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カモミールとは?特徴・種類・効果・使い方・花言葉・育て方を紹介

種まき

ジャーマンカモミールは、春期は3~4月、秋期は9~10月に種まきをします。種まきのポイントは、一度ポットなどに種をまき丈夫な苗を育てましょう。直接土に種をまくよりも病気や害虫の被害にあいにくいのでおすすめです。 1. 育苗用のポットと種まき用の市販の土を用意 2. 種が重ならないように種をまき、土を被せ軽く押さえて固める 3. 日当たりのよい場所に置き、土が乾燥しないように水やりをする 4. 5~6枚の本葉が確認できたら地植えする

苗付け

ローマンカモミールは、市販の苗を購入し、3~6月が植栽時期です。カモミールは、水はけがよく保水性のある土壌が必要です。ハーブ用の市販の土か、自分で配合する場合は、赤玉土:7・腐葉土:3の割合に化成肥料を混ぜましょう。 ・地植え:苗植えする約2週間前に土壌を用意し、植穴を15~20cm間隔で掘り苗を植え付ける ・鉢植え:鉢底石を鉢に敷き、土を入れ苗を入れる

水やり

カモミールは乾燥に強く、過湿を嫌います。品種によっても多少異なりますが、土が乾燥したときに水やりするようにしましょう。 ・ジャーマンカモミール:乾燥しすぎると株が十分育たず、花の収穫も少ない。適度な水やりが必要 ・ローマンカモミール:基本的には乾かし気味に、根腐れを起こさない程度たっぷり水やりする

栽培場所/日当たり

カモミールは、水はけがよく日当たりのよい場所で育てるのが最適です。ただし、真夏の暑さは苦手です。特にローマンカモミールは夏の強い日差しには弱いので、夏場は風通しのよい日がげに移動できるよう、鉢植えやプランター植えがおすすめです。ジャーマンカモミールも日当たりがよく風通しのよい場所を好みます。ジャーマンカモミールは、真夏の暑さを迎える前に花期が終わるので、ローマンカモミールのように真夏の日差しを気にする場所選びは不要です。

肥料/追肥

カモミールの肥料は、種まきや苗付けの前土壌を作るときに少量加えるのが基本です。ジャーマンカモミールは、過剰に肥料を与えると花の香りが弱くなる可能性があるため、最初の土づくり以外、追肥は不要です。ローマンカモミールは、花の収穫後などに液体肥料を薄めにしたものを水やりのように追肥しましょう。

カモミールの花

代表的なカモミールは、白色の花びらに黄色の花芯、フルーティーな香りが特徴です。 ・ジャーマンカモミール:開花時期は3~5月、黄色の中央部分が大きく膨らんでいる ・ローマンカモミール:開花時期は6~7月、花びらが反りあがっている

カモミールの収穫

カモミールの収穫は、花を咲かせた後が目安になります。収穫時期は春から秋にかけ、花びらが反り返る前や黄色の中心部分がふくらんだ頃に行います。ジャーマンカモミールが3~5月、ローマンカモミールは6~7月、ダイヤーズカモミールは5~10月頃。収穫方法は、一輪ずつ収穫するのが基本ですが、株数が多いときは開花7割ほどのときに茎ごとまとめて収穫します。 収穫後の保存方法は、水洗いをして乾燥させるのが一般的ですが、香りが弱くなるので、水気を切り冷凍保存すると繊細な香りが一年ほど保たれます。

カモミールの効能・効果・使い方

カモミールの効能・効果・使い方

カモミールは、リラックス効果に優れているハーブとして知られ、カモミールティーやアロマオイルが人気です。 カモミールに含まれる成分には、皮膚や粘膜の状態を健康に保つ効果があります。また、発汗・利尿作用があり、免疫力を高めるリラックス効果と合わせ、風邪の初期症状におすすめです。気管支炎や花粉症のようなアレルギーを緩和させる効果も発揮しますが、カモミールはキク科植物のため、キク科アレルギーを持つ人は使用する際は注意しましょう。また、平滑筋を落ち着かせる作用があるので、「マザーハーブ」と別名を持ち、女性特有の生理痛や腹痛を和らげます。

ジャーマンカモミール

ジャーマンカモミールは、主にハーブティーとして利用されています。ヨーロッパでは、頭痛・胃痛・風邪・下痢などを鎮める薬草茶として利用されています。ハーブティーのほか、化粧品・香水・食品・入浴剤・ポプリにも利用されています。

カモミールティー:紅茶の違い

カモミールを使ったハーブティと紅茶の大きな違いは、カフェインの含有量です。紅茶の茶葉にはカフェインを含み、香り楽しみながら飲用するお茶です。カモミールを100%使用したハーブティはノンカフェインなので、就寝前に飲用しても影響はありません。最近では、カモミールと紅茶を合わせたブレンドティーも多く出回っています。

カモミールティー:妊娠中

カモミールティーは、妊娠中に飲用するのは控えましょう。カモミールには子宮を収縮させる作用があるので、カモミールティーを引用し続けると、子宮収縮を促し、流産する恐れもあるので注意しましょう。

ローマンカモミール

ローマンカモミールは、主にハーブオイルとして利用されています。ジャーマンカモミールと同様にハーブティーをはじめ、アロマテラピー・入浴剤・ポプリ・化粧品・芳香剤・グラウンドカバーに利用されています。

エッセンシャルオイル

カモミールで作るエッセンシャルオイルは、毎日のボディケアにおすすめです。カモミールに含まれている精油成分は、アズレン・テルペンアルコール・ノニル酸・カプリン酸など、鎮静作用があるものもあり、乾燥した肌のかゆみを緩和する効果や、やけど跡を薄くする効果も期待できます。

エッセンシャルオイルの作り方 1. ローマンカモミールオイル:2滴 2. ラベンダー:1滴 3. ホホバオイル:10ml 1~3を混ぜ合わせます。

カモミールの由来と起源

カモミールの由来と起源

カモミールが日本には江戸時代末期、西洋医学の民間薬としてオランダから伝わりました。カモミール名は、ギリシャ語で、「Chamai:大地の」「Melon:りんご」という意味合いから由来しています。原産国ヨーロッパではさまざまな場所で栽培されています。踏みつけられても育つ繁殖力の強さから、特にイギリスでは、忍耐と謙虚さの象徴とされてきました。

カモミールの花言葉

カモミールの花言葉

カモミールの花言葉は、逆境に耐える・逆境で生まれる力、清楚・あなたを癒やす、2つの種類の意味合いが込められています。カモミールの外見の可憐さに反し生命力の強さから逞しい言葉と、太陽や神々に捧げるハーブ・リラックス効果があるという意味合いの2種類から表現されています。

カモミール花言葉:英語表記

Patience in adversity・Energy in adversity。逆境への忍耐・逆境へのエネルギーとして表現されています。

カモミール誕生花/国花

カモミールの誕生花は、2月14日・3月14日・11月3日です。カモミールは、ロシアの国家とされています。

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