を散布して駆除してください。

ウイルスは、「うどんこ病」に注意してください。このウイルスは、若い葉や茎の表面にまるでうどん粉をまぶしたような白いカビが生える病気です。花梗部に付着すると開花を阻害するため注意が必要です。

エリカの増やし方

エリカを増やすためには「挿し木」を行います。挿し木をするには花が咲き終わった5〜7月頃に剪定が必要です。

剪定の仕方は、全体の3分の1~2分の1程の枝を半分の高さまで切り落とします。地植えの場合は背丈が高くなっていることが多いため、伸びた枝だけを切り詰めるようにしてください。

切った枝は枝下の葉っぱを取り除いて水を入れた容器に浸けておきます。浸けたあとの枝は、鹿沼土のみの用土を入れたポットや鉢に穴を掘り、枝の切り口に発根剤をつけて土に挿します。

鉢をビニールなどで覆って適度に水やりを行いながら日陰で管理をしてください。葉っぱが大きくなってきたらいよいよ植え付けに移ります。

まとめ

エリカは品種が多いため、どの種類を選ぶかによって育て方や開花時期が異なります。時期に合わせてさまざまな品種を植えて育てると一年中開花を楽しめます。小ぶりで枝にまとまって花を咲かせるエリカは害虫被害を受けやすい植物のため、栽培方法にも注意が必要です。エリカは湿度管理や水やり、花がら取りなど手間がかかる植物です。非常に育てるのが難しい植物のため、栽培するには園芸中級者以上の人におすすめします。それぞれの特徴を押さえて、正しい栽培方法で家庭菜園を楽しみましょう。

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