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アンスリウムの花の特徴とは?品種別の違いや育て方・花言葉も

土作り・水やりとその他の注意点

アンスリウム用の土は、同じ割合の鹿沼土・パーライト・ピートモスを混ぜて作ります。植え付け・植え替えの場合は土で満たした鉢に根が入る程度の穴を開け、周囲を埋めていきましょう。肥料は開花期と同じ5月から10月に緩効性肥料を規定量通りに与えます。

アンスリウムの花を咲かせる時に難しいのが水やりの方法です。アンスリウムは高温多湿を好む一方で、湿度が高すぎても枯れてしまいます。春から秋は鉢の土が乾いてからたっぷり水を与えて土を湿らせなければいけませんが、冬は時々スプレーで土の表面を湿らせるくらいで大丈夫です。

水やりを夏の暑い時間帯に行うと煮えてしまうので、夕方や夜間など涼しくなってから行いましょう。なお、栽培方法に関する注意点ではありませんが、アンスリウムの花は犬や猫などのペットには毒になります。室内でペットを飼っている場合は、アンスリウムの花を食べさせないように注意が必要です。

アンスリウムの手入れ方法

アンスリウムの手入れ方法

アンスリウムの土を作ったら、鉢底石を敷いた植木鉢に土を入れ、株を立ててから土で埋めていきます。アンスリウムの花を枯らさないためには、土は水はけ・水持ちが良くなければならず、風通しが良い場所に鉢を置かなければいけません。さらに、直射日光やエアコンの風にも弱いため、間接的に光・風を当てる必要があります。

また、アンスリウム特有の手入れ方法として、葉と花(仏炎苞)に付いたホコリを定期的に拭き取ることがあります。ホコリを見付けたら、葉・花を傷付けないように注意しながら、少し濡らした布巾かティッシュで拭き取ってください。

植え替えと挿し木・株分けの方法

アンスリウムは鉢に入れられて販売されていることが多いので、すでに成長しているようなら根腐れを防ぐために植え替えが必要です。花が咲かなくなって冬を越したアンスリウムも、特に問題なくても毎年植え替えましょう。植え付けと同じく時期は同じ5月から10月で、鉢を大きくして配合土入りの土に植え替えるだけです。

挿し木にする際は、茎を上から15cmほどの長さで切り、葉を2・3枚だけ残して落とします。2週間ほど水栽培すると根が出るため、鉢に植え替えましょう。株分けも、植替えの時期に子株の根をほぐしながら親株から離し、通常の植え替えと同じ方法で鉢に入れるだけです。

アンスリウムの害虫と駆除方法

アンスリウムの花は病気にかかりにくいですが、害虫には注意が必要です。アブラムシ、ハダニ、カイガラムシ、ナメクジなどがアンスリウムの葉や花に付く主な害虫で、放置するとかんたんに枯れてしまいます。箸やセロハンテープを使って直接取り除けますが、気持ち悪ければそれぞれの虫に適した殺虫剤を使ってください。

ただ、カイガラムシの成虫は殻があり殺虫剤が効かないため、アンスリウムの花を傷付けないように注意しながらブラシや放水で落とさなければなりません。

まとめ

熱帯を思わせる鮮やかな花を付けるアンスリウムは、日本でも鉢植えでかんたんに育てられます。挿し木や株分けで増やせますし、寒さに気を付ければ冬を越すのも難しくありません。ちょっと変わった花を育ててみたい方は、ぜひアンスリウムの栽培に挑戦してください。

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