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アガベの種類・品種まとめ|特徴や育て方、お手入れ方法も紹介

アガベとはどんな植物?

アガベとはどんな植物?
アガベは多肉植物、サボテンの仲間です。手間がかからず育てやすいので鉢植えにして部屋のインテリアとして飾ったり、温暖な地域では庭に植えて育てたりできます。生命力が強いので初心者の人でも失敗が少なく手軽に楽しめるアガベ。多肉植物といわれてもどんな生態なのかよく知らない人もいるかもしれません。アガベについて詳しく紹介します。

アガベの基本情報

科・属リュウゼツラン科アガベ属
和名竜舌蘭(リュウゼツラン)
英名Agave、Century plant
学名Agave
花の色グリーン、オレンジ、白など
原産地中南米、西インド諸島など
開花時期夏(5月下旬~8月上旬)
アガベは、リュウゼツラン科リュウゼツラン属の植物です。英語名は「Agave」、学術名も「Agave」です。和名の場合は、竜舌蘭(リュウゼツラン)と呼ばれます。蘭の字が使われていますが、蘭の仲間ではなく、先端が尖った葉がロゼット状広がっています。アガベの種類はたくさんあり、世界中に300種以上もの種類があるといわれています。

アガベの特徴

アガベは多年草で種類が豊富ですが、大きさもさまざまです。直径5cm程度の小さな部屋でインテリアとして楽しめるようなものから、5mを超すような大きなものまであります。葉の色や形もいろいろあるので、楽しみながら育てられるでしょう。茎がなく直接葉が生えているように見えますが、実は短い茎がありその先に多肉の葉が伸びています。アロエと似ていますが、アロエはユリ科アロエ属の植物で、アロエは幹がありますがアガベは茎が短いという違いがあります。

多肉植物の一種

アガベは耐暑性にも耐寒性にも優れています。強い日差しや乾燥など過酷な環境の中でも比較的丈夫に育つので、幅広い地域で元気に生育できる植物です。多年草で成長がとてもスローペースなので、一度植えると何年も楽しめます。アガベの種類によっては、花を咲かせるまでに数十年の時間がかかるものもあります。

アガベの原産地は?

アガベの原産地は、北アメリカの南部や、中央アメリカ、西インド諸島、南アメリカ北部などです。日差しが強く乾燥している地域でも元気に育つので、これらの地域では野生のアガベの種類が見られるでしょう。

花は黄色

アガベの花は黄色です。ロゼット状に広がった葉の中心からまっすぐ上に花茎が伸びていき、先端に花が咲きます。さまざまな種類があるので、花の形状もいろいろありますが、黄色のほかにもグリーン、オレンジ、白などの花を咲かせます。開花の時期は夏です。アガベは一度花を咲かせると、その株はそのまま枯れてしまいます。花が咲くまでに長い年月がかかり、花が咲くとその役目を終えたかのように石化して枯れてしまうアガベ。アガベの花が見られるのはとても貴重です。そのため、100年に一度だけ開花する植物という意味で「century plant」と呼ばれることもあります。

アガベはテキーラやシロップの原料

アガベは観賞用としてだけではなく、実は私たちの身近な生活の中の食用の材料としても使われています。大きくなった茎はテキーラの原料として使われます。また、花茎の樹液を煮詰めるとシロップになり、「アガベシロップ」として販売されています。テキーラに使われるアガベの種類は、メキシコの限定された地域で作られるアガベ・テキラーナという品種です。蒸留方法も、指定された作り方でてきたお酒だけをテキーラと呼びます。

アガベの種類・品種

アガベの種類・品種
アガベの種類は世界中で300種類以上ありますが、その中でも日本で馴染みのある種類をいくつか紹介します。アガベはお花屋さんやホームセンターなどでも年間通して販売されているので、お気に入りのものがあれば手に入りやすいでしょう。ただし、珍しい品種や交配種などのアガベは一般には流通していないことも多く、インターネットで探した方がいいかもしれません。

アオノリュウゼツラン

アオノリュウゼツランの学名は、Agave americanaです。斑などは入っていない、シンプルな印象のリュウゼツランです。大きさは直径が3mほどにもなる大型の種類になります。耐寒性に優れているので、庭の地植えで育てられます。葉にトゲがあるタイプです。

雷神

雷神と日本の名前がついていますが、学名はAgave Potatorum Zucc.です。大きさは直径20~25cm程度の小型の株です。葉の外側にトゲがあるタイプで、先端は尖っています。波を打つような独特の葉の形が人気で耐寒性もあるので、室内のインテリアとしてまたベランダのガーデニングの種類としても育てやすい初心者向けのアガベです。

フキアゲ(吹上)

フキアゲの学名は、Agave stricta SALM-DYCKです。直径50~60cmほどに育ちます。葉の先端が尖っていて、細く放射状に広がって伸びます。その葉の様子がハリネズミをイメージさせる種類です。フキアゲは耐寒性があるので、暖かい地方なら屋外で育てて越冬させることも可能です。

吉祥天(パリー)

吉祥天は、学名Agave parryiと呼ばれます。中型の大きさで青白いきれいなロゼットの葉を持ちます。成長すると70cm程の大きさになる中型の種類です。トゲは太くて大きく、ゆっくり成長して3mを越える花柄を伸ばして黄色い花を咲かせます。アガベの種類の中でも耐寒性に優れていて、マイナス10度以下の環境で耐えられる種類もあります。日本の寒い地域でさえも地植えや室外で越冬できる可能性のある強い種類です。

アメリカーナ

アメリカーナは、青の竜舌蘭とも呼ばれアガベの中でも大型の品種で、生長すると高さが1~2mにもなります。葉の色がマットな質感で青っぽく、室内のインテリアとしても、商業施設のインテリアやシンボルプラントなどとしてもよく使われています。もちろん地植えでも楽しめます。寒さにはとても強く、乾燥した環境でマイナス8度まで耐えられるので、屋外での越冬も可能です。

笹の雪

笹の雪の学名は、Agave victoriae reginae。丸くボウルのように葉が重なって成長する見た目がかわいらしいアガベです。成長すると直径が50cmほどになります。葉は濃い緑色で白いペンキで縁取りしたようなデザインです。葉の先に尖ったトゲを持ちます。見た目のかわいさとは違いトゲが刺さると危険なので、笹の雪の置き場所には注意が必要です。

チタノタ

チタノタは学名がAgave titanota、葉は多肉植物らしく青みがかった肉厚で広い葉を持っています。また葉の周りを白いサメの歯のようなトゲが覆っているのも特徴です。成長すると直径30〜60cm程度まで育ちます。小型種ですが寒さにとても強く、高い気温と日照が必要なので室内よりも屋外での栽培が向いています。温暖な地域なら地植えで越冬できます。

アテナータ

アテナータはアガベの中でも人気の高い種類です。白粉をまぶしたような淡いライムグリーンの葉が美しく、柔らかい葉をつけます。また、茎が短いのがアガベの特徴ですが、生長すると茎が伸びていくのもアテナータの特徴です。耐寒性がありますが、ほかのアガベのように葉が固くないため、室内の栽培が適しています。夏場の直射日光も避けましょう。

アガベの育て方・栽培方法

アガベの育て方・栽培方法
アガベは耐寒性も耐暑性にも優れた多肉植物で、初心者にも育てやすくおすすめですが品種が多いため、それぞれの特徴にあわせて水やりや植え替えなど手入れをしてあげる必要があります。また病気や害虫がいると枯れてしまう原因になるので、選ぶときも気をつけましょう。葉の形が歪んでいないか、色艶がいいか、害虫が葉の裏側についていないかなどもチェックしてください。また根がしっかり張っていてずっしりと重いものがおすすめです。

種まき、苗木の植え付け時期と方法

種まきは4月〜5月が適しています。暖かい日に行いましょう。土は水はけのよいものを選んでください。鉢植えで育てるなら多肉植物用の培養土がおすすめです。植え付けたあとは、あまり根はいじらないようにして、水やりは植え付けた日ではなく2~3日たってからあげましょう。関東よりも北の場合は、少し気温が高くなる5月〜6月ごろがいいでしょう。

土作り・水やり・肥料の与え方

土は水はけのよいものならば、多肉植物の専用土以外にも小粒の赤玉土や軽石、鹿沼土などを配合したものを使ってもOKです。水やりは春から秋にかけては、土が乾いたらあげてください。冬場は休眠状態のまま越冬させるので、月1~2回程度の水やりで十分です。肥料は、春から秋にかけてはアガベの生育期にあたります。緩効性肥料を2カ月に1回程度あげてください。もしくは10日に1回速効性のある液体肥料を使うのもおすすめです。

植え替え・鉢替えの時期と方法

アガベの植え替えは、2年に一度程度暖かくなってきた4月から5月ごろに行います。1〜2まわり大きな鉢に植え替えてください。植え替える前はあまり水をやらずに根を乾燥させておきます。植え替えたあと2~3日経ってから水を与えてください。育ちすぎて根がいっぱいになってしまうと十分に生育ができなくなります。真冬はアガベが休眠状態に入っているので、植え替えしないようにしましょう。

手入れ方法

アガベは太陽の光が当たる場所で育てましょう。品種によって特徴があるので確認してください。多くのアガベの種類は耐寒性があり、冬も屋外で越冬できるものもあります。

増やし方

株分けは、4月から5月が適しています。アガベの子株が出てきたら植え替えするときに株分けしましょう。ハサミで子株を切り取って、子株の大きさに似合う鉢に植え替えます。植え替えてからすぐは水やりをせず、2〜3日経ってからあげてください。

気をつけたい病気や害虫

アガベにつく害虫や病気もあります。春から夏にかけての時期は黒星病が発生しやすくなります。また秋から冬にかけても、さび病が発生するので注意が必要です。葉に病気があるのを見つけたら、その部分を切り取ってください。
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