MENU

アベリアの種類・品種まとめ|特徴や育て方、おすすめの品種も紹介

手入れ方法

アベリアの手入れとしては、植え替えと年2回の肥料やりに加えて定期的な剪定が必要です。剪定の対象となるのは、風通しの悪さを招く伸びすぎた枝です。形を整える目的で枝の刈り込み剪定を行うこともできます。時期は真冬と開花前を避け、4月から8月を目安としてください。

アベリアはとても丈夫なため、真冬以外は強剪定を行えます。枝の分岐部分を根本から切断するだけです。剪定や植え替え・肥料やり以外は、基本的にアベリアの手入れは必要ありません。むしろ、過度な水やりはアベリアに悪影響なため、土が乾燥した時以外は水をやらないほうがよいかもしれません。

増やし方

アベリアの増やし方は挿し木による方法で、初心者でもかんたんに行えます。最適な時期は、枝が伸びやすい6月から9月頃です。事前に以下のものを準備してください。

  • 剪定バサミ
  • 園芸用ナイフ
  • 発根促進剤
  • 挿し木用土
  • 植え付け用の鉢

湿度が高いか雨が降っている日を挿し木の採取日に選び、鉢に挿し木用土を満たします。勢いがある枝を10cmほど剪定バサミで切ります。葉は上部に5枚ほど残して取り除いてください。枝の切り口は、吸水性を高めるため園芸用ナイフで斜めに切りましょう。この後、約1時間水に浸けておきます。

1時間経ったら切り口に発根促進剤を塗り、倒れないように挿し木を鉢に植えれば完了です。根を張るまでは湿度を維持する必要がありますから、乾燥する時期は透明なビニール袋を被せるなど工夫してください。

気をつけたい病気や害虫

アベリアは病気・害虫にも強いためデリケートになる必要はありませんが、ある程度の注意は必要です。病気は葉・茎の表面に白いカビが生えるうどんこ病になる可能性があります。うどんこ病はベンレート水和剤で治療できます。

アベリアに付く害虫の主な種類は、アブラムシ、カイガラムシ、ハムシなどです。スミチオンを散布して駆除してください。

まとめ

アベリアは力強く根を張って枝を広げるとともに、小さな花を無数に咲かせる優美な植物です。代表的なアベリア・グランディフローラを含め、どの種類も街路樹や観賞用として人気があります。また、ほとんど水やりが必要なく病害虫にも強いため、初心者でもかんたんに育てられることもメリットです。

コンパクトなカレイドスコープのように、鉢植えで育てやすいアベリアも販売されています。ご家庭でアベリアを育ててみてはいかがでしょうか。

1 2
よかったらシェアしてね!